さて、いきなりですが、下記の曲を1曲でも知っていますか?
- 夏の王様(Kinki kids)
- LOVE LOVE LOVE(DREAMS COME TRUE)
- スターライトパレード(SEKAI NO OWARI)
- ハイスピード無鉄砲(カラスは真っ白)
- マッハソング(東京カランコロン)
- 花束(Back Number)
なかなかマニアックな選曲になってしまいましたが、ドリカムの「LOVE LOVE LOVE」やSEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」は知っている人が多いのではないでしょうか?
今回は音楽理論の話なのですが、実は、上記の6曲のサビ(花束は前奏)は全て、
C-Cmaj7-C7-A7-D-Dmaj7-D7-G7
と言うコード進行で、半音ずつ下がっていく感じを指します。音楽用語でこの半音ずつと言うのを「クリシェ」と言うそうです。
半音ずつ下がるからといって、コードがC-B-A#-Aな訳ではないんですよね。あくまで単音(ベース音)が半音ずつ下がっていくので、コードにするとC-Cmaj7-C7-A7となる訳です(Cコードのクリシェ)。(その際、違う音(変わる音)はちゃんとC-B-A#-Aになっています。)
僕はこういうコード進行が好きなんですよね。高校生の時に無意識でこういうコード進行の曲を作ったこともあります。(僕は音楽を”勉強”した訳ではないので、その時はこれがクリシェ進行だとは知りませんでしたが。dimコードも一緒で高校の時に無意識で作っていて40歳頃になって理論を知る。と事もありました。)
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ちなみに、クリシェ進行には、半音ずつ上がっていく「上り」と、半音ずつ下がっていく「下り」があります。
僕は「下り」の方が好きなんですよね。こればっかりは感性の問題ですが、ブログ冒頭に挙げたように色々な曲で「下り」のクリシェ進行が使われているのを見ると日本人は「下りのクリシェ進行」が好きな民族なのかな?なんて思ってしまいます。
ちなみに「上り」のクリシェはC-Caug-C6-C7となるそうです。aug(オーギュメント)は僕はまだ理解していないので、今現在の僕には「上り」のクリシェは無理かもしれません。これも理解したら楽しくなるんでしょうね。
音楽って本能的に感じるものだと思います。歌詞もありますが、なんか聞いていて「楽しくなる」「悲しくなる」「切なくなる」など色々な感情を感じるのがいいと思います。
僕はそれでいいし、純粋に楽しんでいる人にうんちくを語る気はありません。(だからここに書いてます。)
でも「作る」側として、いろいろと音楽を分解して実際に弾いてみるとスッゲー楽しいですよ。
音楽たのしー!(41歳ですが。)