さて、イケダハヤトさんですが、ブログも大量生産して、「これからはYoutubeだ!」と言ってからは毎日とんでも無い数のYoutubeを量産しています(まぁ、パワーポイントみたいな紙芝居で口頭に説明をすると言う「編集ゼロ」ですが)、でもエントリーを大量生産すると言う意味ではイケダハヤトさんは、エントリーをクリエイトしていますね。
そんなイケダハヤトさんが憂いています。
イケダハヤトさんは、2009年位からブログを発信しているので、そう言うのを”クリエイター”と定義するのなら、数多くのクリエイターが消えていったんですね。
僕はそう言う意味では今年の年始にEテレ(平成ネット史(仮))でやっていた「侍魂」の健さんとかが「あぁ、消えていったなぁ」と思いますね。ブロガーと言う意味ではどうかわかりませんが。
「表現を続ける人=クリエイター」だとするならば、確かにインターネットで一時期流行ったのに、サイトを閉鎖した人とかはいますね。個人的には、”ブラック企業”をメインにエントリーを書いていた人がホワイト企業に転職した途端にパワーダウンしたって言う感じはします。(最初は、ブラックとホワイトの差異を面白おかしく書いているんですけれど、ホワイトに染まってしまった結果、毒が抜けたブロガーさんとかはいるかもです)
“自己表現だけでメシを食い続ける”って言うのはクリエイターの定義とはちょいと違うかな?と思うけれど、同じく表現を続けてきた人が消えて行った憂い。共感したいですね。(ちなみにイケハヤさんはブログをほぼ停止して今はYoutubeですけれど)
さて、次の発言。
はい、「”モノ”を生み出す人」をクリエイターと定義すると、最初に書いた通りに8000エントリーのブログと毎日3〜5本のYoutube。と、生み出していますね。(”質より量”と言うツッコミは今はしないでくださいね)
本当に、(暇なのか)数だけは大量生産していますね。自分がクリエイターと名乗ればクリエイター。そう言う意味では「お前(イケハヤ)はクリエイターでは無い」って言う問題に対しては、名乗れば良いなら(量もあるし)クリエイターですね。名乗ってOKっす!(上から目線ですいません)
でも、この2つのツイートの間にあるツイートが個人的には「?」なんですよね。そのツイートがこちら。
イケハヤが定義する”クリエイターがクリエイターで無くなる時=退場”と考えてみましょうか。
大抵はまぁ、当たってますよ。さすがイケハヤさん。
でもね、「時代おくれになって稼げなくなる」「経営に失敗」この二つはクリエイターとしては必要ないんじゃ無いんすかね?他の点は「儲かって調子こく(あれ?イケハヤさんの事?)」とか「メンタル病む(芸術家はメンタル壊れる人多いですよね)」って言うので大体は共感できます。
でもね、「稼げなくなる」「経営に失敗」って言うのはクリエイターには必要ないんじゃ無いんでしょうかね?って思うのは僕だけでしょうか?
個人的な意見なのですが、イケハヤさん「クリエーター」と「マーケター」を混同して無いかな?って言う事ですね。
クリエーターは「誰がなんと言おうと自分のものを作り出す人」です。マーケターは「売る(=金)為に考える人」です。(間違ってたらごめんなさい)
例えば、マーケットの世界には”マーケットイン”、”プロダクトアウト”と言う言葉があります。
マーケットインは”市場が求めるものを提供する”スタイル、プロダクトアウトとは”俺たちがお前らが考えもつかなかった物を作成したぜ!”ってやつですね。
iPhoneは完全に”プロダクトアウト”です。当時、「そんなもの流行るわけがない」と言われたものが今の”スマホ”としてデファクトスタンダードになっている訳ですね(Android含めて)。
僕が思う”クリエイター”ってのは、お金に結びつく(もしくは自分のプロダクトをマーケターに委ねる)って物ではないんですよね。(結果的に結びつけばハッピーなのですが)
芸術家をクリエイターとすると、生前に決して評価されたわけではない画家がいますね。音楽家も同様です。結局、自分の作品では食っていけずにパトロンにお金をもらって生きていた…なんて生活ですね。ルネッサンス期によくある傾向です。
でもね、クリエーターが”稼げなくなった”とか”経営に失敗した”なんて言わないと思うんですよね。「私の作品が認められなくなった」程度ではないでしょうか?でも、自分の感性を”マーケットイン”にしなかったので、生前は評価されなかった…なんて例です。
だから、この3つのツイート、”稼げなくなる”と”経営に失敗”がなければ、僕はこのエントリーを書かなかったでしょう。逆に「クリエイターとは人に左右されなくてもいいよ!」って言う応援エントリーを書いたかもしれません。
ツイート(削除リスクを控えてあえてハードコピーにしています)では、この”退場リスク”だけリツイートがダントツで多いんですよね。そこを誤解しないで欲しいんです。
だからと言って、イケハヤさんを「この人はクリエイターではない!」と言うつもりはありません。でも、何に関してもお金に結びつける事こそ、資本主義なのではないのかなぁ?って思うんですよね。
簡単に言うと「この作品は金になるか?」で評価していないかな?って言う懸念ですよね。本人が”評価経済”を推しているだけに、この点はちょいと「?」だなぁ〜って思った次第です。
みなさんが思う、「クリエイター」ってどう言う人たちでしょうか?思い浮かべてもらえれば幸いです。
そもそもクリエイターなんて言葉は日本の昭和のカタカナ職業の人達のこと
artistとかじゃないと普通の人には通じませんぜ
あんた神様?みたいな
ですね。インフルエンサーと言い自分で名乗っちゃうのが最高にダサいと思います。