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ローカルフード

バナナマンのラジオで話していた下北沢時代の食にまつわるエピソードを過去に書きました。

バナナマン、下北沢時代の飯の話。

下北沢にあったパン屋でもう閉店してしまったという店でアンゼリカと言うお店について話していたのですが、翌週のラジオでリスナーから「新潟にあるmaikka.ki5と言う店でアンゼリカと同じパンが食べられます」と言う情報が入りました。
事実、このmaikka.ki5はアンゼリカのお店の人が下北沢のお店を畳んでからしばらくして開いた店らしく設楽さんも珍しく「マジか!もう生きているうちは食べられないと思ってたのに、夢みたいだ!」とはしゃいでいました。日村さんが「俺はせっかくグルメとかで地方に行くことが多いから今度新潟に行くことがあったら買ってくるよ」と話しており、なんかほっこりした雰囲気になりました。

その流れで、その週のメールテーマは「私の地元のローカルフード」に。

番組中色々なローカルフード(全国展開されていない地元特有のお店)が紹介されていたのですが、札幌の”みよしの”(餃子とカレーが有名)や福岡の”どんマック”(カツ丼が今でも300円で食べられる)とかが読まれた時に設楽さんが「いやー、分かるけど札幌とか福岡行ったらもっと食べたいものあるよー。1ヶ月とか居るならわかるけど…」と言ってました。

確かに!
僕は生まれが北海道(小樽)なので当時”みよしの”は結構食べてましたが、自分が今も北海道に住んでいたと仮定して関東とかから知人が来たとしたら流石にお寿司とかジンギスカンを紹介すると思います(あとラーメンとかスープカレーですね)。

“みよしの”は、札幌で飲んで近くのホテルに泊まって翌日に一緒に昼に散歩とかしたら昼食に紹介するかも…位の感じです。

Miyoshino menu

みよしのメニュー(2024年時点)

同じように北海道では函館の”ラッキーピエロ”が紹介されていましたが、この店とか静岡にある”さわやか”は「行ったら必ず食べたい店!」って思えます。”食べに行く”と言う目的の為にその土地に行きたいと思わせる力を持っています。

地元民に愛される食べ物って「安くてそこそこ美味しいもの」なんだと思います。お財布的に毎日のように通っても大丈夫なお店というか…。
でも、その土地にはきっと「お金を出せば食べられるもっと美味しい食べ物」もあると思うんですよね。小樽に住んでいた時も寿司なんて(高くて)ほとんど食べませんでしたし、社会人になってから小樽に帰省しても全然食べてません。でもきっと結構なお金を払えばとんでもなく美味しいお寿司が食べられるはずです。

そう言う意味でも”ローカルフード”と言う食べ物っていいですね。生まれ育った町で当たり前のように食べていた食べ物(お店)が就職などで上京したら「無い!」と言う経験ってけっこうあると思うんですよね。全国的に無いからこそ「俺はこれを食って育ってきた!」と地元の誇りみたいに思ったりして。
なので、仕事とかで上京してから出会った人が同郷の人だったりすると「高校時代とかxx食べた!?」「いやー食べまくりましたよ。僕の身体はxxで出来てます!」みたいな話になって楽しいかも知れません。こればっかりは都会育ちでは経験できないと思います。

これって日本だけじゃなくて世界中にあるんでしょうね。海外に旅行に行く時ってどうしても美味しい店を事前に調べてから行くと思います。海外ですから孤独のグルメみたいに「この店に入ってみようか……」と言うのはチャレンジングすぎます。でも、地元の人と仲良くなったりしてその人達が日常に食べているものを教えてもらって食べてみた結果「こんなに美味しいものがあるのか!」って経験ができるかも知れません。……現地の人にとっては「なんでこんな食べ物にそんなに感動するの?」って思われるかも知れませんが、ローカルフードってきっとそういうものなんでしょうね。

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