2022年、FIFAワールドカップがありました。
始まる直前までは「あれ？今年W杯だったよね？」位に誰も興味を持っていない感じでしたが、いざ蓋を開けてみるともう日本中が大フィーバーでしたね。Abemaで全試合放送したのとその解説に本田圭佑さんを起用。また、日向坂の影山さんも才女として大人気となり、選手たちにも一気にスポットライトが当たりました。三笘選手はその最たる人ではないでしょうか？
（僕は一気にファンになってしまいました）
リーグ戦をドイツとスペインに勝利というとんでもないジャイアントキリングを決めて1位通過。
そして決勝トーナメントのクロアチア戦は月曜日の24時（火曜日の深夜0時）にキックオフという素晴らしい時間でした。
僕の生活リズム的にはその時間は眠っていないといけない（プロジェクトの火消しをやっていたのでかなりストイックな生活リズムにしていました）ので、見れませんでした。
さて、翌日の朝にその試合の真裏でやっていたラジオをradikoのタイムフリー機能を使って聴きながら通勤しました。
基本的には、僕はTBSラジオが大好きなので、まずは空気階段のラジオ（『空気階段の踊り場』：月曜24時）と同時にキックオフ。
空気階段のラジオは事前録音なのに鈴木もぐらさんが「もう前田大然が一点決めてるよ」のテキトー発言をしており、これがなんと大当たりと言うサプライズを。
その後の伊集院光（生放送）さんのラジオ（『深夜の馬鹿力』）は柿泥棒の話を始めたので「圓楽を偲ぶ話から始まったのかな？」と思ったら、まさかの柿の所有権巡って上空からのVAR判定と言う面白い導入！（題目は『柿VAR』になるのでしょうか？）
完全に落語モードだと思ってたのですごく驚きました。
ただし、放送権の関係でサッカーの途中経過は話が出来なかったみたいです。
あと、伊集院光さんのラジオで生メールを募集する事ってすごく珍しい事なのですが「今日は流石に誰も聴いてないでしょ。聴いてるって言う奇特な人がいたらメールください」とメールを解放しておりました。
さらに公認ハッシュタグ『#しんばか』を爆誕させて、「みんなサッカーみたりラジオ聴いたりしながら何してるの？」と呟いてもらう事に。「ただし、サッカーの内容は呟かないでね。”今何をしているか？”を呟いて」と言っていました。
「本来、Twitterって『今何してる？』だったからあってるよね」と。
ラジオを聴きながら、純粋に「すごいなー」と思ってしまいました。
本当の初期の頃のTwitterは「寝坊なう」みたいな呟きばっかりしていた感じだったことを思い出しました。
言い方は悪いけど「決勝トーナメントの真裏だから普段は伊集院光のラジオのファンでもサッカー見るよ」って伊集院さんが思った回だから出来たんだと思ってます。
伊集院光さんはオードリーとかと同じタイプで生メールで話が変わっていくのでは無くてしっかりと話を作ってきてそれを話すタイプなので、今回はしっかりと作り込んでも無駄というか……ならリスナーの事を聞いてみようかな？みたいな感じだったのではないでしょうか。
ちなみにラジオの伊集院光は悪伊集院（とか黒伊集院）と言われており、テレビとはうってかわって毒舌な傾向が強いです。
たまに嫌悪感を感じてしまう時もありますけれど本日もそんな感じでそれすら「ラジオ消してサッカー見ろ！」のエールに思ってしまうほどな感じでしたね。
TBSラジオのミムラ社長の方針で、ワールドカップの結果は報道から差し込むそうで、（ニュース速報みたいなやつ）伊集院さんは「それは（生放送で経過を話さずに結果だけを話すのは）違うんじゃない？」と最後まで抵抗してくれたみたいです。
簡単にいうと、ワールドカップを録画とかにしてリアタイで伊集院さんのラジオを聴いてくれている人に壮大な”ネタバレ”を行うという事を意味するからですね。
ミムラ社長ってのは、スペシャルウィークを廃止したり、「TBSラジオをFMみたいなオシャレなラジオにしたい！」などとAMの深夜ラジオの楽しみ方を全く知らないクレイジーな社長なんですけれどね。
いつもと毛色が違う放送回でしたが面白かったです。
ラジオとかのレギュラーを何年も続けていると裏に大きな出来事が被ることがあります。今回はスポーツと言う明るい話題でしたが、暗い話題の時もあります。
僕は深夜ラジオが大好きなのですが暗いニュースがあった時もやっぱり深夜ラジオの芸人さんは笑わせてくれたり寄り添ってくれたりするんですよね。
生放送のラジオってベテランになるとこう言う事が出来るんだなあ〜と思いました。
流石に一朝一夕で身につくものでは無いです。
なので、やっぱり深夜ラジオの生放送ってのは5年〜10年スパンで続けるべきだし、続けられそうな芸人を登用するんでしょうね。（オールナイトニッポンは1回お試しとかやってますよね）
いやー、やっぱり好きだな、ラジオ。
