TimeCapsuleが壊れました。飲みに行って帰ってきたら突然ご臨終していたのです。
仕方がないので、とりあえずAirMacExpressで凌いだのは前のエントリーで書きました。
そういえば友人もTimeCapsuleの故障を自分で直した経験があったと思い出しネットで検索してみると、結構故障が多いみたいです。でも、だいたい電源が入らなくなる現象っぽいです。コンデンサを変えるって奴。僕の友人もこのタイプです。
でも、手で触ってみるとHDDは動いてるっぽいんですよ。
って事でネットでさらに検索していたら「TimeCapsule リセット」と言うのが見つかりました!リセットすると復活すると言うものです。
さっそく仕事から帰ってきてやってみたが結果はダメ。って事で、人生で初めてAppleStoreのジーニアスバーに予約を入れることにしました。予約は簡単です。Appleのページからすぐ。時間を指定して、現象を簡単に書いておきます。
そして、本日。朝から有楽町経由でアップルストアに行きました。基本的にApple製品はいきつけのヨドバシカメラで買っているので、あまりAppleStoreに来ることはありませんでした。
でも、良く考えたら家電量販店もアップルのコーナーだけは黒で統一されてるし、徹底したブランディングが感じられます。一言、居て楽しくなる空間なんですよね。
その真骨頂がAppleStoreです。働いている人も生き生きしていて心底「アップルが好きなんだなぁ」って思える感じです。なんか、スピーカーを持って声をからしながら「本日限り、本日限り、このxxが○○円!本日限り!」なんて言ってません。「やぁ、今日はどうしたんだい!?」みたいな感じです。
入り口の店員に「ジーニアスバーに予約を入れたのですが。」と言うと、店員さんは「ようこそ!ジーニアスバーは4Fになります。向かいのエレベーターからどうそ。」しゃれてます。
ジーニアスバーのフロアにつくと、iPadを持った店員が「ご予約は?」と聞いてきます。僕は10:30からの予約を入れていたのですが早く付いてしまい10:10分頃でした。「10:30から予約を入れている波秋です。」と言うと、iPadをちょちょっといじり、ではカウンターにお座りになってお待ちください。と言われました。
ジーニアスバーはなんか映画のセットみたいにかっこいい。ジーニアスカウンターの後ろの4つのディスプレイがなんかかっこいいんですよね。そして iPadを使いこなしています。おそらく、ジーニアスバーに来る顧客の情報を共有しているのでしょう。 やはりCS端末としてiPadは優秀だと再認識しました。(保険のおねーちゃんとかも重い端末止めてiPadにすれば良いと思ってるでしょうね。)
予定より早く、僕の名前が呼ばれます。症状は事前に(予約時に)知らせておいたのですんなりと行きました。
僕はTimeCapsuleをヨドバシカメラで買ったのですが、保証書はどっかに行ってしまいました。ただ、自分のブログでTimeCapsuleを買った日は覚えておりました。
まずはジーニアスの担当の人はシリアルナンバーを調べます。確か初期不良のシリアルナンバーがあったのでそれを調べているのだなと思ったんだけれども、「はい、2012年12月19日に購入ですね!」といきなり言われてしまいました。びっくりです。
僕はヨドバシカメラで買ったんだけれどこの情報を知るためにはヨドバシカメラからシリアルナンバー単位で販売実績をAppleに送ることになる。びっくりするほどの製品管理。トレーサビリティーも完璧です。
実際に物を見てもらって、「やっぱりAirMacとして認識しませんね。」と。そして「交換になります。」と。補償期間内だと無償とか聞いていたけれど、僕は保証書を持っていない。どうなるのか?とちょっとあせる瞬間です。
次に「データは全て消えてしまいますがいいですか?」と言われました。これはネットで調べた時に知っていました。Appleはデータ復旧まではサポートしないと。僕の場合iMacのバックアップ(Time Machine)にしか使ってなくて、今のところバックアップから復旧させるような事態は発生していなかったので、迷わずに「はい!」と言うと、スペシャリストは在庫を探しに行き、「これになります。」と。
そこには、新品のTimeCapsuleがあるのです!そして「補償期間内」だから無償です。と、この無償で(さらにその場で)ハードを交換してくれました。この経験は経験はなかなかできないと思います。
「ヒト」「モノ」「カネ」と言う原則の話になりますが、「ヒト」と「カネ」の場合、無料にすることがあるでしょう。(サービス残業とかです。) ですが、「モノ」が絡むと大抵「カネ」が発生します。
しかし、アップルは自社製品に誇りを持っているので「モノ」も無償に出来るのです。それも上司の承認もなしに!裁量権が店員に任せられているのです。例えば「少々お待ち下さい。」と後ろに隠れて「はい、上司と相談した結果無償交換とさせていただきます。」と言われても結果は一緒ですが、全然感動が違います。
ネットを見ていると、iPhoneとかiPadとかも無償交換してもらう事があるそうです。でも、新品になるのでデータはない。しかし、AppleにはiTunes,iPhoto,iCouldがあるので、新品になっても自宅に持って帰ってきて同期すれば、すぐに状態が戻るのです!これはandroidでは出来ないでしょう!
とにかく、物すごいエクスペリエンスを感じるのが、AppleStoreです。
ジーニアスバーには、おばあちゃんが、「ブログが書けなくなったんだけれど。」とか、昔の白のポリカーボネート時代のMacBookを持ってきたりと色んな人々が居ます。オタクだけの空間だけれはありません。
1FはMacやiPhone,iPadを触れるフロア、2Fはアクセサリーのフロア、3Fはワークショップを随時開いているフロア、そして4Fがジーニアスバーです。
売っている場所とジーニアスバーが分かれている所にAppleStoreの真骨頂を感じます。店員も十分におり、「店員に相談したいんだけれど、どこにもいない・・・」と言うことはありません。逆に質問に親身になりすぎて、買いたい人をおざなりにする事もありません。AppleStoreは両方を備えます。
このサービスは日本企業には出来ないのではないでしょうか!?
たとえば、ソニーがそういうストアを持っていって、Xperiaをその場で交換してくれるでしょうか?あんなに短期スパンで出しているXperiaの在庫は潤沢でしょうか?そしてandroidに堪能なスタッフはいるでしょうか?そのXperiaのバックアップはどうするのでしょうか?Vaioを持っていったら?OSはXPなんですけど?なんて場合には?
まさに、ハードもソフト(OS)も作っているAppleがその為だけに作ったAppleStoreだから出来る事なのでしょう。他の会社には出来ないと思います。
僕はこの神対応でまたAppleが好きになりました。そういう人を増やすのも実際に接することが出来るAppleStoreだからでしょう。まさに、AppleStoreは”聖地”なのです。
いやー、次のiPhoneはAppleStoreで買おうかな?なんて思ってしまいます。
みなさんも、Apple製品で困ったらジーニアスバーへ予約を入れるといいと思います。さすがに都道府県全てはカバーしていませんが、主要都市はカバーしています。AppleStore目当てに旅行に行くのも悪くないかもしれませんね。