最近はキャッシュレス社会なので普通に現金を使っていると「うわ、まだ現金払いなんですかー」と言う感じになる事があります。実際に周りの人から言われることは無いのですが性格上カード払いをするとすぐに使い過ぎてしまうような気がするんですよ。ここは人によると思います。
なんちゃらペイも有象無象の乱立からの戦国時代はひと段落したみたいで今ではPayPay一強と言ったところでしょうか?あとはLINE Pay?家の最寄りの昔ながらの銭湯でさえ去年からPayPay対応してます。時代か。
そんな感じでいまだに現金(とSuica)派の僕はこれまたダサアイテムと呼ばれる代名詞になってしまった長財布を使ってるんですけどやはり1万円札が入っていると心が安心します。
キャッシュレスと違い、お札が残り1万円札1枚になった時、現金としての1万円札は驚くべき防御力を発揮します。なんか欲しいものがあっても「小銭じゃ足りないか。これでは1万円札が崩れてしまう……。まてよ?俺が買おうとしてる物って本当に今欲しいか?今度でも良くないか?」みたいな脳内会議が開かれるわけです。
僕は強いよ
とはいえどうしても1万円札を使う時はあります。その為に財布に佇んでいるのですから。買ったモノの金額にもよりますがお釣りは7〜8000円位。1万円札とうってかわって1000円札の防御力の無さったらありません。5000円札もまたしかり。
926円位の買い物をする時に小銭入れを覗くと小銭がゾロゾロ……レジには列が出来始めてる。そうなると躊躇いなく「1000円でお願いします」となります。そしてまた増える小銭達…。もっと防御してよ1000円札!ってな感じ。
最近ではセブンイレブンをはじめ入金を利用者側に委ねる形態のレジが増えてきているので本当に良かったと思っております。(小銭を喰わせると言う表現は如何なものかと思いますが……お互いにとって合理的です)
防御力と言えば次は貯金ですね。20万円、50万円、100万円、300万円あたりが防御力が高い金額帯だと思います。特に桁が上がると心に余裕が出来るんですよ。上を目指せばキリがないですがサラリーマンとして安定的な収入がある程度確保されていると貯金のシミュレーションも出来ますし。
ある金額を保とうという意識が働くと金銭感覚が正当化する気がします。カップラーメンを買うにしても近くのコンビニより5分先のスーパーに行けば安く買えるからそうしようとか、中途半端な金額の買い物をしなくなるとか。現時点タバコの値段は統一されていますが僕が大好きな缶ビールは店によって結構な価格差が出ています。
ライフラインのお金は仕方がないとして貯金の桁が一つ減るタイミングの買い物はなかなかの葛藤があると思います。本当にこの消費は必要かって。さきほどの1万円札の防御力と似ていますね。
かと言ってお金を全く使わないか?と言うとそれは違って使う時は思い切ってドンと使うような気がします。それに関して勿体無いみたいな感情は浮かばず「よし、またコツコツ貯めるか」みたいな感覚なのではないかと。貯め方がわかってるんでしょうね。競馬で一文無しになって「またバイトして競馬ででっかく当てるぞ!」というのとは違います。
守銭奴とは違います。たまにマンガで出てくるケチな社長がある事をきっかけに大金を寄付する的なヤツです(『美味しんぼ』にそういうエピソードがあります)。
使い切れないほどのお金を持っている人ってお金のありがたみをあんまり感じないのかも知れません。お金による幸福度が無いと言うか。成金って言う人達のお金の使い方はある意味「仕方なく使っている」面もあるのかもしれません。お金で繋ぐ関係と言うのも悲しいものです。
お笑い芸人である岡野陽一さんは「今の日本人はお金の価値を上に上げすぎている。人生を幸せに生きる為にお金の価値をもっと下げるべき」と言っています(いつもの言い訳ネタだと思いますが…)
岡野陽一論(NOBROCK TVより借用)
お金が全ての世界は僕は好きでは無いですが幸せな生活を感じる為のお金ってのは現代ではまだまだ大事なのではないでしょうか?