はじめに
今年の1月頃、「ZOOMからすげー安いマルチエフェクターが出るぞ!」と言う話が噂になりました。音楽をやっているブロガーやYoutuberが紹介していて僕も凄い欲しかったのですけれど、品薄で全然手に入りませんでした。
その名前を”G1 FOUR”と言います。(ペダルが付いている奴はG1X FOURと言います。ちょっと高くなります)
つい最近、ギターを購入しまして、「音をちゃんと作ってみたいなぁ」と思いながら購入。実売価格で8000円しません。以前からマルチエフェクターを良く買ってたんですけれどプリセットで満足していて音を作っていなかったり足元に置いているから音を作るのが面倒だったんですよね。
買ってみた
「これは小さいから机の上に置いてサクサク音作りしよう」ってな感じです。機能や音はYoutubeを見た方が絶対に良いので、ここでは簡単に紹介していきたいと思います。
まずは箱。シンプルですね。内容物は本体、マニュアル、乾電池のみです。ACアダプターは付属しませんが、別途購入すればACアダプターでの運用も可能です。ちなみにUSBでPC(Mac)と繋ぐと電源供給してくれます。
箱はシンプルです。
ファーストインプレッション
実機。本当に「軽っ!」って感じです。俗に言うBOSSエフェクターで換算すると2.5個分って感じでしょうか?ちなみに厚みでいうとこっちの方が薄いです。ギターのギグバックに簡単に入りそうな感じですね。安っちいと言えばそれまでですが、簡単にライブハウスやスタジオに持っていくことを考えるとこの位の感じがちょうど良いのではないかな?なんて思います。
コンパクトなサイズ。小さいし軽いし薄いです。
裏面
裏面。INPUT端子とOUTPUT端子、AUX、アダプター、USB端子となっております。USBケーブルは付属しないので、このタイプのUSB端子(USB Micro−B)を用意しておきましょう。iQOSとかAndroidだとこの形のUSBコネクタが多かったはずですね。僕はiPhone使いですが、探したら家に1本ありました。
裏面。USBケーブルは付属しないのでUSBの形状に注意ですね。
電源ボタンはない
電源ボタンは付いていません。INPUT端子にシールドを指すと起動する仕組みです。逆にいうとINPUT端子にシールド刺しっぱなしだと電源が点きっぱなしになるので電池運用している人は注意が必要ですね。スタジオとかではUSBでの電源供給ができなかったりコンセントの位置の関係からACアダプターも使えない場合があります。その場合、電池駆動になると思うのでやっぱり電源スイッチはあった方が良いですねぇ。
立ち上げるとプリセットがこんな風に出ます
使ってみた
STOMPモードでどんなエフェクターとアンプの配列なのかがわかります。全部で5つまで繋げられる仕組みです。ただ、コンピューターで計算しているので、複雑(処理が難解な)なエフェクターを複数使ったり、アンプを何個も繋げようとすると「限界です。ダメっす」と怒られます。
プリセットの中身はアンプ含め5つまで接続可能
ちなみに僕が今作っている並びはすね、コンプレッサーで音の粒を慣らしてチューブスクリーマー(もどき)でオーバードライブをかけてます。オーバードライブをかけるとノイズが目立ちますので、ノイズリダクション(ZNRって書いてある奴)でノイズを消して、その後リバーブで音に広がりを持たせてそこからマッチレス(もどき)のアンプに繋ぐって感じです。
ちなみに僕が今やっている音
パソコンでも編集可能!
後、すげー便利なのが”Guitar Lab”って言うソフトです。Zoomのホームページから無料でダウンロードが可能でして、Mac版もWindows版もあります。これでパソコンとG1 Fourを繋ぐとパソコンから音を作ることが出来ます。プリセット名を付ける時もパソコンのキーボードで打てるので便利ですね。
Guitar LabはWindows/Mac両方対応
こんな感じで、各エフェクターやアンプの詳細設定を一括で見て調整する事が出来ます。これで変更するとダイレクトにG1 Fourの音が変わるのでこれを使って音作りをするのが一番楽ですね。これを求めていた!って感じがしました。僕は基本的に家ではMacの前に座っている時間が長いのでこれは便利だと思いました。Zoomのマルチエフェクターシリーズは大抵このGuitar Labが使えるみたいです(G3nとかG5n。G1onはダメみたいです)
直感的、かつ簡単に音作りができます。
僕の音楽環境
最後に僕の録音環境です。G1 Fourはオーディオインターフェース機能が付いていないのでパソコンとダイレクトに繋ぐ事が出来ません。なので、G1 FourのOUTPUTをオーディオインタフェース(僕の場合UR12って奴)のINPUTに刺してそこからMacに繋いでいます。ギターとG1 Fourはワイアレスで繋がっているので非常に便利に楽器を弾いて録音する事が出来ます。
ギターの接続をワイアレスに!時代は変わったよ!xvive – XV-U2
僕の机の上のシンプルな録音環境
終わりに
もちろん、このマルチエフェクターの世界、ギターなどと一緒でものによっては数十万する機械とかもあるので、音を追求する人にはG1 Fourはお勧めできません。チープな音って感じはしませんけれど、8000円弱の機械であるって事を考慮して場合によっては妥協も考えましょう。
楽しいよ!音楽!!