アルコール依存症について色々と調べていました。そうすると、どうにもキーワードで「底付き体験」ってのが出てくるんですよ。
調べてみたところ、例えば「飲んで暴れて警察のお世話になった」とか、「泥酔した結果急性アルコール中毒になって救急車で運ばれ目覚めたら病院」だった、などなど。
そう言う酒飲んで最悪の経験をした事を「底付き」と言うそうです。二日酔いレベルとかではなくて、最悪のパターンってヤツですね。
で、底付き経験を思い出しながら「あういう経験はもうこりごりだ」とお酒を止めると言うコースに向かい、断酒の道を歩む人が多いらしいです。
なので、断酒会などに入る人は大抵「底つき経験」があり、それに戻らないよう(二度と体験しないように)にお酒をやめるとの事。
前に断酒会の見学をした時にも書きましたが、彼らは「できる事なら飲みたい」「あの時の酒の味が忘れられない」と言う思いがあるそうでしたが、僕にはそう言う思いが無いんですよね。酒の味なんて一緒ですし。
で、その断酒会の人たちは”飲みたいけれどもう「底付き体験」だけはこりごりだ”と言う思いで飲むのを我慢しているそうです。結局は我慢みたいです。
僕は、そう言う底付き経験をした事もないですし、「みんなで楽しく飲みたいな!」って言う思い位ですね。
でも、僕は家に帰ってきて一通り用事を済ませて後は寝るだけって状態になってから1人で酒飲んでたんですよね。寝酒ってヤツです。あとは地元のBARで楽しく飲む、と。
まぁ、これだけでも十分アルコール依存症なんですけどね。
もし、記憶を無くして警察や病院のお世話になったり、家族に暴力をはたらいて一家離散になった人、それがきっと「底付き経験」です。そう言う人はあの酷い事を2度と起こさない為に断酒会の門を叩いてみるのは如何でしょうか。
特に、以前、断酒会を見学した時に酒癖が悪くて離婚になった人は「底付き体験」としてかなり後悔している感じがしましたね。歳をとって酒が原因で離婚、男性一人で老後を断酒しながら過ごすってのはかなり悲壮感がありましたね。
逆に言うとそう言う「底付き体験」を経験しないと酒好きの人はお酒(アルコール)を止めるのは難しいのでは?と思っています。ただ、血液の数値が悪いだけで身体の調子もそんなに悪くない、飲んでも楽しく飲んで人に迷惑もかけてないって人がお酒を止めるのは逆に難しいんじゃないかな?って思うんですよね。
難しいものですね。