はじめに
オズワルドと言うお笑い芸人がおります。僕は「おぎやはぎの再来だ!」と喜んでおり、大ファンになってしまいました。
その中で話術が達者(かなりの話術です)な方を伊藤さんと言います。ちなみに伊藤さんの妹さんは伊藤沙莉(さいり)さんと言い、オズワルドよりも先に女優とデビューして大成功しております。
その伊藤さんですが売れない時代はずっとキャバクラのボーイをやっていたみたいで、何かトラブルが起こると伊藤さんが出ていって問題解決をしていたそうです。ついた異名は『ゴタ消しの伊藤』。伊藤さんの特技は”土下座”でなんの躊躇もなく土下座できるそうで、伊藤さん曰く「土下座で済むならこんなに簡単な事はない」との事。
さて、『ゴタ消し』の『ゴタ』とは店と客とのゴタゴタ(いざこざ、クレーム)からきております。
ちなみにですが、おぎやはぎの矢作さんもサラリーマン時代に社内でトラブルが起こると「矢作を呼べ」と社長から命令が入り、揉め事を見事に解決していたそうです。業界は違えども両者とも凄いですね。
さて、僕も20代の頃は結構キャバクラに行っておりました。
夜の蝶こと、キャバ嬢
現在、関東は緊急事態宣言及びまん防の為、飲食(お酒を提供する)店は開いてないと思いますが、晴れてコロナの脅威に世界が打ち勝って、大手を振ってお酒を飲める状況になったら、気持ちが大きくなって、2次会、3次会でキャバクラに行く人もいるでしょう。
僕はもうそういう店にはいきませんが、ぼったくられないように経験者としていくつかアドバイスをしておきますね。
(ぼったくりと言っても店側としては正規の料金として扱っているのでメニューをきちんと読まなかった客側が悪いと言う面倒なことになります)
1.女の子のドリンク料金を聞こう!
キャバクラに行くと、隣に女の子がつきます。そこでお喋りするわけですが、ほとんどの女の子は「私も一杯いただいてもよろしいですかぁ?」って言ってきます。
簡単に言うと「私にも酒を飲ませろ」です。これ、本当に女の子がお酒を飲みたいわけではなくて、売り上げノルマを増やすためです。いきなり夢を壊すようで申し訳ないです。
大抵「1杯までならいいよ」と言ってしまうと思うのですが、その際に「女の子のドリンクってこの店はいくら?」と聞いておくと安心です。相場は一杯1000円です。「高っ!」と思うかもしれませんが、これでも安い方。高いところは3000円とかします。”1時間4000円ポッキリ!”と店に入っても、1杯3000円のドリンクを2杯飲ませると、4000+(3000×2)=10000円となるわけですね。「え?4000円ポッキリって言ったじゃん!」とゴネても「女の子にドリンク飲ませましたよね」と言われて、こちらの分が悪くなってしまいます。
なので、1杯奢る覚悟はするとしても値段だけ聞いておきましょう。
2.自動延長の有無を確認しよう!
これ、何気に一番大事です。60分4000円ポッキリだとしても、61分経つと8000円になります。1分でも過ぎると延長になります。これが『自動延長』です。
これは怖過ぎるんですよね。悪魔的発想!地獄のシステムです。
ただ、この自動延長は回避できます。店に入ったら最初にボーイに「この店は自動延長ですか?」と聞きましょう。結果が自動延長であれ延長前に声をかけてくれるシステムであれ、「延長時間5分前になったら教えて」と言っておきましょう。
これで自動延長システムを回避できます。「延長5分前に声かけてくれなかったじゃん!」と言えるのでこちらに分があります。
3.”中間”制度を使おう!
さぁ、ドリンク料金の確認も延長の問題も無くなりました。これで安心して飲める訳です。でも楽しく飲んでても正直「今いくら位の料金になってるんだろう?」って思いますよね。
財布と相談ですから。楽しくなりすぎて思う存分飲んだ結果、物凄い金額になると気分的に後悔しますよね。
そう言う時は女の子に「中間ちょうだい」と言いましょう。”中間”は”ちゅうかん”って読みます。女の子はその旨をボーイさんに伝えてくれて、その後に金額が書いた紙を持ってきてくれます。これが”中間伝票”と言う「現時点で総額いくらになっているのか?」を教えてくれる貴重な情報です。
これは正当な権利なのでケチくさい客だと思われてもちゃんと”中間”は聞いておいたほうが良いと思います(ワンセットで帰るなら別ですが)
中間伝票もらって、「あぁ、まだこの位か。なら延長しようかな?」なんて言うと逆に「お金に余裕がある人だ、かっこいい!」と思われるかもしれません。
4.支払いは現金の方が良い!
さて、金額もわかって楽しく飲んだ、さぁお会計!のとき、さっとカードを出して「これで」って言うのがスムーズですよね。そこで女の子やボーイはカードの種類をみて「あぁ、この人は金持ってるなぁ」と判断してくれます(残酷な話ですが、誰でも持てるようなカードだと裏であだ名をつけられます。「楽○カードマン来たよ」とか)。
だが、ここに罠があるんですよ。
“クレジットカード払いの場合は別途手数料がかかる”場合があるんです。その場合大抵手数料は驚きの10%である事が多いです。
みんなで飲んで5万円だったとしましょう。
「うわー、5万円かぁ、結構遊んじゃったなぁ。ちゃんと割り勘しなければ!」と思いながらまとめてカード払いすると、なんと55000円でカードが切られるんですよ!消費税もびっくりです。
なので、これもケチくさいと思われるかもしれませんが、事前に「クレカ使ったら手数料かかりますか?」って聞いておいた方が良いと思います。店側はこう言うふうに聞かれたら説明責任ありますからね。もし手数料かかる場合は「10%かかります」とか言ってくれます。
それでもカードを使いたい人はカードを使えば良いでしょう。でも、お財布に現金があったら現金で払った方が絶対得なんです。現金足りなくても近くにコンビニATMがあれば、複数人で言った場合「ちょっと俺お金おろしてくる。待ってて!」ってのが通用します。
手数料の金額払うくらいなら、女の子にドリンク飲ませた方が好印象ですからね。
5.手数料は諦めろ!
これ、最後に書いたんですけれど、大抵のこう言う系統の記事だと一番最初に書いてあると思います。要は手数料(フィー)達ですね。
ここはゴネてもしょうがありません。確認しておくのが良いに越したことはありませんが、だからと言って安くはなりませんからね。
ただ、ぼったくり居酒屋とかは「土日特別手数料」とか「深夜手数料」とかガンガンかけてくる場合があるので、キャバクラって言うよりは歌舞伎町とかの怪しい居酒屋に行くときに確認しておいた方が良いでしょうね。
どちらにせよ、”中間”貰えばその段階でわかりますから。
終わりに
なんてこんな事を書いたか?というと、やっぱり楽しくお酒を飲んで「楽しい時間だったなぁ。それだけの価値はあったな」ってお金を払いたいじゃないですか。お客とお店がWin-Winの状態。
どんなに楽しくても想像を遥かに超える金額を請求されると、気分良くないですし、お財布事情にも大ダメージです。
…まぁ、実は先週同期とLINEしてたら「キャバクラで16万円も使ってしまったので金ない」と言う驚きのメッセージが来たので。
皆さんにはそう言う目に遭わないように啓蒙の意味で書いてみました。
僕はもういきませんが、「キャバクラに行くな!」と言っている訳ではないですからね。楽しく飲んで予算内に収める明朗会計のために覚えておくと良いよ!って言う説明でした。
ぼったくりだ!とか言ってゴネると後ろから怖い人出てきますので、ね。