どうも、ツイッターをみていたら、「答えは合っているけれどさくらんぼ計算をしていないから減点」なる画像が話題になっていました。
1桁の2つの数字の足し算の結果が繰り上がる(2桁)になる問題です。
生徒は足し算は全問正解していましたが、すべてさくらんぼ計算していないので-1の減点となっていました。
問題の画像
理不尽って思う前に「さくらんぼ計算って何?」ってなったんですよね。
これは、どうも文章で表すと、「左の数字が10になるように右の数字を分解して右側の分解で10になる為に使われた数字じゃない方を1の位とする」方法だそうです。
図にあらわした方が良いですね。
8+5 = 13
8はあと2あれば10になれるから、5を2と3に分ける。
2は10に使われるから残った3が1の位
答えは13
だそうです。
バカなの?死ぬの?
また強制的なゆとり教育が始まったの?
と思いました。
繰り上がりを教える為だそうですが、こんなのわざわざ書かなくても頭の中でわかるでしょって感じです。
2桁の数字なんてお風呂に入るときに教えればいいんですよ。
子供「もう上がりたい」
親「じゃあ、あと20数えたら出ていいよ」
子供「いーち、にー、さーん、よーん…にじゅう!んじゃ出るよ!」
これでいいじゃないですか。
あと、さくらんぼ計算って「9 + 9 = 18」までしか対応できないんですよ。
じゃあ、14 + 7 は?ってさくらんぼ計算ではどうなるんでしょう?
14を20にするには、7を6と1に分解して…、21!
ってなるんですかね?14を20にするには?って教えるんですか?
じゃあ、23+8は?
23を30にするには?って教えるんですか?
99+4は?
99を100にするには、4を1と3に分解して…103!
え?また繰り上がり今度は3桁になりましたよ??
これは序章。
さて、
14+17はさくらんぼ計算で計算できるのでしょうか?
14を20にするには、17を6と11に分解して…
20+11になるから、20を30にするには、11を10と1に分解して…
30と1が残るから31!
次は
132+45をさくらんぼ計算で計算してみましょうか。(答えは簡単177です)
132を140にするには、45を8と37にして、
140+37になるから、140を140を170にするには、37を30と7に分解して、
あまったのは、7だから、177!
うわーめんどくさい!45を8と37に分解する時点で2桁の引き算使ってますからね。
この計算の方が苦手な人いるんじゃないでしょうか?
132+45を頭で考えると、100と3+4と2+5にわけて177。すぐ出てきます。
こっちの方が分かりやすくないですか?
とどのつまりさくらんぼ計算は下記の状態でしか使えないんですよ。
a + b <=18 (但し、a,bは自然数とする)
ばかばかしいです。こんな限定条件でしか有用でない方式。
これで減点だなんてナンセンス。
平成19年あたりの小学1年生からだそうです。文部科学省がまた余計な方針を出したんですかね?
いや、考え方自体はいいんですよ。どうせ頭の中ではそうしているんですから。でもね、わざわざそれを書かないと減点って言うのがすごい嫌です。
よく、ツイッターやまとめサイトで学校の理不尽な採点を見る機会がありますが、これはさすがに擁護できないです。
バカにしているとしか思えないし、そこまで学力って低下しているんですかね?
逆に桁の繰り上がりなんてそろばん勉強すればわかるんですけれどね。
だいたい、足し算なんて学校で学ぶよりも親に教えてもらうもんじゃないんですかね??
学校に行けば学べるって言っても、ちゃんと親が教えたりフォローしないといけないんですよ。
なんかこれも育児放棄の一環に思えてしまって…。悲しい限りです。