はじめに
矢向の飲み友達に頼まれてある酒屋のホームページのSSL化(https://にする奴)を頼まれました。
酒屋の店主いわく、どうも業者に任せると「それも含め月々いくらのサポート…」とかの話になって馬鹿らしいと思ったそうです(サブクプリプション制にしてトラブルが起こっても起こらなくても定額欲しいんでしょうね)
僕は自分のページもSSL化している実績があるので「いいですよー」と回答しました。
ただ、他のエントリーにも書いたのですが無料ではやりませんでした。僕の持論に「無料の仕事に責任は発生しない」と言うものがあるからです。(変な意味ボランティアもそうです)
まぁ、酒屋なので飲み屋でビールでも飲む金額が貰えれば良いかと、見積もりを提示して酒屋さんも納得したので作業に着手しました。
手付金なしの成功報酬です。
で、無事終わりその酒屋さんとは信頼関係を結ぶことが出来ました。
適正価格とは?
さて、世の中には適正価格ってものがあります。形になってるもの(有形)は大抵価格が明確です。今はオープン価格とか言ってますが昔は「メーカー希望小売価格」と呼ばれていました。
で、他社の似た製品と性能や価格を比較して1番欲しいものを買うわけです。
オープン価格と言えどもAmazonで調べてればわかるし、1番安い価格なら「価格.com」を見ればわかりますね。
ただ、インターネットの世界では適正価格ってのがわかりにくくなってます。
まだ、相場が定まってないのかもしれません。
嘘だと思うなら、試しに「WordPressインストール 価格」で検索してみてください。本当にピンきりですよ。「うわ!こんなにボッタくるの?」なんて会社もあります。
オンラインサロンや有料noteは?
あとはオンラインサロンとか有料noteとかですかね?
有料noteの相場は500円くらいで「僕(作者)にコーヒーを奢ったつもりで」と言い、オンラインサロンの場合は 桁が変わり5000円くらいで「一回飲みに行くのを我慢して」と誘い込むのが常套句です。
僕も有料noteを1つ出してますが4980円と高額です。僕が知ってる「搾取する側」のノウハウを全部書いているので価格を下げる気はありません(ただし、まだ1部も売れてません)
noteの場合はお金を払わなくても文字数と画像数はわかるので「残り1035文字」とかのnoteを500円で売ってたらそこまでの価値は無いだろうな、と思ってしまいます。(1000文字と言うのは僕のブログのエントリーの平均的な文字数よりも少ないです)
さて、インターネットのサービス(無形)はまだまだ領域によって適正価格が定まってないからボッタくる事が出来ますし、逆に安くしすぎると売れないと言う現象も発生します。
例えば高性能ノートパソコンが9万円なら妥当かもしれませんが1万円ならどうでしょうか?「安すぎて逆に怖い」となりませんか??
ぼったくりバーでも無い限り世の中には適正価格があるので飲み屋に行くなら大体の予算がわかりますし、温泉に行くのもわかりますね(これは価格=グレードになってきますが)
はたして対価は得られるの?
オンラインサロンに入った人の感想が「大抵これでxxxx円は安い!初日で元を取った!」とか「コンテンツが凄い!」とかで内容が全くわかりません。
守秘義務では無いですけれどお金を払って参加した人が無料で参加してない人に内容を教えるのも癪(しゃく)だと思うので、主催者側は体験版(もしくは無料期間)とか「こう言うコラムが読めますよ。実際に1つ無料公開します」とか集客に努めた方が良いと思うんですけどね。
ぼくが安易にサロンに入らないのも、「実態が見えてこない」からと言うのもあります。
イケダハヤトさんの場合
イケダハヤトさんと言うブロガーの人はブロガーズギルドと言う無料サロンをdiscord上に作ったのですが、やはり無料であってか放置されている見たいです。
おそらく「無料であるサービスに責任を取る必要はない」か「もう僕がいなくても自律的に回っているので僕は必要ない」と言うのでしょうね。
また、イケダハヤトさんは前に有料サロンを開いてましたが「月額xxxx円で僕の頭を知ろうとするのが間違え」と発言し、運用が面倒になってきてサロン継続中に「サロンはオワコン」発言をして閉じてしまいました、参加者としてはまさに梯子を下された状態ですね。
現在、イケダハヤトさんは正田圭と言う人と「脱社蓄サロン」を開いていますが、当の本人はyoutubeに夢中の模様。脱社蓄サロンも閑古鳥が飛ばなければ良いのですが…飲み会1回はお酒を飲んだり料理を食べられますが、機能していないオンラインサロンはなんの得にもなりませんからね。(これがサブスクリプションの怖い所です)
おわりに
僕は、数年後にはネットサービスにも適正価格ができるだろうと思います。Wordpressのインストール業者だって他の業者よりもぼったくっていたら淘汰されるでしょうし、サロンやnoteの価値も一般化すると思います。
・noteは書店で並ぶ本のような値踏みになると思います。
・サロンはこれ以上高いサロンは出ないと思います。
Webの世界って無料で使えるものが本当に多いんですよね。
オンラインサロンの正体は基本的にFacebookの「非公開のグループ」ですし、そこに有名人をまつり上げて集客しています。その決済サービスもDMMやCAMPFIREなど用意されているので、そこに手数料さえ払えば集金・入金を自動でやってくれます。
松下政経塾出身みたいに政治経済に特化して大物を輩出したり、有名人が私を変えた人生の一冊みたいな感じで有料noteを挙げる事が無い限り頭打ちだとは思うんですけれどね。