ここをクリックしてお気軽にお問い合わせください!

Appleが成長するのに足りない立った一つの大きな弱点

最初に

Appleと言う企業は実によくやっています。それはiPhone,MacなどのハードウェアとiOS,Mac OSと言うソフトウェア(OS)を両方持っているからです。OSは他社のハードでは動かないので完全にパフォーマンスチューニングをすることが可能です。
これがApple社の強みだと僕は思っています。(MicrosoftがSurfaceとWindows PhoneだけにしかWindowsを提供しないようなものです。それやられるとほとんどのPCメーカーが死亡しますよね)

Android携帯は、機種によって上げられるバージョンが異なっていたりして、ハードによって色々と限られるんですよね。ここが弱点だと思います。GoogleとしてはNexusが一応正式になるんでしょうかね?

Apple logo

Appleに足りないもの

ただ、そんなAppleも大きな失態を犯しています。それは自前で検索エンジンを持っていない事です。
Googleは言わずもがな検索エンジンの会社です。
Microsoftもまだ発展途上ですが、Bingと言う検索エンジンを自前で持っています。

でも、Appleにはそれ(検索エンジン)がないんですよね。結局、GoogleやBingを利用せざるを得ないんです。(Siriとかの検索も元々Bingを使っていて2017年の10月からGoogleに変わったそうです)

多分、作ろうと言う企画はあったと思うんですよね。でも、その時はGoogleの絶対王者一択になっていたんですよね。今更入る余地はない、と。
(当時は、Googleだけではなく、Infoseek,Gooとか色々と検索エンジンはあったのですけれど、Googleを前にして淘汰されてしまいました)
日本では少なくとも「ググる」って言葉が「検索する」を意味しているので、Googleは完全にデファクトスタンダードな訳です。

検索エンジンの大変さ

Microsoftはその資本力と会社の意地(?)でBingを作ったんですよね。

検索エンジンって大変なんですよね。膨大なデータが必要です。それこそビッグデータです。ネットの大海原に網を投げて地図を作らないといけませんから。さらに、日々更新されていく情報のメンテナンスも行わないといけない。

これから、色々とAIスピーカーが出てくると思いますが(本当に、各社同時に出してますよね)、検索機能を他社に委ねるのではここの点がちょいと弱いんですよね。まぁ、「電気つけて、音楽流して」とかならいいんですけれど。検索系とかになると、結局Googleに頼るしかない訳で…。そうなると、Googleに全部依存しないといけないので、結局そう言う点ではGoogle Homeには勝てないと思うんですよね。

クラウド環境も…

あとは、Cloud環境を持ってないんですよね。iCloudはありますけれど、それはMacユーザとかiPhoneユーザの為の容量確保であって、AWS(Amazon Web Service),Microsoft Azure,GCP(Google Cloud Platform)と言うクラウド環境では無いんですよね。
「システムをクラウドに置く」って言う要件は今の所Appleには出来ませんね。これはまぁ後からでも追いかけられると思いますけれど。個人利用と言うか法人利用では、クラウドにシステムを置くのが増えてきているので、この点ではAmazon(AWS)一強の時代をどこが潰すかって話になってくると思います。

終わりに

とは言え、Appleはスティーブ・ジョブズ亡き後もAppleは躍進しています。本当にジョブズがいる間に、iPhoneとiPadを出せてよかったと思いますね。大きなブレイクスルーを打ち出して、マウントを取った遺産はやはり強いです。
とは言え、これは考えすぎかもしれません。「検索屋としてGoogleに任せる!」でも良いと思うんですよね。もしかしたら、量子コンピュータとAIによって、Googleを追い越すエンジンがすぐに生まれるかもしれませんし。

ただ、最近、ハードもソフトもちょっと勇み足な感じがしています。自転車操業じゃないですけれど、「わしゃ、止まると死ぬんじゃー」と言うギャグを持っている吉本芸人がおりましたが、ここはしっかりとしたプロダクトを生む時期だと思います。本当に毎年iPhone買い換えるのだって高いですからね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です