録画していたバナナマンの番組を見た。緊急事態宣言が発令されて、仕事もリモートワーク。外出は罪のような現状、撮り貯めた番組を見るのが日課になってしまった。
番組はバナナマンの日村(気持ち悪い方)の特集であった。バナナマンの日村の本名は日村勇紀(ゆうき)と言うらしい。番組では「なぜ勇紀と言う名前になったのか?」と言う話題になっていた。本人も知らなかった模様で、おそらく「勇気(ゆうき)とかけたのだろう」となっていたが、実際に日村さんのお母さんに聞いたところ、「ノリで決めた」との事。ギャフンである。TVに映る日村さんも少々悲しそうになっていた。
さて、僕の名前はどのように命名されたのか?それは聞いたことがある。流行の芸能人の名前からそのまますんなり拝借した模様で、「これまた”時代”か…」と思ったものである。
僕の代や、僕の親の代は大抵父親や母親の名前から1文字引き継ぐような文化があったように思う。”幸”とか”政”とか”正”とかなんとなく他の文字をくっつけて新しい名前にする奴だ。僕が子供の頃はそれが「なんかカッチョいい」と思っており、自分の名前が芸能人から拝借したものとしり、なんか悲しかった気がする。
なお、今は誇りに思っているので、心配しないでほしい、両親よ。
時代によって名前の付け方に傾向がある。僕の時代は大抵女子なら”子”や”美”と言う文字がついていたような気がする。安直と言えば安直だが、情緒があって今となっては良い時代だったと思う。
平成の途中あたりから所謂”DQNネーム”、”キラキラネーム”と言うのが流行るようになってきた。ニュースになったのは自分の子供に”悪魔”とつけた両親が問題になっていたと言うのが記憶にある。バカである。そう言うのは芸名だから通用するのだ。デーモン小暮閣下の本名は、”木暮隆(こぐれたかし)”である。”小暮悪魔”ではない。念のため。
あとは当て字であろうか?例えば、”あきら”なら”亜煌羅”とか。もはや暴走族の命名にも似ている。彼・彼女らが40代になった頃、この国はどうなっているのだろうか?おそらく改名制度がかなり緩くなっているはずだ。
ホストの源氏名ならそのまま行けるかもしれないが…
さて、またご両親がご存命であれば、自分の名前の由来を聞いておくのも良いかもしれない。親子の久々の会話の話題としてもちょうど良い。納得するもよし、ギャフンとするのも良いではないか。
いずれ、自分も親になり子供の名前をつける機会がやってくるだろう。
素敵な名前をつけてあげようではないか。
ちなみに僕は独身なので子供はいない。息子が生まれたらつけようと思っていた名前があったのだが、全く音が同じ名前の従姉妹が存在するため、叶わぬ夢になってしまった。
ちなみに、その従兄弟、大学教師になるために目下頑張っている。もはや30を超えているので、いささか夢追い人になっている感があるが、頑張ってもらいたいものである。
名は体を表すと言う言葉がある。僕の名前にはお金に関わる文字がないので器用貧乏そのものだ。是非、”金太郎”みたいな名前にしてくれていれば僕も今頃は大金持ちだったのだろうか?
それともマサカリ担いで熊と相撲をとっていたのだろうか…