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コンテンツの消費スピードがすごい(気がする)

けっこう前からだと思うのですが今の若い人の中にはYoutubeとかの動画サイトを倍速(1.5倍速とか2倍速)で観る人が増えているみたいです。僕はせっかちなタイプですがそう言う動画とか作品は”間(ま)”も含めて大事だと思うタイプなので標準速度で観ています。

タイパってヤツなんですかね。僕はコスパは好きですがタイパの効率を求めるのはあまり好きではないです。

僕が年齢をとったせいかどうかわかりませんが、文化や作品の消費スピードが以前と比べて物凄い速度になっていると思います。コンテンツの消費期限が非常に短いというか、次から次に新しいものを作っていかないとすぐにみんなに忘れられてしまったり文字通り”オワコン”呼ばわりされてしまっているような気がします。これが老いなのか、実際の感覚なのかちょっとよくわかってないです。

物事の受け取り方は人それぞれなのですが、時間は万人に共通に流れるはずなので感性というよりは世界全体で同様なのではないでしょうか。

Cool japan

最近ではコンテンツだけでは無くて事件も物凄いスピードで新しい事件が発生して上書きされていっているような気がしています。一昔、政治(国会)では一個のテーマをずっと追求している時期があり「それも大事かも知れないけれど、それだけじゃなくて世の中もっと沢山考える事があるだろ!」なんて感じていましたが最近は事件が多すぎて「そういえばあの事件って今どうなったんだっけ?」と思う事の方が多くなりました。

ちょっと話がズレるかもしれませんが、僕が会社に入ったのは1993年で日本ではサッカーのJリーグが発足した年でした。そのなかの選手に”キングカズ”こと三浦知良さんがいたのですが、なんと今でも現役プレーヤーとしてサッカーをしています。現在57歳。良く考えたら子供の頃にキングカズに憧れてサッカー選手になった人が先に引退したりしています。サッカーはスポーツなので怪我や故障、年齢的な物があると思いますが、キングカズがサッカーをやっている間に沢山の選手が生まれてそして引退しているのか…と思うとちょっと不思議な感じもしますね。

後は最近は週刊のマンガ雑誌とかは全く買わなくなってしまったのですが所謂グラビアアイドルと呼ばれる人達も次から次に変わっていっている様な感じもします。コンビニで表紙を見るくらいですが……。勿論、そういう雑誌の後に女優業やテレビ出演などにシフトして行っているのかもしれませんが、僕が若い頃はイエローキャブと言う今考えるととんでもない名前の芸能事務所がありまして、グラビアアイドル集団と言うか、小池栄子さんやMEGUMIさん、佐藤江梨子さんなどが何年も君臨していた時代があったと思います。

音楽もまた然りなのかもしれません。昔から”一発屋”と呼ばれるバンドは沢山いましたが、今はそういう感じじゃなくても数年したら「あれ?最近あの人達の新曲聴かないなぁ」みたいな。勿論、今でも活動はしていると思いますし僕のアンテナがそこまで追いかけていないだけだと思うのですが音楽もタイパみたいな感じで「イントロは無駄」みたいな意見も出てきていると言う話を聞いた事があるので今は音楽は停滞期と言うかカルチャーとしての順位が下がっている段階なのかもしれません。

新しいCDを買わなくても、新しいDVD、Blu-rayを買わなくても今はサブスクサービスに加入していれば観たり聴いたり出来る時代ですから『飽きたらそれまで』っていう感じもわかるんですけれどね。でも同じ音楽や同じ映画、同じ小説などを何回も擦るように繰り返して吸収しているとなんか別の発見があったりしたなぁ〜、だから何回も聴いたり観たりするのも大事だよ!……なんて言うのはもう老害の意見になってしまうのでしょうね。

ただそれだけ沢山のコンテンツが供給されている時代なので、もしそれらの中で自分に刺さる作品と出会えたら、流行ってようが流行っていまいが、周りが誰も知らなくても自分は応援するって言う行動が流れの速い時代の中で自分の”軸”を見付ける一つのきっかけになってくれればいいなぁなんて思います。

では。

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