広末涼子さんと料理人の鳥羽シェフのW不倫に対して皆さん色々と騒いでおります。不倫の事実を認めた上で手書きの文通(?)も顕になり、流石にこれにはおぎやはぎの小木さんも「不倫は悪いこと。でもあの文通をTVに映して朗読ナレーションまで入れるのは『公開リンチ』である」と憤っておりました。
僕にとっての広末涼子さんは永遠のアイドルですが清純派と言うイメージはありません。鳥羽シェフは加藤浩次さんが『スッキリ』をやっていた時に何回かリモートで番組に出ていた記憶があり「好印象なおっさんだなぁ」と思っておりました。
他のエントリでも散々書いておりますが僕は不倫(浮気)に関してはあくまでも当事者とそのご家族・親族間の問題なので外野がどうこう言う問題ではないと言うスタンスです。刑事罰とかでもないですし、やり取りも”家庭裁判所”で行われますからね。
さて、これに関して広末涼子さんの旦那であるキャンドル・ジュンさんが会見を行いました。彼に関しては当時「なんで広末はこんな得体の知れない人と結婚したのだろう?」と言うイメージでした。それが今になって覆るわけではないのですが、この人が行った会見方式と言うのが実にシンプルかつ画期的だったのでエントリを書くことにしました。
大抵こういう会見と言うのは発言者が矢面に立ち(正面から映され)、質問する側は背面(背後から映されるだけ)から質問すると言うものです。質問する人も何十人のうちの一名であるためある程度の匿名性は保てたんですよ。
しかし今回は「質問がある人は壇上に上がってきて、1対1で質疑応答しましょう」と言うスタイルをキャンドル・ジュンさんは取りました。
『笑っていいとも!』スタイルと言うか『徹子の部屋』スタイルと言うか…。
キャンドル・ジュンさんストロングスタイル。
例)徹子の部屋
これで質問側も壇上に上がり正面(厳密には横顔ですが)から“晒される”状態になります。マスクを外すと言う指示もあったそうでそれも「顔を隠さずに全部だせ」と言うキャンドル・ジュンさん側からの挑戦だったんでしょう。勿論、会社名と自分の名前も出ます。
これにより、質問側もネットに晒され変な質問でもしようものならネット住民のおもちゃになります。これ、賢い。
「総理ー!逃げるんですかー!」もできなくなりますしね。
ただ、不倫の会見ではそもそもこのような会見は開かないのが普通だと思いますし、対マスコミに対しては”無視”を決め込むのも手だったはずです。そもそもキャンドル・ジュンさんの一方的な見解になりますしご家族の合意をとっているのか?など問題は残ります。
ただそれとは別に今回のこの会見のスタイルは今後の記者会見および質疑応答のベストプラクティスとして定番化しそうな気がしております。それもネットの生配信を使ったそうなので”編集”ができません。
“ペンは剣よりも強し”
昔の報道マンには根性がありました。映画『クライマーズ・ハイ』では記事を出すかギリギリまで”チェック、ダブルチェック”と言う言葉が出てきます。
今回の方式がスタンダードになることで所謂『切り抜き記事』も減ってくるのでは?と思います。「顔出しして発言する勇気のない奴の記事なんて信じない!」みたいな感じになるのかも知れませんね。
『安全地帯から石を投げる』そう言う行為はまた地下の匿名掲示板に沈んでいくしかないような時代に戻ってくれればな、と願いこのエントリを締めさせていただきます。