9/9(金曜日)、高畑裕太さんが、不起訴で釈放されました。これでもう「容疑者」でも「被告」でもありません。所属事務所は解雇されましたが、普通の人です。(認めたくないですが。)
僕は男性ですが、所謂レイプ(強姦)は絶対に許せないと思っています。アダルトビデオを見るときも(やらせとわかっていても)「強姦もの」は見ないです。正直見ててもいい気分ではない。
男女が性交渉をする際は、お互いの合意があってするべき者であり、無理やり襲うのは人道を外れています。所謂、外道です。被害者は一生モノのトラウマを負うでしょうし、それが無罪とは正直信じられません。
では、なぜ、高畑容疑者が釈放されたのか、そこは、「強姦罪」と「強姦致傷罪」と言う罪状が影響しています。
文字を読んで分かるように「強姦罪」と「強姦致傷罪」の違いは、肉体的に傷害を負わせた場合「強姦致傷罪」になります。例えば、殴ったりして外傷を与えた上で強姦を行った婆あい「強姦致傷罪」となります。今回は、被害者は怪我をしているので、強姦致傷罪として逮捕されました。
では、「強姦罪」と「強姦致傷罪」、罪の重さはどのように変わってくるのでしょうか?と言う話になります。
そこは、「親告罪」と言うのがポイントになってきます。
親告罪をWikipediaで調べると、
親告罪(しんこくざい)とは、告訴がなければ公訴を提起することができない犯罪をいう。告訴を欠く公訴は、訴訟条件を欠くものとして判決で公訴棄却となる。
とあります。
ようは、親告罪は、相手側による告訴がなければ、公訴できないと言う罪になります。
ちなみに、
単独犯による強姦罪→親告罪
強姦致傷罪→非親告罪
と言う違いがあるのです。非親告罪の方が罪は重く、「非」とあるように、被害者が告訴しなくても検察が自由に訴訟できます。
今回は、
高畑容疑者が強姦致傷罪で逮捕される。
↓
弁護士が、被害者と示談し、強姦罪とし、告訴しないよう話をつける。(和解)
↓
高畑容疑者釈放。(クックック、作戦通り。)
となる訳です。
勿論、示談ですから、物凄い大金が被害者に与えられる事になったと思います。
結局、お金で解決と言うバカバカしい結果なのですが、こうなってしまっては、何もできないと言う訳です。
実に許せない話です。まぁ、彼の場合、罪と言うより芸能界からの実質的追放となると思うので、社会的制裁を受け、生きにくくなると思うのですが、それでも許せないです。
かと言って弁護士を恨むのもお門違いです。弁護士は、弁護人の罪を軽くするために生きているので、もう、嘘もなんでもディベートの世界になってしまうのです。今回は弁護士も誰も付きたがらなかったと思うので、弁護士にも物凄い報酬が支払われている事でしょう。
ここら辺は、リーガルハイとは弁護士ドラマを見ているとよくわかりますね。
ただし、色々と調べている感じ、非親告罪は外れていない(つまり、強姦罪に減罪されたのではない。)ようなので、検察には公訴する事が出来そうです。ただし、すでに被害者と和解している為、これ以上告訴の方向に持って行くと、さらに被害者に色々と迷惑をかけてしまいます。(名前がバレる=知り合いに強姦された事がバレる)また、裁判で法廷に立って色々と話さなければならない。
今回の不起訴は、検察側として「次はないからな。」と言う釘さしだと思います。
本当に次はないでしょう。強姦致傷罪となれば、次は検察が全力でくるでしょう。さらに示談金も数千万では済まないと思うので、高畑家としても、キャッシュがなくなってくるはずです。
なんか今までも、「強姦罪」として、色々とカネで解決してきたのではないか?と疑いたくなってしまいますよね。
まぁ、悪い事をした人はいつか酷い目にあうのが世の常、「お天道様は見ている。」ので、しかるべき社会的制裁を味わってもらいましょう。
しっかし、ムカつく事件ですね。