先輩にご飯に連れてってもらう時って言うのは大抵先輩の奢りだと思います。
「ご飯にしようか」みたいな感じじゃなくて「今日はご飯食べに連れてってあげるよ」みたいな時ですね。
例えば、その時に連れていってもらったお店が鰻屋さんだとしてメニューは「うな重 松・竹・梅(全てお吸い物付き)」だったとしましょう。
あなたは何を選びますか?
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(シンキングタイム)
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さて、あなたは『竹』を選んだのではないでしょうか?
ちなみに『竹』を選んでしまうと言うのはマーケティングにおいては『ゴルディロックス効果』、行動経済学では『極端の回避性』と呼ぶそうです。ちゃんと名前ついているんですね。
ただ、おぎやはぎのラジオでそう言う話になった時に矢作さんは「『竹』は選ぶな。選ぶなら『松』か『梅』にしろ」と言っておりました。
矢作さん曰く「竹は無難すぎて個性がない。本当は奢ってもらうんだから梅でいいんだよ。でも松を頼むのもアリ」との事。小木さんも「そっちの方が潔いよね。梅なら「気を使ってもらってるのかな?」と思うけれど安いし、松って言える人も潔い!」と賛同。
確かにあんまり考えた事無かったです。
あるあるなのは、会社の人と一緒にご飯に行ったら上司よりも高いメニューは頼まずに基本的に上司と同じメニューを頼む。と言うものでしょうか?
奢ってもらうなら(先ほどの松竹梅の理論で)別ですが自分でお金払うなら別に高いもの頼んでも良いと思うんですけれどね。
ちなみに矢作さんは「自分が本当に好きなものについては松を選べ」と言っていました。車とかの時だそうです。その方が資産価値がつきリセールバリュー(下取り価格)も上がるそうです。
確かに、僕はスマホにはあんまり重みを置いていないのでiPhoneのスペックはそんなに求めてません(最低限のストレージは選びますが)。でももし車や家を買うとかになったら妥協はしないのかな?とも思ったりします。この場合(iPhone)僕は”梅”を潔く選んでるんでしょうね。
と、ここまで書いて思ったんですけれど今の時代に「松竹梅」って必要なのかな?って。先ほどのうな重も「小盛り、普通、大盛り」とかならもっと選びやすいのになぁ。なんて思ったりしました。少食の女性なら小盛り、大食いの男性なら大盛りとか。そっちの方が頼みやすいのでないかなぁ?って。
ちなみに松竹梅、全て縁起物であり、別に「松が優れていて、その次は竹、んで最後は梅」みたいな順番って実は無いらしいです。ランク付けに関してはただの文字の並びから来ていると言う説もあるみたいです。
知りませんでした。そう言う文化が根付いて今もそう言う風になっているみたいです。
ちなみに、先ほども書きましたが、中間の無難なものを日本人は選びやすいので店側としては一番売りたいものを『竹』として販売して利益を出し、それに相対する形で『松』と『梅』を用意しているみたいです。なので案外『松』と『梅』の方が採算度外視の可能性があります。そう考えるとやっぱり『松』や『梅』を頼むのも理にかなってるなぁなんて思いました。
ちなみに僕が後輩に奢る時は”食べ放題”を選ぶことが多いです。楽だし予算感が分かりやすいので。