あるお店の中で昔のMr.Childrenの曲が流れてました。僕の青春時代の曲なんですけれど、なんだかわからないんですが「こっぱずかしい」と思ってしまったんですよね。
「歳なのかなぁ」と思ってしまいました。
なんか愛だ恋だ平和だとか言う歌詞がこっぱずかしくなってきたんですよ。
ちなみに、自分でも作詞作曲するんですけど最近はあんまり意味がない言葉の羅列で歌詞を書くようにしてます。
あんまりメッセージ性の高い曲って消費されて終わっちゃうんじゃないか?って。
(特に一発屋にその傾向が見られます)
もちろん、ミスチルは何十年も第一線で活躍してるアーティストですし、今も好きな曲はたくさんあります。でも、最近ラブバラードからは遠ざかってるんですよ、あんまり繰り返し聞かないんです。
自分が30代前半の頃は本当に好きな人にミスチルのCDをプレゼントするくらいでした(Supermarket Fantasyってアルバムの頃)し、心底感情移入してたんですけれど、もうそういう歳でもないんです。
自分に対してもう一人の僕が「愛だの恋だの何言っちゃってるの!」って言ってる感じなんですよ。順当に結婚してれば高校生くらいの子供がいてもおかしくない年齢です。
だからと言って突き詰めればインストロメンタル(歌なし)になるのかって言うとそれも違うと思ってるんです。やっぱりボーカルも1つの楽器だと思うんです。
逆に、洋楽だと歌詞の意味がわからないのですんなり入ってくるんですよね。歌詞を含めていい曲だなぁ〜って純粋に思えるんですよ。
…さて、ここ数年気に入ってるバンドで”集団行動”って言うのがあるんですけど元々相対性理論のバンドの人がやってるのであんまり歌詞に意味がなく心地よく聞けるんですよね。
ナンセンスな歌詞が良いのか?と言うとそれも難しいですし。
歌詞を書くって行為は最初はすごい恥ずかしい行為です。作曲よりも恥ずかしいと思います。自分の思いを詩に乗せて発表するのは1枚心の壁を破らないとなかなか難しいと思います。
今でも歌詞を書きますけれど、昔みたいに愛だの恋だのの詩はもうかけないのかなぁ?と思ったり。
そう考えると、若い頃に聞いていた「おっさんの曲つまんないなぁ」になっちゃうかもしれませんね。
いつの世も音楽はあり、歌は歌い継がれていくんですよね。
若者に向けて歌うのも説教くさいし、2周くらい回ってまた歌詞を書くのに悩んでおります。
ちなみに最近書いた曲のタイトルは「チャーハン食いてぇ」です。チャーハンが食べたいので曲にしてみました。
こう言うのに限って評判が良い。そんなもんなんですよね。歌詞って。