数年前にネットで話題になった事があります。それが1990 年代に発売されたゲームが2010年代の現代の日本のネット事情をズバリ言い当てていると言う物です。
未来を予言するってのはなかなか難しいですよね。預言者だって結構外してますし。未来は難しい。天変地異とかの予言ではなく、リアルにライフスタイルが変わる予感。現代の知識とトレンドを読んで想像して見るしか無いです。SFの世界ですね。
昨日、寝る前にふとその事を思い出し、いろいろなキーワードで調べて見た結果、出てきました。(おかげで寝る時間が20分遅れました。)タイトルは「シルバー事件」と言います。良かった、寝る前にタイトルが出てきた。
調べてみるとWikipediaに載っていました。
『シルバー事件』(シルバーじけん)はグラスホッパー・マニファクチュアが制作した、PlayStation用アドベンチャーゲーム。1999年10月7日発売。ディレクターは同社代表の須田剛一。
1999年発売のゲームなんですね。まさかの20世紀。インターネットが日本で爆発的に流行り出したのが1995年ですから、このゲームが発売された時にはインターネットの概念があることになりますね。僕も24歳でバリバリ残業しながら人生を謳歌していた時代です。
でも、ネットに関してはブログやTwitterはまだまだ先の時代。2ちゃんねるだってまだ出てきてよちよち歩きしている時代です。
シナリオライターの須田剛一さんは「須田ゲー」と呼ばれるような色々な作品を出しているようです。一部にはファンがいる模様。
このゲーム、実はアドベンチャーゲームで犯人を探していく(が、ほとんどは一本道でゲームをやっている体で、ビジュアルノベルのような)ゲームだそうです。
ただ、画面や音楽にこだわりがあり、とんでもなくオシャレな作品に仕上がっているとの事。
で、問題になったのは喫茶店のマスターと主人公の会話。
これです。
おそらく事件には直接関係のない、普段の会話。
その中に1999年から見た未来、2017年の現在が見事に描かれています。
実に、日記からTwitter(”つぶやき”と言う表現まで!)が出てくる事とそれの空虚をついています。
この会話が1999年に出てきていると言う発想は凄い!
ちなみにこのゲーム、今は2016年にPCで再発売されています。Steamと言うゲームプラットフォーム内でWindows,Mac共に発売しているとの事。値段は1,980円となっています。ちょうどタイミングが良い!思い出したのも偶然ではなく、必然と言うもの。
この先見の明があるシナリオライターの書いたゲームを楽しんでみるのも如何でしょうか?
1999年に発売されたゲームを今楽しんでみるのも面白いと思います。グラフィックは一新している模様です。
僕も時間とお金に余裕ができたらやってみようと思います。
それにしても、僕もこう言う未来をすんなり想像して書けるようなシナリオを書いて見たいなぁ。凄い!