RCC(中国放送)に横山さんと言う名物ラジオアナウンサーがいます。フルネームは横山雄二さんと言います。
火曜JUNK『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系列)を聴いている人にはお馴染みの人だと思います。「おい横山!」ってセリフが沢山出てきますからね。
コロナ禍になってからなのか太田光さんはRadiko(プレミアム)を駆使して全国のラジオを聴き漁ったみたいです。その中で特に横山さんが太田さんのアンテナにヒットしたみたいですね。
さて、横山さんは自身のラジオで毎年”梅雨明け”宣言を行なっているそうです。
そこで太田さんは思ったそうです。
「広島の梅雨明け宣言を地元RCCよりも東京の放送局が先に宣言したい。待ってろ横山!」と。
爆笑問題、太田光さんのくだらない遊びの始まりです。
この戦い(?)は「広島よりも“関東”が早く広島の梅雨明けを宣言」すれば良いのでTBSラジオだけではなく文化放送の野村邦丸さんも参戦しています(太田さんからの依頼みたいです)。
これ、”桜の開花宣言”でもなく”梅雨入り宣言”でも無いんですよね。
ここ数年、昔ながらの『梅雨』(雨の日が続くが雨量はそんなに強くない時期)と言う感じでは無くなってしまいましたが、かわりに水害が発生するレベルの豪雨が続いています。特に”線状降水帯”なるものも発生して避難レベルの雨量が発生する地域もあります。
もはや日本の梅雨は”災害の梅雨”になっている気がします。
なので横山さんは”梅雨明け”に強い思いがあるのだと思います。
かといって梅雨が明けると夏が待っています。
特に今年(2023年)は猛暑をこえるレベルの暑さが続いていますので、”梅雨明け”は手放しで喜べるものでは無いと思います。
しかしながら、この”梅雨明け宣言”バトル。勝利したとして賞金もありません。ラジオの中だけ(それもお昼の時間帯)なので知名度も全く無いでしょう。
そんなバトルに大の大人が真剣にやる。そんな馬鹿馬鹿しさがラジオの一つの楽しみなのでは無いでしょうか?ほとんどのラジオは生放送ですからね。
文化放送の野村邦丸さんのもとにTBSラジオのスタッフから「もしかしたら今日”梅雨明け”するかも知れません」と連絡が行って野村邦丸さんも11時からの自身の番組の構成を変えたそうです……変なところで局の連携が出来ているってのもなかいいですね。
これ、お金がかかっていないので(利害関係者がいない)から出来るのかも知れません。
(勿論スタッフの人件費などはかかっていますが)
JUNK (TBSラジオ)とオールナイトニッポン(ニッポン放送)が生放送中に電話を繋ぐとニュースになりますけれど、全くニュースにならないこの戦い。
傷付くひとがいない戦い。勝っても負けても自分のキャリアには全く響かない戦い。
やっぱりこう言うの楽しいなぁと思った次第です。