イケダハヤトさんと言うインフルエンサー(ネットでちょっと有名な芸人)がいます。
先々月辺りからは、脱社畜サロンを立ち上げたので、会員数x月額利用料から考えると相当な月収が入ってきそうです(ただ、このサロンは2人でやっているので取り分は不明ですが)
あとは、Youtubeに力を入れているみたいですね。「これからはYoutubeだ!」と何年前のインフルエンサーみたいなスローガンの元に紙芝居に音声を乗せるだけのノー編集の動画(と呼べるのか?)を乱発しているようです。 家事をしながら耳で聞いていますと言う意見も多いので、”動画”としての意味は全く体をなしてないですね。また、彼はVoicyと言う音声サービスもやっているのですが、最近はスポンサーがいなくて困っている模様。
これからは耳の時代!(「耳の争奪戦!」だったかな)と言っていたので、一つアドバイスをするならばPodcastを初めてみては如何でしょうかね?なんでやらないのかが不思議です。
で、Youtubeで「自身(イケハヤ)のブログを1億円で売却します」発言。この人、時折自分のブランド(やブログなどの資産)をまとまった金額で売りに出すと言う発言をしているんですよね。
一回も成功したことは無いですけれど。 「お金無くてまとまったお金が欲しいのかな?」なんて勘ぐってしまいます。
1億円で売却したいそうです
さて、年商1.5億のイケハヤビジネス。 Youtube(スライド)によると「月商200〜300万円」だそうです。
これっていつの数字かな?前はもっと高かった気が…
300×12 = 3600万円。 この時点で、イケハヤビジネスのブログ事業は年商3600万円との事ですね。
それを1億円で売りに出すってね(彼自身、最近は「ブログはオワコン」発言しているので、不用品を高く売りつけようとも思えますけれどね)
普通に考えましょう。 月商300万円、ブログは原価率が低いので、額面そのまま受け取れるとしましょう(あくまでも仮説ですよ)
だと簡単に割り算すると、回収に約27ヶ月、28ヶ月目から黒字になるのでしょう。約2年強です。
うーん、仮にイケハヤに1億円を払います。 貰えるものとしては、
- www.ikedahayato.comのアドレスのドメインのユーザIDとパスワード
- ライブドアブログのユーザIDとパスワード
- Google,Amazon,A8などの各種AdSense、アフィリエイトのイケハヤのID
でしょうね。 最後のものはこれを書き換えないと、売上はイケダハヤトに発生し続ける事になるので注意ですよ。
イケダハヤトさんとしてはイケてる企業に売りたいそうです。 とは言えサラリーマンdisをしている、いわば企業の敵として炎上させて稼いだブログを企業が買いますかね?
あとイケてる企業って具体的にどのような会社なのか?全く不明です。
面白がるのに1億円の稟議は通らないと思いますが…
次にドメイン名。ikedahayato.comです。ダサい。もろイケダハヤトなんですよね。(あとSSL化もされてないです)
これを売るんですかね?
ちゃんとブログ売却を意識したアフィリエイターはそう言うドメインは使わないですからね。
さらに、ライブドアに溜め込んだ資産ですが、この著作権はライブドアにもあるんですよね(ここはちょいと複雑なのでリンクを参照してください)。
これからはYoutubeの時代が来るか…と言われれば”来たよ”としか言えないんですよね。「今、まさにきてます!」では無いんですよ。これから競合が増えるとPV単価が下がる可能性がありますのでね。
イケダハヤト自身、「10年前のブログは誰でも稼げた」と言っております。Youtubeに関しては、その時期を過ぎたような気がするんですけれどねぇ。ここら辺が、彼が”靴磨きの少年”と呼ばれる所以なのでしょうか?
あと、彼自身、企業コンサルを1000万円で数件やりたいとも言っていますが、ただのブログ書きには無理です。知っている世界が狭すぎる。そこらへんは、謎の連続起業家、正田圭さんに5000万円位払って逆にコンサルしてもらっては如何でしょうか?
まぁ、老婆心ですが。
では。
追記(2020.7.23)
久々にこのエントリーを加筆修正していたのですが、実際、このブログは売却されませんでした。引き合いがあったのかは本人のみぞしる世界ですが、今でもイケハヤブログの所有者はイケハヤさんなので売ってないですね。
あと、このあとライブドアブログから自身のサーバーに引越しはしていてますしSSL化もしていますね。おそらく外注だと思うのですが、8000以上あったエントリーも(不要と判断したものは?)どんどん削除してる模様。
最近は完全にYoutubeに移行して、ブログの更新も外注しているみたいですね。でも本人の口から「今はブログは儲からない」と言っているので、まぁそう言う事なんでしょう。
…と書きながらこの時点でも、イケハヤさんは”ブログの教科書”と言う商材を売っているんですけれどね。責任取らないんだろうなぁ。