最近、意識高い系の人の中で、「お金はただの紙でしかない。信用があればお金に不自由しない。」(一部曲解しているかもしれません。)的な発言が見られます。
例えば、西野さんのお金の定義は「信用の一部を数値化したもの」であり、ホリエモンも信用をお金と同義にして定義しているようです。
でも、信用があれば一生生きていけるのでしょうか?
僕がなんとなく思っているのは、「信用はCREDITであり、現金(CASH)では無い。」と言うことです。
クレジットカードはまさに、信用(CREDIT)であるため、利用者を”信用”して、支払い代行を行います。
なので、債務不履行を重ねると信用がなくなり、カードの利用は停止されます。
キャッシュカードは、自分で持っている現金なので、残高が0円になるまで利用できますし、基本的に、国への税金などの未払いを行っていない限り停止はありません。
信用も一朝一夕で生まれるものではないです。
僕もお金を貸したり、借りたりしますが、学生からの長い付き合いだったり、同期(もう入社20年を超えるので)からだったりします。
僕が生活で困っている時にお金を貸してくれると、「あぁ、まだ僕に対して信用って残ってるんだ。ありがたい。」と思ってしまいます。
すぐには返せないけれど、なんかの形で返せれば、なんて思います。
なので、僕も貸せる限り困っている状況の友人にお金を貸したりします。
「ギブ&ギブ」の精神やそれが周って「(いろいろな形で)テイク」される時が来ると言うものです。
また、新しい事業に手を出したいがお金がない。と言う時に信用が生きてきます。「彼なら信用できる。期待できるから、出資しよう。」みたいな感じですね。道楽ではタニマチとかエンジェルとか呼ばれたりします。
最近のクラウドファウンディングも「この人たちの情熱を応援したい。」と言う信用から参加者が増えるのでしょうね。
「この世界の片隅に」と言う映画はクラウドファウンディングにて作成されましたが、大ヒットしたので、やはり、”作りたい”情熱に信用が生まれてお金が集まり成功したのでしょう。こう言う信用の作り方もこれからは増えるかもしれませんね。
なので、なんぼ信用があっても、「競馬で絶対に硬いレースがあるんだ!」って人にお金を貸そうとは思わないですし、働ける状態にあるのに働かないニートのような人に生活費を上げると言う事は難しいと思います。(その人が働けない状態や、のっぴきならない事情があれば別ですが)
一時期は、クレジットカードの枚数を競っていたような狂った時代がありました。バブルの頃ですかね。長財布にゴールドカードがずらっと並んでいる。みたいな。
でも、自分の”信用”をカードに委ねるなら、若いうちから1枚はカードを作っておいた方が良いです。前にも書いたようにクレジットカードにおける「信用を積む」と言う事は、「クレジットで買い物をして、きちんと支払う。」と言う事です。
最初に書いた
西野さんのお金の定義は「信用の一部を数値化したもの」。
は、あなたの信用に対してはxx万円まで枠も持てますよ。(もしくは融資しますよ。)と捉えることができるかもしれません。
意外に思うかもしれませんが、いきなりレベルの高いカードを作ろうとしても「カード利用実績がないので。」とレベルの低いカードしか作れない事があります。
逆に、きちんと計画的にクレジットカードを使って、きちんと支払っていれば、カード会社から「グレードアップしませんか?」と案内が来たりします。クレジットカードに対して「信用を積んだ」結果です。
ただ、友人同士の助け合いは本当の”信用”で生まれますが、クレジットカードの信用は、きちんとお金を払わないと一気に信用を無くしますのでご利用にはご注意を。
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