CATV [Cable Television] ケーブルテレビ |
従来のテレビのようにアンテナから電波を受けるのではなく、通信ケーブル(光ファイバーケーブル)を媒体とするテレビ放送。民放、CATVのオリジナル放送の他、BS ・CS放送も見られるが、最近出てきたパーフェクTVなどのデジタル多チャンネル放送はさすがに回線容量が追いつかないらしい。最近はホームセキュリティや医療サービス、ゲーム会社などと組んでマルチメディア展開を目指している。
北海道各地のCATV会社もインターネット接続が各地で計画されているが、SCAT(札幌)は何もしないつもりらしい。
Cc: [carbon copy] カーボンコピー |
電子メールのコピーを、自分以外の宛先へ参考として送りたい場合に指定する宛先欄。bcc:と違って受取人は誰にコピーを配布されたか知ることができる。
CD/Carrier Detect [carrier detect ] キャリアディテクト |
モデムやシリアル通信においてキャリア波の送信を検出したことを知らせる信号。モデムではこのキャリア波を変調することにより情報の伝達を行ない、CDと書いてあるLEDがちかちか点灯する。夜中に電気を消してこれを見つめていると、あなたの意識がTCP/IPネットワークに乗って網間を漂います。
CD [Compact Disc] シー・ディー |
1982年にSONYとPhilipsによって規格化されたデジタルデータ記憶装置。最初は音楽用として規格化されたが、後にコンピュータ等で扱うデジタルデータの記憶媒体として広く普及し、最初はパソコンのマルチメディア化に貢献したが、現在は足枷になっている。読みとり装置は年々高速化し、最近では24倍速が主流になりつつあるが、ここまで早くなると今度はディスク自体の表面塗装の重さのせいで安定回転できなくなって読み取り不能に陥る場合もある。
娘:「おばあちゃんそこに置といたSM●PのCD知らない?」
婆:「食べた」
(C)嘉門達夫CD Extra/ 音楽CDプレイヤーで再生するオーディオデータと、コンピュータで利用するデータを1枚のCDメディアに記録するためのフォーマット。なんか最近のオーディオCDで、ビデオクリップやアルバムジャケットの画像を納めたCDがたまに出回っている。
CD-DA/(Compact Disc Digital Audio) いわいる音楽用CDのコト。音楽用CDのフォーマットはSONYと蘭Philips社によって82年に規格化された。この規格は、企画会議中の乱闘で規格書の表紙が赤く染まった事からRED Bookと呼ばれている。RED Bookで規定している1セクタの大きさは2352bytesで、さらに1セクタを1フレーム24bytesのフレーム98個に分割していて、任意のセクタは「分:秒:セクタ番号」の形式で表わすことができる。CD-DAの収録時間はオーストリアの作曲家W・ベートーヴェン、親日家で有名な指揮者であるF・カラヤン両氏との会談のもとに74分と規定された。これによって第九交響曲の演奏時間が74分になったのは有名な話であるが、初期のCD製造技術ではCDの最大容量を60分とするのが精一杯だった。ただし現在では当初の予定の74分まで記録できるようになっている。当時の開発者達の、血と汗と涙が感じられる。
CD-G/(CD-Graphics) CD-グラフィックスとも呼ばれる。音楽用CDの物理構造はそのままで、セクタの未使用部分を利用して静止画像を格納したCDの規格。専用のプレイヤーが必要で、一昔前は一部のカラオケタイトルなどによく見られたが、今ではすっかり見かけなくなった。
CD-I/(Compact Disk Interactive) CD-ROMを発展させて家庭用マルチメディア媒体とする目的でPhilipsとSONYによって86年に提案された規約。CD-Iの規約はGREEN Bookと呼ばれ、単にタイトルのデータフォーマットを規定するだけでなく、再生用プレイヤーのCPUやOSまでを含めて規定している。CD-I規約の動画ファイル自体はMPEG-1にて圧縮されたデジタルビデオであるが、同じようにMPEG-1で圧縮されたデジタルビデオを扱うメディアフォーマット「Video CD」と互換性がなかったことと、対抗するVideo CDフォーマットがCD-I DVをも取り込んでしまったために最近ではすっかり見かけなくなった。
Video CD/ 映画などの動画をMPEG-1方式で圧縮し、CDに収めたタイトル。またはそのフォーマット。専用のVideo CDプレイヤーが販売されているが、32bitゲーム機のセガ・サターンに再生用モジュールを組み込むことでも再生が可能。ソフトウェアによるMPEGデコーダを用意すればパソコン上でVideo CDを再生することもできる。まあ例によって映画以外にカラオケのデータを収めたものが多い。現在ではプレイバックコントロールなど、より一層インタラクティブ要素を拡張したVideo-CD Ver.2.0フォーマットで収録されたメディアも出回っている。コレって DVDとどう違うのかね?
