オードリーはなぜあそこまで成功したか？３つの理由

はじめに

オードリーのラジオを流し聴きしてました。オードリーはもうラジオを初めて来年で10年(2019年)だとかで、来年は日本武道館でラジオイベントを開くそうです。

オードリーと言えばM-1で敗者復活戦からの準優勝を果たしています。ズレ漫才と言うのが当時画期的でしてね、その後、優勝よりもTVで目立つようになっていきました。

なぜ足ひとつ抜け出せたか？

ズレ漫才が面白いからオードリーは今も大人気なのか？と聞かれると答えはNoかも知れません。確かに面白いけれど、今はそんなにネタを披露するような場面はTVでは無いですからね。

変わらぬスタイル

M-1で知名度が上がると世界が変わるといいますが、優勝したからと言ってTVでの活躍を約束されている訳ではありません。テレビでのフリートーク、一通りの人気番組への出演で爪痕を残さないとそのさきのTVでの継続的な出演は難しいと思っています。
「漫才は面白いのに、イマイチTVで見ないねぇ」って言う芸人も沢山いるでしょう。そう言う芸人って漫才以外の話術（フリートーク、エピソードトーク）が十分では無いんでしょうね。そう思います。

ポイントは貧乏

で、最初のオードリーのラジオを聞いていたら若林さんが「僕達は貧乏だったから良かったんだろうね」と言っていました。
当初のオードリーは春日さんのケチケチ生活、楽屋の弁当をまとめて持ち帰って食費に充てたり、飴玉を水に溶かして飴玉ジュースを作ったりしていたと言うエピソードトークがヒットしました。
とは言え、貧乏を”キャラ”で演じている訳ではなく、売れる前からずっとそう言う生活をしていたんですよね。

コインシャワーは時間が短いので、家で頭を濡らしてそのままコインシャワーまで歩き、コインシャワーで最終的に流す。周りの子供たちから「シャンプーおじさん」と呼ばれていたと言うのも事実です。

また、春日さんが成功しても、ずっとあの貧乏な”むつみ荘”に住んでいたと言うのも良かったと思います。基本的にかぎはかけていないむつみ荘。テレビの企画でも沢山使われていました。

お互いにピンでも活躍

さて、とは言え春日さんは”ポンコツ”です。そこで若林さんが逆転するように「人見知りキャラ」を発揮します。”人を信じていない”と言う屈折した生活がこれまた上手く言ったのでは無いでしょうか？若様なんて黄色いうちわを作ってもらっていた時期もあったとか。

若林さんもずっと人見知りでは難しい。そこで同じ人見知り芸人の山里亮太さんと”たりないふたり”と言うユニットを組みます。これは日テレで深夜番組にもなりました。

そうこうしているうちに、春日さんの「言われたらなんでもヤル。時間はどれだけでもある」と言うキャラに、フィンスイミングをさせたり海外の現地部族に潜入させたり、エアロビクスさせてみたり、東大に受験させてみたり…と言う数々の実験企画が始まります。これも中途半端（？）に結果を残したのがすごかったですね。

コンビで実力を発揮する事もありますが、お互いがお互いが不調な時にちゃんと結果を出しているんですよね。

ベースとしてのラジオ

そしてコンビとしてのベース、そうラジオでトーク力を磨きます。春日さんのトークゾーンは最初はへたっぴでしたが、今では若林さんよりもトークが上手くなったのでは無いか？と言われています。

あとはキャラが分かれているので、MCを若林さんがやって回答者代表を春日さんをやると言う使い分けも非常に良いです。

おわりに

あと、春日さんはケチキャラですが、結成当初、ちょうど売れ始めた頃にドッキリに引っかかっています。若林さんが怖い人のオネーちゃんに騙されて300万円請求されます。それを春日さんに相談すると当日、銀行に行って300万円を本当におろして現場に現れたのです。「お金はまた貯めれば良いでは無いですか」みたいな事を言っていて、「春日さんはお金の使い方を知っているなぁ」と思ったものです。

この先、オードリーがどうなるかはわかりませんし、漫才の特性上、ベテランの漫才師となる事も無いでしょう。
二人ともSNSをやっていないみたいですし、春日さんは”ドックカフェのねーちゃんを狙っている”と言い続けてもう何年にもなりますし、自分磨きの”エロパソ”も欠かさない模様。
若林さんはちょっと前に熱愛報道がありましたね、曰く「ガールズバーに通う事で人見知りを克服した」と。