ATOKって言う日本語変換ソフトがあります。僕が中学生の頃からあるのでもう30年位の歴史があるのでしょうね。僕が初めて使ったATOKのバージョンは3って奴で、1.4Mのフロッピー1枚にちゃーんと入っておりました。
1.4Mと言うと今だとスマホで撮った写真の1枚よりも容量が小さいかもしれませんね。昔は本当に凄い時代でした。
それからATOKはデファクトスタンダードとなり、「 ATOKを使っていて当たり前」になってたんですよね。
今ではMicrosoftは「MS-IME」を出してますし、Googleも「Google日本語入力」をリリース(無料)しているので、仕事でATOKをわざわざ買ってインストールして使っている人は一部になっているのではないでしょうか?
そのATOK。一部の人にはまだ圧倒的な人気があります。実はこのATOKは「一太郎」って言うワープロソフトのおまけだったのですが、今では「ATOK」でメーカーが食っているような時代です。そう考えるとMicrosoft Wordは強いですね。
そんなATOKが完全にサブスクリプションサービスのみになりました。サブスクリプションってのは簡単に言うと「月額制」の事ですね。
サブスクリプションの強みは「常に最新版が使える」って所にあります。バージョンアップしても基本的にそのままバージョンアップできます。あとは月額単価が安いので気に食わなければすぐに解約すれば費用は少なくて済む場合があります。 動画や画像編集で有名なAdobeも最近はサブスクリプション制を導入していますね。
高い金を出して「うわーこれダメだー合わない!」って言うリスクは少ないですよね。
ただ、僕、サブスクリプションって嫌いなんですよね。それは僕は”ランニングコスト”はかけたくないんですよ。
物を買うときには基本的に二つのお金がかかります。それは、
- イニシャルコスト
- ランニングコスト
の二つです。車を例にとると、車体価格がイニシャルコスト。自動車税や車検、ガソリン代をランニングコストとなります。「車を買ったのはいいけれど、維持費がバカにならないんだよ」と言う人が多い理由が、そのランニングコストなんですよね。
僕の頭が古いのかもしれませんが、ソフトウェアってのは「買って使う」って感じなんですよね。少々高いかもしれませんが買ってしまえばこっちのもの。使い倒してやるぞ!ってな感じです。
でも、今は「サービスを買う」って感覚なのかもしれませんね。サービスなので一括購入ってのはあんまり無くて、使っている限り毎月サービス量を払うってものです。
僕は、このブログを置いているインターネットのサーバーを”借りている”のですけれど、これは維持費って言う意味で払っているので、一括はできないタイプのものだと思います。(ただ、支払いは1年分1括とかできます)
まぁ、月額制ってのは嫌いなので、Webサービスとかになかなか手を出せない自分がいるんですよね。
皆さんはどうですか?