爆笑問題のラジオを聴いてたら懐かしい映画の話題をしていました。
その映画の名前を「バカヤロー!」と言います。
バブル時代の1988年に初めて公開されて第四弾までシリーズ化されています。
1つの映画なのに3本〜4本のオムニバスとなっていましてね。短編の集合を一つの映画として上映していました。なかなか見ないスタイルですね。テレビだと「世にも奇妙な物語」って感じでしょうか?
基本的なフォーマットとしては、主人公がストレスフルな状況に置かれて、それでも我慢して、我慢して…で最後にブチ切れて「バカヤロー!」って叫んで言いたいこと言って終わる感じです。
観客も同じ感じで見ながらストレスを疑似体験して最後の「バカヤロー!」で発散するのが楽しかったと記憶してます。
タイトルが「バカヤロー!」なので、「あぁ、最後はバカヤローって叫ぶから安心だな」って見れるんですよね。
救いの無い映画では無くちゃんとした回答がある娯楽大作なので。
僕が覚えているのは外国人が来日するからそのコーディネーターとして一生懸命英語を勉強するって奴ですね。
最後はその外国人に向かって「日本に来たなら日本語話せ!!」ってブチ切れます。それを聞いて外国人は「こんな日本人に会いたかった…」と。外国の言いなりになってる日本人をシニカルに皮肉して描いている作品です。
オムニバス形式なので、たまに色んな人が監督をしていますが(20代の爆笑問題の太田光さんも!)、監督総指揮としては、故・森田芳光さんです。「の・ようなもの」をはじめ色んな映画を撮っていた名監督です。
ブラック企業とか、低収入に悩む人が多い現代では、ストレス発散の場も少なくなっています。
だから悩みを抱え込んで心の病になったり、ネットとかに匿名で書き込んだりするんですよね。これはよくない。
思い切って「バカヤロー!」って叫んでみてはどうでしょうか?
僕は、若い時に会議、会議で合コンが入っていた土曜にまで会議を入れられて、その会議があまりにも意味がなかった内容だったので「やってられるか!」って椅子を蹴って会議室を出た思い出があります。
それでも、当時のメンバーと会っても普通に過ごせてますよ。会社の関係なんてそんなものです。
この映画が(みんなが浮かれていた)バブル時代に公開されたのの真意はわかりませんが、今の時代にこそ「バカヤロー!」って疑似体験してスッキリ出来る映画やテレビドラマがあっても良いのでは無いでしょうか?
どうでしょう?フジテレビさんは現在赤字で悩んでいるそうなので、ここで「バカヤロー!」をリバイバルしてみてはいかがでしょうか?
ただ、安易な作りにしないできちんと作ってくださいね。そうすると一発逆転あるかもしれませんよ!?
(ちなみに、爆笑問題のラジオのコーナーには「怒りん坊田中裕二」と言うプチ・バカヤロー的なコーナーがあります。身近なバカヤロー体験はTBSラジオの「爆笑問題カーボーイ」に送る事をオススメします!)
なお、バカヤローはAmazonビデオで見ることができるそうです。ストレスが溜まっている方、いかがですか?