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婚活のお店へ行ってきた!おそるべしビジネスモデル!

えーっと、先々週でしたかね。家で酔っぱらった勢いでネットで婚活サイトに登録しました。大手です。有名です。

僕は、「登録しました」メールが来て、ネットで色々と見れるものだと思っておりました。

しかし、それから、「早くこい!」と言う電話がガンガンかかってきます。まぁ、キャッチセールスに近いですけれど、登録した分、僕に否があります。

って事で、本日横浜に行く用事があったので、ついでに実態を暴きに行きました。

まず、かかってくる電話で、横浜に来て下さいと言われていたんです。「あぁ、住所が横浜だから横浜が選ばれたのかな?」と思って電話して、「川崎には無いのですか?」と聞いたのですが神奈川だと横浜になるそうです。

「あれ?そんなに店舗が少ないのかな?」と言うのが最初のイメージでした。結構な大手の会社なのに、です。

とにかく電話がかかってくるので一回だけ行こうと思ったのです。無料ですし。

で、電話で「本日大丈夫ですか?」と聞くと、「はい」との返事。2時間位のレクチャーがあるそうです。「2、2時間!?」そんなにかかるものなのか!と思いました。

そして、実際に行ってみました。実にこじんまりとしたオフィス。自由に使える半個室であふれ返っています。

僕の担当がつきまして、婚活サイトの利便性を淡々と説明されます。その中で「試しに。」と言われ、自分の好みをいれて(操作は担当の人がいれました)検索してみます。「はい、結果が出ました『両思い』(つまり、両方の好みが合う)人が神奈川県と東京都合わせて207人居ます。」と言われると、その瞬間結婚できそうな気分になります。ですが、顔写真とかスタイルは判りません。

入会すると、自分のプロフィールを自由に書き換えられるそうです。でも、実際に写真を見る為には店舗に行かないといけません。自分の家からは写真までは見えないそうです。

表向きには「性格が大事」とか言いますけれど誰だってスタイルを気にするものです。顔の好みだってあるし、正直「おっぱいでかいといいな」とか思ってしまうものです。

それを見る為には店舗に行かないと行けません。それも”月にx回”と回数が決まっています。

これを聞いて思いました!これは、”個人情報”と言う情報を扱ったビジネスモデルだ!と言う事。

ただ、結果的に両思いになれば、問題はないのです。結婚が目的でお金を払うのですから。まさにWin-Winモデル。会社としては登録情報だけ持っていれば良いので、在庫が無いのです!(売れ残りの人はまたお金を払うモデルです。)

これを考えれば、店舗を縮小しているのにも合点が行きます。在庫を持たない。固定費は押さえる(店舗を少なくする。勤め人が多いので平日の昼間はデッドタイムになってしまうので)。

そして、固定客がつき、流動性がある。

理想のビジネスモデルです。情報は日本全国にあるので、「将来田舎に帰って…」と思っている人には、その田舎での出会いも進められるのです。

マッチングは実に簡単。SQL文(検索のプログラミング言語)がかければ終了です。後は情報が溜まれば溜まるだけビジネスが拡大するのです。それも、誰も(お金は払うけれど)損はしない。

ちょっと下世話な話になりますが、毎月理想の女性にアタックをかけて、「飲んだ後ホテルへ…」なんて事も出来るのでしょう。その為の月会費は高くは無いかも知れません。ただ、マッチングの結果のデート代は自腹です。紹介料が無い!とうたい文句にしていますが、そんなもの貰わなくてもビジネスは回るのです。

まぁ、一通りわかった所でこちらにはこれにお金を払う気は全くないので帰ろうとしたのですが、レクチャーの最後にさも当たり前のように「勿論、(ここまで聞いたら)契約しますよね!」と”その場で契約”させたがるのです。その気にさせて、「両思いの人がこんなにいるんですよ!」お金を払えば、デートできます!さぁ、早く!

現金で入会金と書いていますが、カード利用が可能です。捺印印がありますが、サインでも構わないとの事。これが「とりあえず来店してもらうだけでいいですよ。」に繋がるのです。財布(カード)さえあれば、すぐに契約できるシステムです。

林修先生が流行っている時代なら、「いつ入るの?今でしょ!」と言いそうなのが目に見えます。

それにしても、物すごく”誰も不幸にならない”情報商法です。これは便利ですね。

でも、なんか違うんだよなぁ。お互いに婚活サイトを利用しているから、結婚を目的にしているんだろうけれど、なんか…、なんか違うんだよなぁ。

って事で、逃げてきました。

”情報は金になる”を身をもって考えさせられました。

では。

 

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