はじめに
ブロガーとして教科書(主にnoteなど)を書いたり、セミナーを開いてそれを収入源にしている人がいます。
もちろん、否定する気はありません。
ただ、そう言うセミナーに参加する人や教科書を買う人は本当に人生を変えたかったり、収益化したかったりと藁にもすがる思いで参加するんですよね。
なので教科書を買ったりセミナーに参加する人は発信者(主催者・執筆者)を信用しています。でも、その発信者が言うことがコロコロ変わったらどうしましょう?今回はそんなお話です。
自己責任と主義変更
よくそう言うセミナーを開を開いたり教科書を書いた人がその通りに行動して結果が出なかった場合に発信者が言う言葉に「自己責任です」と言うものがあります。再現性が無いのに教科書とうたったりしてるパターンに多いです。
まぁ、それも100歩譲るとしましょう。
「毎日1エントリー1ヶ月書こう!」と言う教えに月に4エントリーしかなければ、「それは書かないあなたが悪い」と言う防衛も通用するはずです。
例えば、この場合「毎日1エントリー更新を1ヶ月続けよう」と言うのがキーワードになりますね。
でもね、仮にもインフルエンサーを名乗ったりプロを名乗っている人が、このキーワードを変えたらどうしましょう。
例えば「毎日無理して更新する必要がない」とか「そもそも今はブログでは稼げません。Youtubeにシフトしましょう」とか…
自分の主張(キーワード)は変えてほしく無いんですよ。
…いや自分の人生を重ねていき、主張が変わる事があるのも事実なんですよ。逆説的な話になりますけれど。
でも、その場合は自分で反省(自己対比して)した上でそれもきちんと伝えてあげて欲しいんですよね。
何を信じて良いかわからない人(著者)の例
ポイントカードに対して主義変更したイケダハヤト
例えば、イケダハヤトさんは昔「カードのポイント制度は無駄でしかない。不要」って言っていたのに今は「カードのポイントを利用しない手はない!」と言っています。
当時は、買い物をするたびに「Tポイントカードはお持ちですか?」とかの発言にイライラしていたのかもしれません。そう言う人は今でもいると思います。
でも、今はポイントを使わないのは損しているとまで言い切っています。
そもそも、なんでカードにポイント制度があるかと言えばそれは利用者にメリットがあるからなのは明白(逆を言えばお客の囲い込み)なんですけれど、当時は面倒だから「邪魔」と言い、今はそのお得な点に気がついて「使わない人は損している」と真逆な事を言っているのは如何なものかと思いますね。一言で言えば当時はイケハヤさんは勉強不足だったんですよ。
ビフォー
アフター
キラーワード:会社の飲み会は無駄
あと、だいたい脱サラしてブロガーになった人のキラーワードに「会社の飲み会は無意味。特に二次会なんて愚の骨頂」と言っている人が多いです。 そりゃそうです。
その人の頭の中には上司に飲み会に無理やり誘われて上司の自慢と愚痴を聞いた挙句、翌日は二日酔いなのですから。 僕もTPO(嫌な上司に誘われるのは嫌だけれども、好きな上司とならOKとか)によると思っています。
誰だってこう言う飲み会は嫌ですよね
でも、フリーになった途端に、一次会では話が終わらずに二次会でより濃厚な話ができた!とか話しているんですよね。二次会に変わりは無いんですよ。飲む場所の河岸を変えるだけです。
んで、飽きた人が脱落していくので話が濃厚になるのは当たり前なんです。でも、それってサラリーマン時代も一緒なんですよ。より同期・上司と濃厚な話をしたいから二次会に行くのであってそれは決して自慢や愚痴を聞く場面ではないんです(そう言うケースもありますよ、確かに)
だからと言って「お前、二次会は無駄中の無駄って言ってたじゃないか!」と言う気はありません。僕はその人の商材も買ってないしセミナーも受けてませんからね。つまりその人にお金を落としてないから文句を言う筋合いがないんです。
でも、お金を払って「二次会は無駄!睡眠を大事にしよう!」とセミナーとかで学んだ人は、夜の会合が盛り上がっても「いかんいかん。睡眠時間が明日へのパワーだ」と言って盛り上がっている飲み会を切り上げるかもしれません。
その結果、数年後にその人のセミナーを再受講したら、「いいですね。盛り上がってきたので、二次会行きますか?」なんて言われたらどう思うのでしょう?
人は変わる生き物
何回も述べているように、人は変わる生き物です。それを否定する気はありません。
ただ、主義・主張が変わった場合、その情報をアップデートして伝えてあげるべきなんじゃないかな?って思います。 特に、”好きな事で行きていく”系のセミナーを開講している人には「あの時こうやって喋ったけれど、あれから『こう言う考え方もありかな』って思った」って言うのをアップデートして、「あるべき」から解放してあげるのが良いと思います。
年間500万円儲かるセミナーとかではなく、生き方を変えるセミナーとかを開いている人こそ、そう言うアフターケアが大事なんじゃないかな?なんて思っています。
特に、note.muは紙媒体では無く情報をアップデートする事が可能なプラットフォームです。セミナーとかはFaceBookグループを作ったすると聞きますので、そう言うところで、「あの時xxと言っていたけれど、色々考えたらyyと言う考えに変わりました」とかでも情報を更新することって大事だと思うんです。
終わりに
世の中には主義・主張をコロコロ変えるインチキセミナーに溢れています。教科書だってそう。特に再現性がない手法ほど多数の教科書が販売される傾向にあるんです。手法ってのが確立されていないので。
”ブログで稼ぐ”、”Youtubeで稼ぐ”とか”会社に縛られず自由に生きる生き方”なんてのはその最たるものですよね。
結局、それを判断して購入、受講するのは自分自身であることに変わりは無いんですよ。
なので、盲信的になってしまうのでは無くて、いったん深呼吸して、他にも同じような教科書(教材)がないか調べてみると良いと思います。
そうすると、結局ものすごい数の教科書が出てくるんです。そこで考えてみてください。「あれ、この人たちって本当にブログを生業として生活できてるの?」と。
「貧乏父さん、金持ち父さん」を題材に持ち上げている人は特に注意です。結局、「『ブログで食べれる』と言う教材を売る、その教材が収入源」って事になっている人って結構いるんですよね。
会社の上司でも言う事がコロコロ変わる人は嫌われます。それと一緒です。
まぁ、会社の場合(会社員)は上司が気に食わなくても給料もらえますからね。別にその上司が給料くれる訳じゃないですから。
影響力が大きい人(発信者)ほど、発言の変更は慎重に…あ、これじゃ政治(官僚)と一緒になっちゃいましたね。まぁそっちの話は今回は割愛。
では。