2022年のお話です。
夏休みにダラダラとYouTube観てました。
かなり激務で心身ともに疲れておりお笑い芸人の過去の動画(悪魔を召喚して見ました)を見ながら飲み物吹き出すくらいに笑ったりしてメンタル維持してました。笑うってのは本当に良いですね。
僕にしては珍しくこの夏休みはかなり休肝日を設けました。仕事が厳しかったり、痛飲してストレス発散したりしてたので、次の日に(体調的に)地獄見たりしながら働いてたんですよ。って事で「夏休みは酒飲まないでいよう」って思ってたんですよね。飲んだとしても痛飲はしない感じ。別に飲まなくても手が震えるとかないのでご安心ください。
その中で僕が見てるYouTubeのシリーズ(こちらは悪魔を召喚しなくても見れるやつです)で「ニートがヤクザになったら?」って言うのがあってそれの一挙放送をやってたんですよね。
それを見ながら、自分の仕事と照らし合わせて少し思った事がありました。
それは『大企業とベンチャーの関係性について』です。
日本の大企業ってのは仁義を重んじる縦社会だと思ってます。
派閥や上納金。それだけ聞けば十分に任侠の世界です。
ヤクザの組って上の組への上納金って制度があるみたいなんですけれど、うちの会社もよく考えたら、事業部 ー 本部 ー 部 ー 課と売上目標が決まってるんですよね。これ、簡単に言えば”売上=上納金”みたいな感じにも考えられますよね。末端の組織(課)の売上が上に流れるわけですから。なので売上が高い部(課)は他の部署に比べて大きな顔ができたりします。まさにヤクザの組の関係と一緒。
大きな会社だと”派閥”ってのもありますね。まぁ同じ大学出身だと贔屓するとかそう言うのとかも実際ありますし。学閥は中々無くならないってのも日本っぽいですね。
あぁ下っ端(部下)のミスは上が被るってのもまぁ、日本的な文化かもしれません。
自分の失敗を部下に押し付けるような人はある程度のポジションまではいけるかも知れませんが基本的に出世が頭打ちになる傾向があります。
さて、大企業がヤクザだとするとベンチャー企業って半グレに近いんじゃ無いかな?なんてふと思ってしまいました。
(良い意味で)儲けられればそれで良い。
(良い意味で)縦の関係とか学歴とかあんまり関係ない。
(悪い意味で)金の為ならすぐに他人を利用して裏切る。
力(能力)至上主義なのは良いと思いますけれど、小回りが聞く分全体統制が取れないというか。
ベンチャーもスタートアップ時は数名で開始してそれからちょっと大きくなっていったとしても数十名ではまだ”ジャストアイデア”が通用する世界でしょう。スピード感って奴です。
でも、その会社が数百人以上の単位に成長してくると流石に「勝手な事してくれるな」と経営者としては思うのでは無いでしょうか?予算外で色々とやられて赤字になると他の社員にも影響が及びます。
数十人だったら「一蓮托生!やったもん勝ち!」みたいな感じで動けるかも知れませんが、もっと組織が大きくなり、別のフロアの人が何をやっているかわからないような状態になると流石に物事をするにも予算が付き、それに対する”承認”が必要になってきます。
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最近、テレビとかで半グレが犯罪を起こして逮捕されるニュースを多く見ます。
半グレって”暴対法”で動きにくくなった暴力団をいいことに結構好き勝手やっているイメージがあります。でも組織が大きくなると末端が勝手に動いたりしてヘマをしたりするんです。んで芋づる式に捕まっていく……みたいな。
大企業や暴力団には”しきたり”や”ルール・規則”があります。なので動きが遅くなってしまいがちです。でもベンチャーや半グレにはそれらが無いのでは?と。むしろそういうのを嫌う傾向にあるのでは無いかな?なんて思っております。
なので、「ルールなんて知らんがな、やったもん勝ちじゃい!」みたいな行動が場合によっては組織全体に影響してしまうケースがある訳です。
ちなみに、大企業でも少々手間は面倒ですがきちんと予算を立てて承認されると新しいことにチャレンジできたりします。特に今は色んなサービスや業態が物凄いスピードで生まれているので大企業も胡座をかいている訳にはいきませんからね。
逆に予算つけてもらえれば結構大手を振って仕事できますよ。結果が出なくても別に会社は傾きませんしね。査定が悪くなるくらいです。
「大企業だとやりたい事ができない!」と思っている人、新卒カードを使わずにベンチャーに行くのも良いですが大企業に入って数年経験を積んで実績を出せば”社内ベンチャー”みたいな事も可能ですよ!勿論とんでもなく努力する必要があると思いますが、それは一般のベンチャー企業も一緒ですからね。
スタバでMacを取り出しSlack使ってコミュニケーションを取るのがベンチャー企業ではないよ!って事で一つよろしくお願いします。