みなさん、生きている上で大人になっていきます。でも”大人”の定義って難しいですよね。20歳で成人しますが、20歳でも学生だったり社会人だったりニートだったり。
日本にいる以上、「20歳の成人」は形式的なもので、”大人”って言うのとはちょっと違うのかもしれません。まぁ、お酒が飲めるようになったりするので、そういう意味では「(国から)大人と認められた」のかもしれませんが。
童貞(処女)卒業が大人の瞬間って言う人も多いと思います。やっぱり、「おぉ、これで俺も一人前の大人だ!」って世界が違って見えるのもあるかもしれませんしね。
これを読んでいる皆さんも、「俺、あの時、『大人になったなぁ。』と思ったよ。」と思う瞬間があると思います。
会社に入って、自分で給料を貰って”大人”になったと思う人も結構いるのかもしれませんね。一人暮らしして家賃、水道光熱費を払って「あぁ、一人暮らし。これで大人だ。」っていうのもあるかもしれません。
僕は高卒で田舎を出て上京して18歳から働いているのですが、一番”大人になった”と感じた瞬間は、意外かもしれませんが同期(友人)だけで、居酒屋に行った時です。
今までは連れて行ってもらったりしていたのですが、自分達だけで居酒屋に行ってお金をそんなに気にせずに飲めるようになった瞬間、一番「あぁ、俺、大人になったんだな。」って思ったものです。
行った場所は普通の大衆居酒屋だったんですけれど、オーダーとかも全部自分たちだけで。
飲みに連れてってもらう時は、大抵、先輩や上司のペースで場が進んでいきますので、シメのタイミングも自分では決めれません。僕は、若い時は幸いなことか、いわゆる「愚痴や悪口を延々聞かされる」飲み会は少なかったと思っています。楽しく飲めたので、飲み代も出してもらって貴重な話も聞かせてもらい、「あぁ、楽しかった。」と思ったものです。
それも自分たちだけで行くのですから、会話の内容やシメのタイミングも自分たちで決めます。「そろそろ、シメるか。すいませーん、お会計お願いします!」なんて発言した時に「うわー、大人ぁ。」と本当に実感したんですよね。
すごい変なタイミングだと思いますし、大学生とかはサークルとかでたくさん飲みに行っているからこの感覚はわからないと思いますが、そういうタイミングって、人それぞれなんですよね。
人から評価されて「お前も大人になったなぁ。」なんて言う場面もあります。よくドラマとかでやっているのが喧嘩っ早い奴が社会人になって理不尽な場面を喧嘩せずに我慢する…みたいな場面もありますね。
勿論、人から評価される相対的な”大人”もあると思いますが、自分の1回きりの人生、絶対的に”大人”になった瞬間は覚えておいたほうが良いと思います。
今からでも思い出せるのではないでしょうか?これからの人もいるかもしれません。大人になるなんてのは十人十色。自分の感性を大事に生きましょう。