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【書評】明日クビになっても大丈夫!

帯がちょっと嫌いかな?、「好き放題してサラリーマン時代より稼いでる!」って書き方が他のブロガーと一緒なんですよね。
と、言うのがこのインターネット時代のライターであるヨッピーが上梓した本、「明日クビになっても大丈夫!」の帯です。

僕は純粋にこのライターであるヨッピーの記事が好きです。厳密にはヨッピーはブログも書いてるけど本業はあくまで(ネット系の)ライターです。体を張ったネタで最後まで「あれ、これスポンサー企画だったんだ」と思わせないところが好きでした。(実際に、「あれ、これスポンサー広告だな」と思ったけれど、あえてそれを否定する形で入るヨッピーのスタンスは好きです)

ヨッピー自身が商社出身であり、サラリーマン兼ライターと言う、兼業がサイコーと言う主張には大賛成です。
フリーになっても「稼げずの谷」がある事を書いているのは正解だと思います。(ある程度の副業の収入がないと、いきなりプロブロガーになっても「月5000円位だよ」って話です)

今すぐフリーになろう!と書いてないのはサラリーマンを兼業でやっていたヨッピーの強みだろうと思います。サラリーマンをやっていて、副業でライターをやる。そして、そのライターでの収入の比重が高まった段階でフリーになる。これは実に正しいし、最近の「専業じゃないとプロブロガーはやっていけません!」と謳っているブロガーへのアンチテーゼになっています。(最近だとヒトデさんがフリーになりましたが、これも本業よりも副業の収入が多くなったと言う理由です)

この本を一言で言うと、以下の引用になります。

「サラリーマンを辞めてブログ一本で生活します!」「僕はブログで自由に生きるんだ!」みたいな人達が最近ちらほら出てきていて「僕は自由です!」「満員電車とはおさらばダ!」「サラリーマンなんてくそくらえ!」みたいに調子こいてる人達がいるのだけれど、そう言う人達はみんな「今月はいくら稼ぎました」とか「こうして稼げるようになりました」みたいな記事、そしてアフィリエイトのリンクをずらずら並べた記事、そしてアフィリエイトのリンクをずらずら並べた記事ばかりを書き、「ブログで稼げるコツを教えます!月に5000円から!」みたいな事を言い出すのは単純にそういう信者を作り、信者からお金を巻き上げないと生活が出来ないからだ。型にハマるのを嫌ってサラリーマンを辞めたのに、今後は「ブロガー」という型にハマる。チンカスみたいな話である
ーヨッピーの本より引用ー

まさにそうです。多くの(ある意味成功した)ブロガーが「情弱ビジネス」をしているのです。これは、プロブロガーのセミナーを受けた門下生が(現時点で)プロブロガーになっていないのが証左になるでしょう。Namiaking 2017 9月 25

「xxさんのブログ塾に通って、僕も十分なインカムを得られるような生活ができるようになりました!」と言う人が出ていない事が証拠です。
結局はそう言うのはピラミッド型の情弱ビジネスなんです。それを「チンカス」と言ったよっぴーはさすがだと思います。

また、本書の中に”消費する趣味と生産する趣味”と言う表現が出てきます。
これは、趣味って結構お金を使うものですよね、なので(お金を)消費する趣味って多いと思うんですけど、そのインプットをアウトプット(ブログ、専門誌への寄稿、セミナー)に変えられる力を持っている人は自然に「生産する趣味」に変えられると思います。
僕は下ネタ系の趣味は行きつけの飲み屋で話して昇華しているのですが、もちろん、ブログのネタについて書けるようにもなっています。
趣味には基本的にはお金を使うものですから最初は消費する趣味だと思いますがそれを、どうやって生産側(アウトプット)に回せるか?
インターネットの時代だからその敷居は低くなってると思いますよ。

その為の趣味を「儲けれる椅子」と言う表現をヨッピーは使っています。これは「?」だと思いました。簡単に言うとマーケティングの世界で言うブルーオーシャンですよね。あえて、マーケティング用語を使わなかったのか、そこは「その位の業界用語は使ってもいいんじゃない?」と思いました。

ヨッピーっぽくない?と言う点。
全方位にやる気のなさを見せておいて、そしてある時は全方位に牙を剥くヨッピーですけど、本書では少々ソフトに書かれていた気がします。やっぱり紙の本になると違うのかなあ?って思ったり。

まぁ、兼業をして、副業が本業の収入を超えて継続性が見えるまでは本業をやめない方が良いってのは僕も思ってます。

あと、この本の印税も面白い事に使いたいって言うのが「ヨッピー」らしく、実現したのなら成功だと思いますけどね!

僕は、セミナーを受けるくらいなら、この本(約1500円)を読んだ方が良いよ!って思いました。こんなのヨッピーじゃない!って言う意見もあると思いますが、僕は、「庶民のコンフォートゾーンを大事にする」と言う表現で安心しました。決して、六本木とかの「レベルの高い」人達のマウンティングに飲まれる事がなく、庶民目線でチャレンジしてくれるヨッピーに期待します!
(※コンフォートゾーンってのはよくある自己啓発にある、「自分の位を一つ上げる事により、出会う人達のレベルも上がってくる」って言う鼻くそみたいな論理です)

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個人的には「このタイミングで書籍か!」って思いましたけれど、読んんだ感じで60%位は同意出来ました。
僕もGoogle先生に給料の50%位もらえるように頑張ります!

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