カジノ法案が衆議院を通過しようとしています。
民進党は「ギャンブル依存症」などを理由に反対していますが、もともと、このカジノ法案は、民主党の前原議員が発案したものです。（当時は超党派でした。）
なぜ、その際に民主党の中で、この”カジノ法案”が潰れずに通ったのでしょうか。
結局のところ、民進党って与党の反対する（対案は出さない）事が仕事なんですよね。自分たちで与党ができないんでしょう。反対してれば、自分の立場が確保できるし議員報酬が入りますからね。
って国会のことは置いておいて、カジノのお話をしましょう。
まずは、「ギャンブル依存」の象徴であるパチンコ・パチスロとマカオ・ラスベガスのカジノの売上高の違いです。
世界（マカオ・ラスベガス）のカジノの売上高：3兆円
パチンコ・パチスロ（日本のみ）の売上高：20兆円
いやー、パチンコ・パチスロの売上高って凄いですよね。勿論、1企業ではないので、総額となりますが、日本の有名な企業を何社も合わせないと売上高では負けてしまうレベル。
そりゃー、ギャンブルで人生ダメにする人も多いですわ。20兆円をギャンブル依存（競馬など含んでも）の530万人から売りあげる訳ですからね。一人当たりの金額は物凄い事になるんですよ。
また、パチンコ・パチスロは民営化ですから、国庫に直接利益はありません。（法人税が入ってきますが。）
日本でカジノを作るとしたらおろらく国営になると思いますので、競馬や競輪と一緒の扱いになりますね。（消費税1%で約2兆円と言われているので、もしかして日本でカジノが流行ったら消費税が下げられるかもしれません。）
それにしても、「ギャンブル依存症」を問題視するのであれば、まずは駅前にあるパチンコ屋をどうにかしてはいかがでしょうか？と、普通の人なら思うでしょう。
これからオリンピックを前にして、「なぜ、日本は駅前にカジノがあるんだ？」って思うことでしょうね。
まぁ、パチンコマネーは日本の至る所に行き渡っているので、気軽にパチンコ撤去する訳にはいかないのでしょうね。日本が腐敗していると言われる原因です。
また、カジノには外貨獲得と言う目的もあります。
カジノ法案はいわゆるIR（統合リゾート）の一環であって、統合型リゾート施設の一環です。なので、ホテルなども近くにできます。外国人がそこに泊まり、子供が寝た後に両親はカジノに行く、みたいな事もできますよね。（ラスベガスを想像してもらえると良いと思います。）
では、問題視されている日本国民はどうなるのでしょう？
基本的に、自国民がカジノを利用する場合、高い入場料が取られると予想されます。もしかしたら、身分証明書やパスポートを必要とするかもしれません。（海外のカジノを利用する際はパスポートが必要なので。）
また、パチンコ屋と違いドレスコードが必要になるかもしれないので（韓国以外の海外は比較的ドレスコードの規定が厳しいそうです。）、そういう意味では、「きちんとした大人」しか入れない可能性もありますね。
実は、パチンコ・パチスロメーカーは既にカジノを視野に入れて、業界参入を始めています。メーカーはパチンコ屋がなくても、台を納入出来る場所（カジノ）があれば問題ないですからね。
僕はカジノ法案には賛成です。
カジノが出来たとしてもパチンコ屋みたいに沢山出来るわけではないので、旅行の一環として利用してみたいな、と思います。できれば24時間営業にして欲しいですね。「ルーレットに1万円！」とかみんなでやったら楽しいかもしれません。
で、パチンコ屋は完全撤去とはいかないでしょうが、パチンコ税をかけるとかして、業界縮小して欲しいです。その方が、結果的に「ギャンブル依存症」の人が減ると思いますので。
かしこ。
