犯罪には間違いない。示談しているけれど、「高校生に対してわいせつな行為をした」事実は変わらない。
まず、彼にはアルコール依存の疑いがある。本人は「肝臓の数値が悪かったので病院に行った」と述べているが、僕自身、肝臓の数値が悪かった時期がある。その時は自分の意思で禁酒をすることによって数値を改善させた。病院に行く(=入院する)と言う行為は「自分の意思で飲酒コントロールが出来ない状態」を指す。
肝臓をよく知らない人は「入院して適切な薬を飲んで治療するのが早い」と思われるかもしれないが、基本的に肝臓に効く薬は無い。もちろん治療法も無い。肝臓の治療と言うものを仮に定義するとすれば「酒を飲まない」と言う行動だけだ。
現に、彼は退院(おそらく肝臓の数値が正常値に戻ったのであろう。肝臓が完全に死んでいなければ1ヶ月で肝臓の数値は正常値になる。僕自身の身体で実験済みだ)したその日に、自宅で焼酎を1本空け、記憶を無くし、今回の事件に及んでいる。
嘔吐したかどうかはわからないが、禁酒1ヶ月をした直後に、焼酎を1本も空けると記憶を無くす(よく、酒飲みは”飛ばす”と言う)のは極々普通の現象である。
そこで、彼は女子高生を自宅に誘うよう電話を掛けた。なぜ、女子高生の電話番号を知っていたかと言うと、彼は女子高生と一緒に進行する番組を長年やっていたからだ。電話番号なのかLINEなのかはわからないが、情報交換するのは容易い。(女子高生側にも落ち度はある。ここで「芸能人の番号ゲット!」と言う事で安易に番号を教えてしまったからだ)
先ほども書いたように、おそらく番組で共演している女子高生に連絡をしたのだろう。番組の中では「メインに進める兄貴的存在」であったので、女子高生も「兄貴から電話だ!」と思ってしまったのであろう。
ただ、山口さんはその女子高生を”性の対象”として呼んでしまった。ここが最大の問題だと思う。
僕も飲酒をしていると性欲とか「女の子と話したいなぁ」と思うことはある。男性ならおそらく当然の事だと思う。酔うと女性に馴れ馴れしくなるタイプの人がいるが、そういうのは少なからず男性にはあるのだ。
山口さんが、酒を飲んだとか飲んでないとかではなく、“性の対象”に女子高生を選んでしまった事。
46歳なのだから、いろいろな方法があったはずだ。仮にも芸能人なのだから芸能界のコネクションもあるはずだし、女子高生を呼ばずに自分が満足する方法はいくらでもあるはずなんだ。
でも、山口メンバーは女子高生を呼んでしまった。
女子高生としては「兄貴分だった山口が”男”になってしまった」訳だ。僕は女子高生で無いのでわからないが、精神的被害は計り知れなかったのでは無いだろうか?
これが初めて会った人だったら反応は変わったと思う。同じ番組を作り、構築してきた信頼関係という事で精神的被害は指数的に上がって行く。
事件は起こったし、これを覆すことは出来ない。おそらく示談したとはいえ、いくらお金を払ったとしても”精神的被害”が消えることは無いだろう。
ただ、僕としては、山口メンバーにもチャンスを与えてやって欲しい。
それは”一定期間の謹慎”では無い。
TOKIOのメンバーとして、日テレ「鉄腕DASH」の企画でやっていた”DASH島”の維持をすることだ。勿論、そこにカメラは回らない。
DASH島だと酒は入手出来ないし、仮に女子高生に連絡をしても物理的に会うことは出来ない。この状況下でしっかりとDASH島を維持して、そして反省して欲しい。
本来は、前の企画のDASH村が放射能被害に合わず、DASH村の親だった、明雄さんが存命であれば、明雄さんにしっかりと説教をしてもらって、その監視下の中、DASH村を維持するのが一番なのだが、仕方がない。
最近、女性問題が多く耳に入ってくる。罪は罪だが、「生きずらい世の中になったな」と僕は体感している。