センス(SENSE)ってものを今年に入ってから考えています。よく「あの人はセンスあるよね。」とか「さすがxxさんはセンスが違う。」なんて言う事があったので。
そもそもセンスってどう言う意味なのでしょう?インターネットで調べてみました。
1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的な―がある」「―のよくない服装」「バッティング―」
2 判断力。思慮。良識。「社会人としての―を問われる」 -Goo辞書より
この場合の僕が思うセンスは”1”の方ですね。
自分で考えてみたんです。「僕はセンスがあるのか?」と。できれば僕はセンスある人間だと思われたいんですよ。
で、考えてみればみるほど、センスは自分ではなく他人が決めるんだなぁ。って思うんです。
”アーティスト”とか”クリエイター”は自分で名乗る事が出来るんですけれど、センスがあるかは第三者が決めて広めるんじゃないか。と思います。
「俺、センスあるだろ?」とか「僕にはセンスがあります。」とはなかなか言えないと思います。(勿論、冗談とわかる範囲であれば良いと思いますが。)
こればっかりは自分ではどうしようもないんじゃないかな?、と。
- 料理
- 洋服
- 音楽
- 写真
- 小説
いろんな業界、いろんな種類の「センスがある人」がいます。
でも、
音楽だと、決してオリコン一位にはならないような。
小説だと、決してベストセラーにはならないような。
その中で、「俺、こんなのも知ってるぜ。」って言う。そう言う感性。流されない、自分に芯を持って感じる感性。
大衆的っぽいけど、大衆的ではない。難しい表現ですが。でも、どこか引っかかる。心の中をノックする。自分の才能に対して嫉妬を感じるような存在。それが”センス”なんじゃないかなぁ?って思うんです。
これは、普遍的なものに感じるのかもしれないです。
普通にしているのに、一緒の行動をしているのに、なんか一つ一つがかっこいいと言うのにもセンスを感じます。本人は気づいていないのかもしれませんが、そう言うのがいいんですよね。
色々なものに興味を示すけれど、それが自分の芯に合っているか、合っていないかで吸収するかどうかを判断できる人だと思います。逆に常に流行りに乗っているような人は「流行に敏感な人」かもしれませんが「センスがある」とは思えないんですよね。時代に流されていて芯がないと言うか。
たくさんの知識を吸収し、その中で自分の芯に対して比較し取捨選択する。勿論、捨てる側になる情報もなぜ捨てるかに意味があるんだと思います。「嫌い」「合わない」で済ませるのではなく、なんらかの理由があると思うんですよね。
僕が生きていて、周りにセンスがある人って数人しかいないんですよ。テレビの芸人だと「おぎやはぎ」には圧倒的なセンスを感じますけれど。あとは、リリー・フランキーさんにもセンスを感じます。流されずに自分を持っている感じ。
でも、センスって絶対軸ではなく、色々なベクトルに向かった感性だと思うので、センスがあると思われたい人は、まず自分の芯(=軸)をきちんと決めて色々な知識を吸収していく事が大事だと思います。
小説とかも沢山読んでいて、「そう言えば、xxって小説の中に似たような一節があったよ。」なんて言えば少々キザかもしれませんが、センスあるなぁと思ってしまいます。
センスがある人はそれを自慢しません。生活の一部として淡々と行動しているだけです。滲み出るセンスを周りの人が感じちゃうんでしょうね。
なんか「芸術・思想・感性」を知性(頭の良さ)で表現したものがセンスなんじゃないか?って思ってきました。
まとめ
センスは他人が決める事と最初に書きましたが、自分が何もしないうちはセンスが磨かれません。「センスある」と思われたい人は、常に色々な知識・情報を吸収するようにしましょう。
いつか、あなたのセンスが認められるかもしれませんよ。