「中川ライター店」と聞いて、すぐわかる人は札幌で過した事のある男性でしょう。逆に言うと、札幌に住んでいる男性は全員が「中川ライター店」を知っていると思います。
僕は小樽の生まれですが、高校時代とか札幌に遊びに行った時は必ず「中川ライター店」を覗いていました。
さて、中川ライター店とは、札幌の中心街、狸小路と言う商店街にある、模型店(?)です。
この古くさい(失礼)店舗が昔からあるのです。
”中川商店”と書いてありますが、ほぼ全員が「中川ライター店」って言います。
みんなが”ライター店”と呼んでいるわけで、勿論、ZIPPOとかもありますし、元々プラモデル屋さんだったのだと思うのでプラモデルとかも大量にあります。僕が煙草に興味を持ち出した頃にはここで良くZIPPOを見たものです。(喫煙者なら、誰でも一度はZIPPOに興味を持つと思います。)
僕はプラモデルはあまり興味が無かったですが、友人と訪れた際に、友人はプラモデルとか鉄道模型とかを見ていたと記憶します。
この店舗が閉店すると言うことはtwitterで知りました。
ネットで見ると、2015年の1月 31日で閉店との事。悲しいですけれど、これも時流の感じですね。近代化が進む狸小路で一箇所だけ「ザ・昭和!」な店があったものですから、平成のこの年までこの店が潰れなかったと言うのは、根強いファンが板こそだと思います。もしかしたら、親子と渡ってこの店にお世話になっている人もいると思います。
青春時代を札幌で過した人、この年末年始を北海道で過すのなら、最後に「ありがとう」と顔を出しては如何でしょうか?
また、僕の青春の場所が変わっていくのですね。
悲しくもありますが、時代は流れているのですね。でも、僕の心の思い出箱にはしっかりと記憶されています。
追記(2015.1.12)
本日(2015.1.12)を持って在庫が無くなり、前倒しで閉店したそうです。お疲れさまでした。札幌の少年の夢をありがとう!!