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レディープレイヤー2

ギターを買っては手放すと言う生活を結構していたが40歳を超えた頃から安ギターを買って引き倒すと言うスタイルに変えた。ライブをするわけではないので「ギターなんて鳴ればいい」と言う感じ。2023年の10月頃にバッカスのギターを買って1年強、けっこうしっかりとギターを弾いてきた。2024年は久々に真剣にギターと向き合ったつもりである。

お値段以上、バッカス。BST-2-RTM/R!

去年の冬のボーナスには全く手を付けていなかったので「今年はもうちょっと良いギターを買ってみようか」と。
今年はカッティングとか今まで避けてきた弾き方も練習しようと思っていて「このギターでこの音が出せないならシンプルに下手」と言うスタートラインに立てるギターを。
ここ数年はずっとストラトタイプを使っていたので比較の意味も込めて今度もストラトタイプにすることに。

しかし昨今のギターは高い。昔はもっと安くギターが買えたような気がする。2025年。1月の連休の前日の夜、寝る前にスマホで中古のギターを観ていて数本目星を付けた結果「明日はこのギターを見に行こうかな?」と思っていたのだが、翌日の朝に「よく考えたらFender公式の今のギターラインナップっていくらなんだろう?」とシンプルな事を確認する事にした。

そこで目に入ったのが『Player 2 シリーズ』。PlayerシリーズはFenderの入門用の位置付けで俗に言う『メキシコ製(MEX)』となるらしい。ネットで色々と調べるとPlayerからPlayer 2になった事でかなり良くなっているとの事。
ちなみに現行のFenderのストラトキャスターのラインアップとしては1番安いモデルになる。日本製(MIJ:Made in Japan)の方が高い。

アルダーボディー、ローズウッド指版(メイプル指版モデルもあり)と言う昔では至極当たり前だったスペックも今となっては「満を持してこのスペックで登場!」みたいな説明になっていた。ギター界隈もなんか色々とあるのだろう。そもそもギターと言うものの需要が減ってきているためコストカットはやむなしと言う時代が続いているのだと思う。

色はBirch Green(バーチグリーン)と言う色を。Player 2にはヴィンテージカラーと言う色が追加されていてその1つなんだけれど、この色のストラトって多分当時も無かったと思う。けど、車のフィガロの色にも似ている。僕はこの色がとても好きなのだ。

NI S103 F001 M001 1 LIMG 2353

好きな色

ギターを買う時は試奏をするので、早朝からこの色の現品がある店を検索。越谷レイクタウンにあった(と言うかそこしか無かった)。電話をして現物がある事を確認して取り置きしてもらう事ができた。
越谷レイクタウンは僕の住んでいる場所から片道1時間30。なかなかの移動となるが行けなくは無い。休日の旅行としてはちょうど良いのかも知れない。

レイクタウンにはとても大きく色々な店が入っている。が、それらをブラブラと見る気は無い。楽器屋のみ。非常に贅沢な使い方である。

店に行って試奏をさせてもらう。大手楽器屋なのでギターの本数としては至って普通だった。ピアノとかのエリアが広く家族連れが多いお店。
ちょっと弾くと直ぐに店員がやってくる。僕の演奏がとても下手だったのか?とっとと買って欲しい!と言う思いだったのか少々煩わしかった。試奏は大事だがどうしても慣れない。

音はまったく問題なしだが、1フレットにくすみがあったのでそれを磨いて指版全体にオイルを塗って貰うことを条件に購入決定。

再び1時間30かけて帰宅後、夜に軽くビールを飲んでから「さて、と」と弾いてみる事にした。「うわー!買ったぞ!帰宅してすぐに弾くぞ!」というまでのパッションは僕の年齢ではもうない。

ここからがこのギターの感想。

“6弦の安定性”。ギターを適当に弾いている時に6弦でベース音を弾いてコードを確認する事があるんだけれど弦がビビらずちゃんとした音がする。それだけで嬉しい。

ネックが太いのは良い。バッカスのギターは値段のわりに弾きやすいんだけれど気持ちネックが薄かった。

ピックアップがちゃんとしている…僕はヘッドホンをして爆音でYoutubeで音楽を流しながらLogic Pro経由でギターを弾くのだが音が喧嘩しなかった。ちゃんとギターの音として分離している。
『音の粒がはっきりしている』と言う感覚ってある程度以上のピックアップを積まないとわからないかもしれない。
強弱をちゃんと表現してくれるのも原因だと思う。

安いギターで生鳴りが良いものも多い。でもアンプを通すと出力が弱かったり、強弱を読み取れてくれなかったり…やっぱり”エレキ”ギターなのだから音を拾うピックアップは重要。僕が安ギターにまったく不満が無かったのは”弾きやすさ”であってアンプを通した音は「そういうもんだ」で済ませていた。音が良かったので久々にLogic Proで色々なエフェクターを試してしまった。音作りをするのは本当に久々である。
プレイヤー2に搭載されているピックアップはアルニコ5というものらしい。ここが今後の僕のギターのベンチマークになるのかもしれない。

ローズウッドはやはり嬉しい。パーフェローとか焼きメイプルとは何だったのか?品質向上のための指板と言うよりは苦しまみれの変更。ワシントン条約はどこへ行ったのだろうか?緩和までの代替案だとしたらその間のギターが不憫でならない。

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ヘッドでフェンダーって分かるのは免罪符。
あと、このモデルが出た2024年はストラトキャスター発売70周年記念らしく、ヘッド裏にその記載があったり、プレートにF(FenderのF)ロゴが刻印されていたりする。これは別に音に関係ないんだけれど「フェンダーのギターだよ!原点にして頂点的なヤツだよ!」と言う主張が良い。

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トレモロブロックは2点支持。2点のヤツは初めて買ったけれど僕はアームを使って弾く事は殆ど無いので実感はわからない。チューニングは安定しているけれど、安いギターでもチューニングは安定していたのでそこに関してはあまり喜びを感じていない。あと、完全個人的な嗜好としてはクルーソンタイプのペグはやはりかっこいい。
ちなみにピックアップやボリュームノブなどはヴィンテージカラーになっている。ここの色が違うだけでテンション変わる人も多いのではないだろうか?

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総じて「ずっと弾いていきたい」ギター。毎日1時間位(酒飲みながら)弾くようにしている。

しかし、楽器店の試奏のハードルは鬼のように高い。僕はギターを弾くのが好きだけれど上手ではない。さらに殆どがシラフの状態でウォーミングアップも出来ていない。今回買った日は冬だったのでコートを着たままの試奏、弾きにくいったらありゃしない。
できればヘッドホンをして試奏したいのだが、如何だろうか……。

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