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ツール屋だと思われたくない…

さて、最近の僕は、あるプロジェクトの移行プログラムを書いているのと、とある理由でExcelマクロ(VBA)を作っている。

Excelマクロの方は簡単に言えば効率化・自動化、RPAのためにツールを作ってる訳だ。手作業だと何日もかかる単純作業なので、プログラムを書いて自動化したいというお達し。
で、だれも作らないから、そして何よりプログラムを書けないから…と言う理由で僕になった訳。

気がつけば僕は”ツールを色々作ってくれるおじさん”になってて、要件を出せばなんでも、どんなようにでも作ってくれる人に見られているような気がする。

正直心の中は煮えくり返っていて、「おまえらコンピューターエンジニアなんだからプログラムくらいかけるようになれよ」と思っている。
あと気まぐれで仕様の変更を言ってくるんだけれど(「やっぱりここはこうしたいよね」的なフランクなニュアンスで)、仕様変更の大変さを理解しろよ!と思う。

僕はプログラムを書かないまま(書いたことがないまま)出世している上司を尊敬はしていない。プログラムが書けない、プログラムが読めない人がどうやって開発工数見積もりの妥当性を評価できるというのか?と言うのが心情。
あくまでもこの業界の話だけれども。

気が付けば、良いように利用されてる自分がいた。どこまでお人よしなのだ俺。

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そうやって嫌々作った沢山のExcelのVBAツール達は来期からの組織改正・人事異動によって使われなくなるみたいだ。
そんな使われないツールを今期の成果とすべくゴシゴシと直している。僕はもう「ここまで動けばいいでしょ」って言う気分なのだが、この作業の指示を出している人が細かいのが辛い。簡単に言うけれどExcelでやるのって大変なんだよ。C#とSQL Serverを使わせてくれと何回思ったことか…

まったく心が壊れそうになる作業だ。

「だれも使わないプログラム」を仕様があーだこーだで振り回される。僕はそんないちプログラマとして僕はこの会社にいる訳ではない。色々なキャリアを四半世紀経験しているのだ。

なんか、いつのまにか良いように利用されて結果「取り替えの効くプログラマー」になってしまってるのでは無いだろうか…恐怖ではないが、むなしさを感じざるを得ない。

昔は要件定義とかプロジェクト管理をしていたんだけれどなぁ。最近入った人には僕のそう言う時期を知らないからなぁ。

悲しくもあり、そう言う人が昇進して「波秋はプログラマだろ」って思われて要件定義とかの上流工程に呼ばれないってのも悲しくもあり、個人的にはそれが”負の連鎖”になって色々としがらみを作っているのではと思ってる。

もう45歳。このままそうやって過ごしていくのかと思うと悲しくもあるがこの年になると割り切りって働いて、副業でもなんでもやってやろうと言う気にもなる。

Linkedinには何年も前に登録しており時折ヘッドハンティングの連絡も来る。外資系の会社だから給料もよいだろう。でも、外資系には人を簡単に首にすると言う恐怖もある。あとは悔しいけれど愛社精神がまだ残っているのだ。
そんな自分が誇らしいやら情けないやら。

最近ではわが社も実力より、自己主張アピール・上司にいかに気に入られるかが昇進のルートになっているみたいだ。くそくらえ。

そういう人たちはぜひ、大失敗して痛い目にあってほしい。肩書がつけば失敗の責任も重いんだから。

このままプログラムを書きつつ定年を迎える気はない。
せっかくの業務知識を活かしたいのだ。

どうすればよいか、たまには「No」と言える強さを持たなければいけないんだろうな。言い方は悪いが「なんでこんなことを僕がやらないといけないんですか!」って言わないといけないんだろう。

持って生まれた性格からかそういうのは言いたくないけれど言わないといけないし、キレる時はキレないといけないんだろうな。

人生も半ばを過ぎて。
けっして辛くて生きていけない訳ではないが、もっと楽しくいきたいものである。

春から何かが変わるとよい。
その為には自分が変わらないといけないんだ。

だから、だよね。

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