TVのバラエティーって過激なのが少なくなってきましたね。ってか無くなりましたよね。もうちょっと「これはテレビだから」って感じでそう言う番組見たいんですけれどねぇ。
さて、そう言う時代に『熱湯風呂』『熱々おでん』とかのリアクション芸をやっていたパイオニアと言えば『ダチョウ倶楽部』が挙げられます。
ダチョウ倶楽部は、肥後克広さん、寺門ジモンさん、上島竜兵さんからなるお笑いトリオです。
当時の太田プロの稼ぎ頭だったのではないでしょうか?有吉弘行さんもどん底時代に上島竜兵さんにかなり助けられた模様。
その中で、寺門ジモンさんがちょいと特殊な立ち位置なのではないでしょうか?
僕の中で寺門ジモンさんはお笑いを主軸に置いていると言うより”ネイチャージモン”って言う漫画や深夜テレビ”取材拒否の店”とか兎に角グルメな印象があります。
特に肉には特段なこだわりがあるみたいです。
そんな寺門ジモンさんは自身のYourubeチャンネルを持っております。
そこで存分に”食に関するウザさ”を感じることができます。
Youtubeなので別に嫌いな人なら見なければ見なければ良いです。そもそもチャンネルの存在を知らない人も多いと思います。
僕は、たまぁーにYoutubeのオススメに出てくるので、その日の気分によって観たりしております。
「ウザいんだけれど、なんかグルメって言うよりウザさがクセになるのかもなぁ」って思ってるんですよね。
ただ、ある回で高級お寿司店(それも予約困難店との事)を特集していたんだけれど、寿司屋でもウザかったのが気になりました。
コロナ禍にある事と”寿司”と言う繊細な料理であることに対して大声でウザく話していて途中で動画を閉じてしまいました。個人的に「これはちょっとなぁー」と思っただけなので、別に低評価をした訳ではないです。良し悪しよりも、僕には合わなかったって感じですね。
普段の”ウザさ”と、寿司回をみた時の”ウザさ”って何が違うのか?寿司だから?予約困難な高級店だから?…などと自問してみたんですけれど、なんとなくその理由が分か理ました。
それは、
「板前さんを独占している(ように見える)のと他のお客様の事を考えてないから」
なんじゃないかなぁ?と。
高級なお寿司屋さんと言うのは席数も少なく、比較的静かに食べます。今で言うところの”黙食”って奴でやつですね。もちろん、一言も話すな!って訳では無いですよ。
ただ他のお客様もいる中で、いつもの寺門ジモンさんの声の大きさで話されてしまうと他のお客様は自分の目の前の寿司を満足して味わえないのではないか?と思ってしまったんです。
僕は食べ物を味わうには五感を使うと思っています(僕自身は美食家とかではないです)
なので聴覚も食事の大事な要素になっていると思うんですよね。
ワイワイした中で飲む酒は美味いとか。
『静かだから良い』、『ワイワイしているから良い』と言うのは絶対軸ではないです。
お店の雰囲気ってのがあると思うので。
おそらく、これが開店前や閉店後、店休日などに他のお客様がいない状態で特別に撮影しているのならば僕はそこまで”ウザさ”を感じなかったと思うんです。
また、営業中だとしてもカウンターで板前さんを目の前にして会話するのではなくて、スタッフだけのテーブル席だったら良かったのかもしれません。
それでも”ウザい”んだけれど、それはいつもの寺門ジモンさんなので”味がある”といえばファンにはたまらない動画なんだろうと思います。
僕もそう言う動画であれば見てみたいなぁと思ったりもします。
飲食店のこだわりを良くも悪くも熱量高く説明してくれるのは必要だと思っています。誰もがニヒルに決める必要がないし、この位の熱量で話してくれる人って少ないですからね。
またコロナ禍の現在、飲食店を応援する意味も込めて飲食店の動画をあげる人も多くなってきているので、僕はそう言う取組みは大賛成です。
今回の寿司回はその悪い点を強調しているように見えてしまったんですね。
コメントでも、『動画をとっておいて、あとで熱く語るナレーションを別録してもよかったかも?』的な意見が出ておりました。
今回のエントリを書くにあたってWikipediaで寺門ジモンさんをちょっと調べたのですが、実際にかなりの美食家のようなので、変なところでケチがついて活動を停止してしまわないように活動してほしいですね。
僕が寺門ジモンさんに対して、どーだこーだ言える立場では無いんですけれど、今回の件を持って自分なりに考えてみました。