僕はお店で店員と話す時は、「お願いします」「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」と言うようにしています。
自分は何様でもないのでね。
タクシーでもそうです。横柄な態度を取る人も居るかもしれませんが、あくまでもタクシーは”移動に対する対価”を支払うものであり、そこには乗客を気持ちよくさせる義務は基本的にありません(とは言え運転手の態度が横暴だと気分悪くなりますが、そういう機会はなかなか無いです)
「お客様は神様です」
全ては三波春夫さんのこのフレーズから生まれております。
本意を引用すると、
「歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って、心をまっさらにしなければ完璧な藝をお見せすることはできないのです。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです」
となります。
勘違いされやすいのは、お金をもらって仕事をして居るので、お金を払ってくれる人は神様のように崇めないといけないと勘違いして居る人が多いと言う点です。
例えば、日本には八百万神(ヤオロズ)いると言われています。日本にはいろんな神様が居るんですよ、八百万種類。そう言えば大分前に”トイレの神様”って言う歌が流行ったような。
例えば、飲み屋さんで大声で叫んで、店員が注意したとしましょう。
「馬鹿野郎!俺は客だぞ、お客様は神様って言うじゃねーか!」なんてその人が言ったとして、それが適用されるなら他のお客様も神様なのですよ。
前にネットで見た店員さんの反応が「ほかの神様が迷惑がっております、お客様だけが神様ではないので」と言ってたと言うのがあり、「ほほう」と思ったものです。
例えば、水商売などは”サービス料”と言う特別な金額が取られます。これは「あなたを神様待遇する為のお金ですよ」と言う風に考えるとわかりやすいかもしれませんね。他の神様(他のお客)と直接話すような事もありませんしね。
大抵のお店の相場ではサービス料は10%〜20%位だと思うので、神様税なるものがあればそこに当てられるのでしょうね。
なので、水商売は客として行くと基本的に気分をよくさせてくれます。ちょっとくらいの厳しい言葉もニコニコ対応してくれますからね(あんまりほかのお客様にも迷惑をかけると、黒服のおにーちゃんが出てきて、奥の怖い人たちからお説教受けますので注意)
お金は払う立場だけれども、向こうも頑張って仕事をしてくれてますので、最低限の礼儀は尽くしたほうが良いと思いますよ。
よく、デートとかで彼氏が料理店で横柄な態度を取るとか言うのを聞きますが、そう言う彼氏は結婚しても家で横柄な態度を取るかもしれないので注意が必要ですよ。
「お願いします」「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」その一言でみんな幸せになれるんです。
ね、ちょっと位は店員さんにも敬意を評しましょうよ、ね。
では。