始めに
誰が呼んだか”お笑いBIG3”と呼ばれる人々がいます。ビートたけし・タモリ・明石家さんまの3人をさしてこう呼ばれています。
さて、彼らももう60歳すぎ、限界も超えているのではないでしょうか?確かに無理ができる20〜30代を超えて40代、50代まで第一線でいた方々ですが(タモリは正確には30過ぎてデビュー)、そろそろ彼らで笑える時間も少なくなってきた感じがします。
そこで、僕がパッと思った”後継者”を挙げてみます。ただ、誰が誰と言う感じではありません。
内村光良さん
内村光良さんはウッチャンナンチャンさんの白い方です。コンビは解散していませんがコンビでテレビに出ることは稀なのでほぼピンでの活動となっています。彼は昔から、バラエティー職人、コント職人に徹底しています。それも、毒や皮肉は入れずに根本的に笑わせる事を考えています。どちらかと言えば「ビートたけしさんと志村けんさんのハイブリッド型」となるかも知れません。
松本人志さん
松本人志さんは後継者と言うより、一つの笑いを築いた人です。日本のお笑いは「ダウンタウン以前」「ダウンタウン以降」に分かれていると言っても過言ではありません。上記BIG3の後継者と言うより、全ての笑いを引き継ぎ、生み出していく男となるかも知れません。しかし、松本さんも子供ができて少々丸くなり過ぎた。後は本人がゲラ(すぐに笑ってしまう)と言うのも影響しているかも知れません。なので、ここで「後継者」と考えるより、「松本人志の後継者」を考えなければいけないステージにいる人でしょう。ちなみに彼の映画はあまり面白くありません。(個人的感想)
太田光さん
爆笑問題は個人的にはあまり好きではありません。が、彼らのラジオを聞いている限り一番世相とお笑いを考えているように思います。(注:太田光さんはお酒が飲めません。また、彼と僕の政治思想(太田さんは左寄り)は違います。)彼の傍若無人な芸はやはり、ビートたけしさんを彷彿とさせます。好き嫌いが激しいですが、彼が夜の枠でお笑いを続けてラジオを続けている限り関東のお笑いとしての一角を担うと思います。
水道橋博士さん
ビートたけしが命名した日本一(お笑いで)価値のある称号「浅草キッド」を襲名した水道橋博士もビートたけしの後継者だと言われていますが、彼は記録魔で竹中労などのルポライターを溺愛していることから、分析は得意だけれど、それを昇華させる事が出来ない”真面目な”芸人だと思っています。なので、ルポライター、評論家として生きていくのではないでしょうか?
中居正広さん
大外からですが元SMAPの中居正広さんが入る可能性がありますね。彼はお笑い畑の人ではありませんが、「TVのバラエティー」の世界で何十年も生きていた生粋の”TVの芸能人”です。歌が下手なアイドルと言う不遇の通り名も受け入れそれすらもお笑いに変える。自分が喋りたがりなのと、色々なコネクションがあるので、案外、「さんまさんとタモリさんのハイブリッド型」となるかも知れません。
上田晋也さん
あと、考えられるのはくりぃむしちゅーの上田さんですね。まず、今のTV界のMCとしては年齢のわりに一歩秀でていると思います。(2021年現在51歳)『しゃべくり007』と言う番組を見るとわかりますが、MC力としては上田さんですね。逆に言えば『しゃべくり007』のひな壇メンバーは後継者としてはふさわしくないと思います。
岡村隆史さん
あとはナインティナインの岡村さんが挙げられますが、彼は期待されるプレッシャーに潰されてしまい、過去に療養しています。残念ながらこの病気は完治はせずに”寛解”なので、現在の笑いからはちょっと距離を置かれつつあるのが実際なのではないでしょうか?芸能界としても「無理させれない」芸人の一人です。無理したいのに、無理ができない状況と言うのは本人も歯がゆいのではないでしょうか?
柴田英嗣さん
案外なりそうで、レースから外れたのはアンタッチャブル柴田さんです。アンタッチャブルは柴田の女性問題(と言われている)謹慎から、事実上コンビ解散となっていますがザキヤマも基本的に無茶芸しかできないので、オリジナリティーが失われています。一人では生み出せない芸人の一人です。アンタッチャブルがそのまま生き残っていたら、今頃TVに出れない芸人は多かったのではないでしょうか?そう言う意味では、惜しい人です。
設楽統さん
最近売れっ子としてはバナナマンの設楽統も挙げられます。ここ数年の番組出演本数がものすごい事になっています。一説には”面白いから”より”ギャラが安いから”と言われています。僕はバナナマンって凄い好きなんですけれど、まだ真面目なんですよね。日村さんとのコンビで面白くなりますが、日村さんは「いじられキャラ」なので、ちょっと難しいと思います。ただ、設楽さんは天性のドSなのでそれが良い意味で発揮されれば何かが起こるかも知れません。
矢作兼さん
後は、僕が一番好きなおぎやはぎの矢作さんですが、大外から来るのかも知れません。ただ、彼はビートたけしさんでも、明石家さんまさんタイプでもありません。”極楽トンボ”の加藤浩次の遺伝子を受け継ぐサラブレッドでありながら、これと言うお笑いを披露しない。しかし、ひな壇やラジオの仕事は卒なくこなす。タモリさんタイプ。美術や車と言った趣味の番組を持っていたり、サラリーマン経験があったり、なんだかんだで残りそうな気がします。決してBIG3ではないですけれどね。
有吉弘行さん
2021年にこのエントリーを加筆修正にするあたり追加しました。有吉さんて”一般人代表”だと思います。お笑い芸人というかテレビスターって感じですね。これといったお笑いネタよりも、MCをそつなくこなすタイプです。また芸人なのに歓声が庶民派っぽく、真面目な価値観を持っています。とにかくプロ根性があり、仕事を確実に仕留めていくタイプ。毒舌を言っても許されると言うキャラは一朝一夕で身につけられるものではないので、結構強いと思います。
まとめ
途中から、「BIG3の後継者」と言うより、「5年後の笑いを支える人たち」みたいな感じになってしまいました。
まだまだ、さまぁ〜ずさんとか、雨上がり決死隊さんとかもいますね。数え上げればキリがないのですが、頭の中からすぐに出てこなかったのでそう言うことでしょう。
全て僕の独断と偏見ですが、お笑い好きな皆さんはどう思いますか?