CD-R/(CD Recordable) 汎用円盤刻印器。専用のディスクはフツーのCDと違って黒みがかった緑色でちょっとキレイ。昔は売り物のCDなんかと値段が変わらなかったのに、今では量販店なんかに行くと一枚数百円で売っている。
CD-ROM/(Compact Disc Read Only Memory) 本来は音楽用のCDを使用して、文字や画像などコンピュータで処理できるデジタルデータ一般を記録させるようにしたもの。音楽用CDの製造プロセスをそのまま利用できるため、CD-ROMドライブの製造やCD-ROMタイトルの製造は非常に低コストで行なえる。CD-ROMの規約はYELLOW Bookと呼ばれる。次は黒か?そりゃ「ぷれすて」か...
CD-RW/(CD-ReWritble) 何度でも消去、書き込みができるんだって。欲しいなぁ...
CDFファイル [Channel Definition Format file] シー・ディー・エフ・ファイル |
Webサイトのコンテンツを情報提供者が望む形でパッケージ化して提供可能にするチャンネルを実現するための情報ファイルフォーマット。よくわからん。よくわからんと思ったらMicrosoftが提唱したモノだった。現在W3Cで標準化が進められている。CDFファイルの内部にはチャンネルの名称、更新スケジュール、チャンネル内に含まれるサブチャンネルなどの情報を持っている。WWWサーバの管理者はこのCDFファイルを用意することによって、物理的なWebサイト内のディレクトリ構造などとは無関係にWebサイトのコンテンツ情報を構造化された形で提供できるようになるんだって。やっぱりよくわからん...
CERN [Conseil Europeen pour la Recherche Nucleaire] セルン/サーン |
欧州粒子物理共同研究所。始めは自分たちが利用するつもりでWWWの基本プロトコルを提唱して初期開発を行ったが、まさかインターネットが商用解放されて今みたいになるとわかっていたらもっと柔軟性のある規格を決めていただろう。
しかし、wwwの開発者達はインターネットがメジャーになっても自分達の権利を主張しまくって金儲けを目論んだりしりしなかったので、今でもインターネット上のサービスは無料が基本となっている。拍手!
http://www.cern.ch/
CG検定 シー・ジーけんてい |
文部省認定の画像情報育成処理者試験。89年にデザイナーからエンジニアまでを対象にコンピュータグッラフィック関連分野の共通知識の明確化、技術の育成と知識の共通化を図るため研究会が発足し、91年度より画像情報教育振興会認定試験として実施された。1〜3級まであって、1級では自作品提出やプログラムの実技もあるらしい。この資格を持っている人は、試験の内容よりもこの検定を受ける気になった面ですごいと思う。もしこの手の資格がないとコンピュータグラフィックやデザインの仕事ができなくなったっら、みんな仕事なんかやめてしまうだろう。
CGI [Common Gateway Interface] シー・ジー・アイ |
ユーザーからの要求によってサーバ側で実行されるプログラム。よく見る「あなたは29351人目のお客様です」や、サーチエンジンの検索システム、チャット、伝言板などに使われている。貧弱なHTMLを補強して、ホームページをバラエティにする反面セキュリティの問題が残るので、どこでもこれをやるときはCGIの処理を受け持つ専用のサーバを立ち上げ、セキュリティを万全にする必要がある。
CHAP [Challenge Handshake Authentication Protocol] チャップ |
PPPなどにおけるユーザー認証方法の1つ。PAPと違って,ユーザー名やパスワード情報をそのまま流さないので、安全性が高いらしい。CHAP認証では、最初にPPPサーバがChallenge Valueという認証のたびに乱数を変更する数値をクライアントに渡し、PPPクライアント側でこの値とユーザー名、パスワードの組を元にして関数値を計算し、それを返す。PPPサーバ側では,受け取ったメッセージダイジェスト関数値と、自分で計算した関数値を比較して同一ならば接続を許可する仕組み。Challenge Value値は毎回異なるようになっているので、ユーザー名とパスワードが一致してもメッセージダイジェスト関数値は基本的には同じにならない(同じになる可能性もありえるが)そのためたとえ通信回線を盗聴されても、不正利用される可能性は低い。しかしあくまで「可能性が低い」だけで、解読が不可能な訳ではないので注意!何度も言っているように、コンピュータの世界に「完璧なセキュリティ」なんてモノは存在しない。
CI-Net [Construction Industry Network] シー・アイ・ネット |
