ここをクリックしてお気軽にお問い合わせください!

バーにおける常連としての考え方

はじめに

ちょいと前にネットでプチ炎上したネタを思い出したので自分の意見を書いてみようと思います。

江口まゆみ(酔っぱライター)さん
「常連さんは、来る時間や店での定位置が決まっています。一見の客は、それを乱さないよう、気遣って飲まなければ店に失礼です。」

スクリーンショット 2019 06 06 19 58 33

本気?

冗談で言ってるのか?
酔っているのか?

仮にもお酒についての物書きをしているライターとして、この発言は絶対にダメだし、本意が違ったとしても誤解を生みすぎるツイートです。

スクリーンショット 2019 06 06 19 58 53

お酒の本を書いてます。

本気で言ってるの!?

本気で言ってるとしたら相当イタいですよね。

とは言え常連さんが自分の定位置が決まっているのは確かにそうです。
その理由は何より楽(席に迷う事がない)だし、マスターもその方が接客が楽だと思うからで、人によって乱す乱さないではないです。
いっつも座ってる場所が空いてるから、座る。それだけの単純な事なんです。

あと、常連はその店がなるべく続いてほしいので、新規の客を大事にするんですよ。なので件のツイッターでの発言とは真逆に近いと思います。
マスターが新規のお客様を大事にするのも勿論あるんですけれど、”本当の”常連も新規は大事にするんですよね。

例えば満席の時に、新規のお客が来たとしましょう。

自分がまだ着席して1杯くらいしか飲んでいなければ(もしくは飲んでいる途中)、申し訳ないけれど譲れないかもしれないと思います。でも2杯以上飲んでいれば、「俺帰るから、ここ座りなよ」と言うと思うんですよね。なによりこの居心地の良い店を楽しんでほしいから。

確かに定位置はある。

前にも書きましたが僕だけじゃなく、他の常連さんだってほぼ定位置ってのはあるんですよ。でも、そこに先客がいれば別の席に着席すれば良いだけなんです。ただ、僕の行きつけのバーでは複数の常連さんが同じ時間帯に集中する事がたまにありますが、定位置でぶつかる事はありません。気が付いたらそう言う場を経て、自分の定位置が決まったようにも思います。

後は2名以上のお客さんが来たら自分で席を変えて2名並んで座れるように心掛けるのも常連の仕事(と言うと変ですが)だと思っています(ちなみに、そこから始まる会話もあるんですよね)
マスターに「場所変わってもらえますか?」と言われる前に自分から動く、そこなんだと思うんですよね。それが酒飲みの美学。

終わりに

人気店になりすぎてなかなか座れない!みたいな、「売れないバンドマンが人気出ちゃって遠くに行ってしまった」みたいな事は地元のバーとかではほとんどないと思いますので、僕は常連として、新規のお客様ともコミュニケーションを取りたいし、楽しみたいと思っています。

満員の店内に「俺は常連だぞ、席を開けろ!」なんて間違っても言えませんよ。それはバーでの常連とかではなく、まず社会人として常識だと思います。

最後にある昔の常連さんのお話を。
ある時に新規で入ってから一時期常連になったおじさんが言っていました。「この店はマスターも良いけれどなによりもお客が良い」と。そう言うところなんだと思うんですよね、常連の存在って。

あなたも常連として通っている行きつけの飲み屋はありますか?酒飲みの美学に反する事をしてませんか?

では。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です