はじめに
最近、テレビに元気がないと言われています。「昔みたいに面白くなくなった」とか「テレビは終わった」と言う人も多いと思います。
確かにゴールデンタイムにテレビをつければ”クイズ”、”素人カラオケ”、”食レポ”。確かに見る気も無くなりますよね。
“めちゃイケ”も”みなさんのおかげでした”も終了し、お笑い系のバラエティーも攻めの姿勢を潜めているのではないでしょうか?
こう言うのは大抵BPOからのクレーム(特に「差別だ!」「子供が真似したらどうするんですか!」と言うもの)を恐れているので”毒にも薬にもならない”バラエティーが量産されるんですよね。
そんな中、僕が毎週録画している番組があります。主に下記の番組です。
- ゴッドタン(テレ東)
- 水曜日のダウンタウン(TBS)
- クレイジージャーニー(TBS)→終了
- 勇者ああああ(テレ東)
- ジャンクSPORTS(フジ)→現在不定期
- 日村がゆく(AbemaTV)
これらのラインナップを見て「あぁー尖ってるなぁ」って思う人はテレビに対する期待度が高いと思います。僕もそうです。
これらの全ての番組には実は共通点があります。それは”制作:シオプロ”となっており、シオプロと言うプロダクション会社が関与していると言う事です。
バラエティー制作軍団シオプロ!
塩谷泰孝さんが作ったプロダクションだから「シオプロ」なんだと思います。安直かもしれませんがきっとそうでしょう。
上記の番組リストを見ても分かる通りに完全にバラエティーに特化した集団です。
社長の塩谷さんは、TBSの伝説の番組”ガチンコ!”にADとして参加して、その後”リンカーン”などを経験しています。会社も赤坂TBSのそばにあるので完全にTBSに育てて貰ったのでしょうね。
そして、この塩谷さん、今一番尖っているテレビマン二人の番組を担当しています。その二人のテレビマンに関する記事はこちらから
この二人のテレビマンのやりたい事を実現する制作集団、それが”シオプロ”です。
ちなみに冒頭に挙げた番組の主な演者は
- ダウンタウン
- バナナマン
- おぎやはぎ
です。
ダウンタウンはもうレジェンドになっていますが、ダウンタウンの番組の中でも「水曜日のダウンタウン」が一番攻めているのは、もちろんダウンタウンと言うネームバリューがありますが、それだけではなく、TBS藤井プロデューサーとそれを実現する”シオプロ”です。
(ダウンタウンDXと比べてもらえば分かると思います)
バナナマンとおぎやはぎは僕が大好きなお笑いコンビですし、最強のお笑い作家として「オークラ」が付いています。僕は次世代のバラエティーはこの二組が強いと思っています。
終わりに
ちなみに、シオプロは社長含め30人に満たない会社です。少数先鋭と言うのでしょうか?とにかく、尖っているんですよ。怖いくらい。
関西のベタな笑いではなくて、関東風のシニカルな笑いを求める、それを実現するのが”シオプロ”だと思っています。
それにしても、何気なく見ている自分の好きな番組の制作会社がここまで一緒だと僕が番組を選んでいるのではなくて、逆に”シオプロ”の魔術にハマっているのではないか?と思ってしまいます。
恐るべし「シオプロ」!!
これからも、攻めた番組を作り続けて欲しいです!
追記(2020.7.23)
2020年4月位からおぎやはぎ矢作さんと超新塾アイクぬわらさんのオンライン英会話(DMM英会話)のCMが人気です。
実はこれ、4〜5年前に制作したCMで「なんで今?」と思っていたのですがソーシャルディスタンスの状況でオンライン英会話に需要があると思って昔のCMを引っ張り出してきたらしいです。んで、そのCMは矢作さんが全てディレクションをしているのですが、撮ったのはシオプロとの事。流石です!