空気階段 〜 水川かたまりと鈴木もぐらの二人からなるコンビ。キングオブコント2021王者、吉本興業所属。
年齢差は3歳で鈴木もぐらの方が年上である。
鈴木もぐらは人間としてはクズである。
なまじ頭が良いので理論的に言い訳をする。将棋に強く、ギャンブルは大学(大阪芸術大学)在学時の学費をスロットで稼いで賄うほど。
ディアドロップ型のサングラスが似合う人はあまりいないが確実に似合う人間。
水川あたまりは癇癪持ちの傾向がある。
とにかくワガママなのだ。「いや!って言ったらいやなの!いーやーなーのー!!」を貫く。
不器用でバイトをするとすぐに辞めてしまうため親からの仕送りで生活していた男。少々過保護に育てられている。
ちゃんとメイクをすると吉沢亮にそっくりと言われるが年齢とともに髪が薄くなってきているのが悩み。
慶応義塾大学時代に岡山弁を茶化されていなかったら彼の人生は変わっていたかもしれない。
人生(野生)をサヴァイブする能力は鈴木もぐらだが清潔感に欠ける。そう言う点での常識人は水川かたまり。
ちなみに、どちらもカテゴライズするとおそらく社会不適合者。さらに二人とも相当な頑固である。
お互いに生まれ育った家庭環境が人格形成に大きく関わっていると思うがそれは誰もが一緒だと思う。親ガチャと言う言葉は好きではないが生まれた以上生きるしかないのだ。
この二人の振り切れた性格は『芸人』としての特性としてはこの上ない要素であったりする。
特にコント。こんなの誰が思いつけるの?と言う独自の世界観。倫理観を破壊するスレスレの線を攻めるお話ができるのは普通のサラリーマンの社会ではなかなか難しいものだ。
お互いを「お前」と呼んだり怒号を発するが共感する部分があればそれを増強する。
相乗効果と言うものがそれにあたると思う。
空気階段に限らず、同性の人間が2人いると心の中で優劣順位が生まれる。簡単言うと「自分より下の人と接している。自分が優位である」と言う感情。これ自体は問題は無いと思うがバランスは大事だ。
「勉強はお前の方が出来るけど運動なら俺の勝ちだ」みたいな。別のベクトルの物差しを幾つか持っていると喧嘩になりにくい。
2023年、空気階段のラジオで水川かたまりより「鈴木もぐらが太りすぎて色々と支障をきたしているので痩せろ」と言うことからダイエット企画が始まった。鈴木もぐらは生粋のギャンブラーなので何か賭けの対象が無いとそう言う企画には乗らない。
その賭けの代償はお互いにデメリットしかないものであった。
鈴木もぐらがダイエットできなかった場合、”大好きな『ゾンビゲーム(パズル&サバイバルというらしい)』をアプリ削除(アカウント削除まで)”と言う条件が科せられた。
もぐらは本当にこれが嫌らしく激しく拒否をした(それだけのめり込んでいるのに一般的には無名のゲーム)が、交換条件として鈴木もぐらのダイエットが成功した場合は「鈴木かたまりのお金で韓国旅行+水川かたまり単独公演」と言うこれまた破壊力があるものが(仲介人の岡野陽一により)設けられ、お互いに一歩も引けない状態。
こうなった時の鈴木もぐらは強い。ゾンビゲームを消される事の回避に加えて”水川かたまり単独公演”は彼にとって美味しすぎたのだろう。その為へのダイエットはすでに自分の身体をかけたギャンブルなのだ。ダイエット企画で勝つためには例え栄養失調になろうとも痩せる。ダイエットの目的に対して本末転倒となっていようとも構わないのだ。食べたいものは企画が終わってから存分に食べれば良い。水川かたまり側からの妥協案に対しても一切屈しない。そう、頑固なのだ。
結果、ダイエット企画は無事成功。もぐらはギャンブルに勝ったのだ。
現在鈴木もぐらは【復讐】と称してダイエット中に食べたかったものを爆食しSNSにアップしている。おそらく確実にリバウンドするだろう。
【復讐】
13/113品目
高円寺 味楽
ウィンナーイタメライス 550円現存する唯一の「高円寺三大グルメ」味楽。
大好物のウィンナーイタメライス。
カリジュワ極太ウィンナー群、目玉、マカロニ、海苔、キャベツ、ご飯、味噌汁で550円。
米泥棒一斉逮捕。
旨すぎる。
味楽ある限り、高円寺は不滅也。 pic.twitter.com/JSfKugbwg1— 空気階段 鈴木もぐら (@suzuki_mogura)
おそらく113品はダイエット中にメモしておいた可能性がある。本当に食べ過ぎには注意。
互いに幸せな家庭を築けないかもしれないが、やはり芸人として空気階段を長く見ていたい。特に鈴木もぐらに関してはよくも悪くも「そんな時期もありました」とは思わせないような発言を続けていただきたい。
暴飲暴食と遅刻は程々に。ただただ自分たちの世界観を作り続けて欲しい。凡人には経験できない人生を送っているのだから。