2045年問題と言うのがあります。
簡単に言うと、このままコンピュータの進化が進むと2045年にはコンピュータが自我を持って人間より賢くなると言うものです。
キーワードは「技術的特異点(シンギュラリティ)」。これは必ず訪れるようです。
その為には、今のコンピュータでは無く、量子コンピュータと言うものが出てくるようです。実は実現化されており、Googleなども購入したとか。
人間と同じ意思を持つと言うのが、なかなか想像出来ないですよね。プログラムを組んでいるのは人間ですからそれ以上の事は出来ないのでは?と言うのがシステムエンジニアの僕としての見解です。
でも、プログラムがプログラムを作ったら?ネット上には膨大な情報があります。人間では想像がつかないようなデータのリンクが起こるかも知れません。
現在でも、医薬の技術が発展して人間の体内にコンピュータを送り込んで治療する事が出来るようです。まさに「ミクロの決死線」です。
さらに、脳科学が進み、脳のどこの部分に電流を流せばどういう効果が出るかも分かってきたら、記憶や経験が売買され、脳に直接植込む時代が来るかもしれません。身体に悪いドラッグよりも、「トリップしてキモチイイ」記憶が売られるかも知れません。
いつかは、老人の「あのー、アレだ、アレを取ってくれ。」と言う質問にも過去の行動や履歴から適切な解を求めるかも知れまれん。老夫婦の「ツーカーの仲」まで人工知能は発達するでしょう。
その人のパーソナリティーや過去データも基づいて未来のGoogleに「あれ」って入力すると、「もしかして?:新聞」と出てくるかも知れませんね。
また、各国が軍事力ではなく、技術力を”武装する”ようになるかもしれませんね。もともとコンピュータはミサイルの弾道計算の為に作られましたしね。
戦争はコンピューター同士で行う世界へ。血が流れない戦争になるかもしれません。
現に、今もサイバーテロとかありますしね。
しかし、人間と同じように自我を持って行動していく場合、僕はある事で自滅するのでは?と思っています。
それは”バグ”。
勿論、プログラムがプログラムを自動生成するのですから人間がプログラムを作るより、バグは無いでしょう。
プログラムとプログラムがコンフリクトを起す。イリーガルエラーが出る。と、言うのは現段階でも予想できる範囲ですが、人間のガン細胞のように、あるタイミングでバグがウイルス化して、あっという間にネットワークを駆け巡り全てが終る。
なんか、そういう映画あるかもしれませんね。よく、未来の人工知能と人間が戦う映画とかはあると思いますが、僕が思うのは、人間がコンピュータを倒すのでは無く、コンピュータによる自滅です。
それにしても、2045年。下手したらまだ生きてますね。
どんな時代になるのでしょうか?
少し楽しみだったりします。
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