建設省の外郭団体である建設業振興基金が中心になって開発した、建設業界の取引を処理するためのコンピュータネットワーク。ゼネコン(総合建設会社)、設備業者、資材・機材メーカー、下請け工事業者などを対象にした建設業界の標準EDI(電子データ交換)システム。帳簿と図面の両方を扱えるために実用性が高まり、導入コストも低価格なために、導入する企業が増えている。(らしい)
CISC [Complex Instruction Set Computer] シスク |
アセンブラレベルでの高度な命令セットを提供するプロセッサ。または動きの鈍い大学生がいるプロセッサ。これについてはumz氏が主催するサイト「窓と林檎の物語」のコラム「動きの速い幼稚園児・完全版(前・後編)」に大変わかりやすく紹介されているのでこちらを参照。
「窓と林檎の物語」(http://www2.tky.3web.ne.jp/~umz/AM/)【対】RISC
CIX [Commercial Internet eXchange] キックス |
インターネットの商用利用を推進するための組織。日本ではNSPIXPがこれに当たる。
Cookie/MagicKookie クッキー |
テキスト入力フィールドに入力された文字を、ブラウザ側に記憶させる命令。オンライン受付やチャットルーム、伝言板等によく使われている。余計なお世話だっての・・・でも、何でクッキーって言うんでしょうね?知ってる方いたら教えて下さい。
COOL クール |
CP/M [Control Program for Microcomputer] シー・ピー・エム |
現在はNovellに買収された米Digital Research社の社長で、コンピューター業界一不遇な男であるGary Kildall氏が開発したマイクロコンピュータ用のディスクオペレーティングシステム。当初はIntel 8080マイクロプロセッサ用に開発されたが、後に8086、MC68000、Z8000版も開発された。CP/Mはシングルユーザ・シングルタスクのOSであるが、後にマルチタスク用の製品も発売された。Microsoft社のMS-DOSの元祖で、DECのミニコン用OSのTOPS-10やRSX-11などを模範として、同じような操作環境を持つ8bitマイコン用OSとして開発された。システム基本はシステム入出力部分(BIOS)、基本OS部分(BDOS)、コマンドインタープリタの3つの部分からなっていて、簡単に移植することができる。
当初IBMがパソコン業界に参入する際に標準OSとして採用するつもりだったが、Gary氏とそり合いがあわず、その仕事は当時創立して間もないMicrosoftへ振られた。MSは即座にCP/Mのコピー製品を開発していた個人からソフトの権利を買収してちょっといじくってから市場に投入することにより巨万の富を得るきっかけとなった。ちなみにGary氏はその後自家用機の事故で亡くなっている。この業界に「たら・れば」はないと言われているが、もしIBMの仕事をDigital Research社が受けていれば今のPC業界はどうなっていただろうか......合掌。
CPU [Central Processing Unit] シー・ピー・ユー |
中央演算素子。コンピューターの心臓部にあたるもので、人間でいうと頭脳にあたる。SEGAのドリームキャストは128までの数字を数えることができる超高性能なCPUを搭載するらしい。最近ではMPUと呼ぶほうが主流になっている。中身は同じ。
CRT [Cathode Ray Tube] シー・アール・ティー |
暖房用に用いられる巨大な真空管。希に画面表示に用いられることもある。発明者の名を取ってブラウン管とも呼ばれている。
CU-SeeMe [See You - See Me] シーユー・シーミー |
米コーネル大学で開発された電子会議用ソフトウェアの名称。インターネット環境で利用することが可能で、インターネット上のCU-SeeMeに参加すれば世界中のCU-SeeMeユーザーとビデオ会議を行なうことができる。要英語力、制服貸与、足抜け不可。
Cyberdog サイバードッグ |
C言語 [C language] シーげんご |
70年代後半に米国のベル研究所で開発された高級言語。UNIX用のOSがC言語で記述されたことから注目を集め、現在では数多くのアプリケーションがこれで書かれている。B(BASIC)の次はC、その次はD。
C++/ Bjarne Stroustrup氏によって開発された、C言語を改良したオブジェクト指向の言語処理系。当初はC言語を出力するプリプロセッサとして開発されたが、C言語と完全に上位互換であり、移行が容易なので今やこっちのほうがすっかり主流。この手の高級言語になると、単純な機能を持っている小プログラムを集めた「ライブラリ」の中から必要な機能を選んで組み合わせ、必要があれば部分部分を改造してプログラムを作る「使い回し型」が主流となっており、これを称して「オブジェクト指向」と言うそうな。