はじめに
若い頃はキャバクラとかに行ってました。”60分4000円”とかそういう店。まぁ、おねーちゃんが「一杯飲んで良いですか?」って言ってOK出したら1000円〜3000円取られるんですけれどね。
言い訳かもしれませんが、僕が20代の頃のキャバクラ(20年前)って楽しかったんです。座るとおねーちゃんが盛り上げてくれたんですよ。
「どんなお仕事してるんですか?」
「うわーすごいですねぇ」
「ジャニーズのxxに似てるって言われませんか?」
まぁ、座ってるだけで楽しくなるんです。思わず延長したくなるくらい。
昔、川崎の仲見世通りって所に通称”キャバクラビル”ってのがありましてね、当時”夢幻(むげん)”って店がトップセールスでしてね。トップセールスの店って最上階にあるんですよ。んで、最上階から階段沿いに客が並ぶんです。
異常な世界でした。
しかし、「驕り高ぶるな、女性たちよ」ってなもんで、今では「バーニラ、バニラ高収入!」ってなライトな職業に変わってしまったんですよね。
必然的にプロ意識に欠けるんです。
座っただけで楽しくなれる時代は過ぎて、こっちが女性を盛り上げなければいけない時代になったんですよね。(もちろん、優良店もあると思いますが)
「なぜ、高い金を払って女性を喜ばせないといけないのか…」
そんな時から、キャバクラなる類の店には行かなくなりました。
:
さて、そんな時でも飲みに行きたい。そういう人はいるでしょう。
・美味しいお酒が飲みたい
・誰か(異性でなくても)と会話したい
そういう人はBARへと向かうのです。
福島時代の思い出
僕が上京した10代後半、20代前半の頃、仕事で福島に行っておりました。当時はバブルの残り香があったので、毎週、東京(の寮)に新幹線で戻っても会社はお金を出してくれるどころか、休日移動手当てとかくれたんですよね。凄い時代でした。
で、福島にいた頃って毎日0時から2時まで飲んでたんですよね。
本当に0時まで仕事して2時まで飲んで、7時まで眠って会社へ行くみたいな日々を過ごしていたんですよ。
僕がよく行っていた店はあるビルの3Fにありました。キャバクラと言うよりばスナックですね。マイボトルいれる系の店。僕が好きなタイプの女性が働いてたので通ってました。
んで、先輩がよく行っていた店は同じビルの4Fにある店でして、まぁ男性がバーテンダーのBARだったんですよね。女性店員はおらず男性のみ。
先輩と仕事しながら「今日は3F→4Fにしようか?」「4Fから始めよう」とか言っていたものです。
で、男性のバーテンダーの店も年齢が近くてお話ししてて楽しかったんですよね。
でも、この店、もう一つ特徴があったんです。
男性店員の店には女性が来る
当時、福島にはホストクラブなんてないんですよ。男性向けの風俗店すらない時代。
女性がグループで居酒屋で飲んだ後に飲み足りなくなったら来る店。その店が4Fの店だったんです。
僕は男性なので、飲んだ後にホストクラブにはいきません。それならキャバクラ行きますよね。
それと同様に、女性が飲んだ後はキャバクラやスナックにはいけないんです。
なので、店員が男性のみのその店に女性が集まるのでした。
「なるほどな」
それに気づくまで些か時間を要しました。
で、大抵、僕は先輩と2人で飲んでいて、例えば2人組の女性の団体が入ると、そのマスターが「せっかくだから4人で飲んだら!?」と言って奥の4人がけのテーブルに誘導してくれるんですよ。
当時、合コンはほとんどしてなかったんですけれど、女性とは結構お話しできた気がします。
別に裏でお金を渡していたとかそういうのはないですよ。ヘビーに通っていたので常連としての特典だっただけです。あと、変にワンナイトとかしてなかったので、その店での信用があったのでしょう。
終わりにー今でもBARの方が好き
さて、それから四半世紀経ち今は矢向の街のBARを贔屓にしています。でもそれって、前に書いた「男性の店には女性が来るから」っていう目的ではないんですよ。
そもそも福島にいた時もそう言う目的では無かったですし。
僕はいろんな人とお話ししたいだけなんです。性別年齢問わず。お話しするのは楽しい事です。
お酒のつまみにお話しするのは楽しいんですよね。
びっくりするくらいキャバクラって行かなくなりました。今の矢向のBARを見つける前は川崎のスナックに行っていたのですけれどそこもすっかりと行かなくなってしまいました。
(この前散歩してて、まだお店が残っているのは確認したのですけれど、前にいた人がまだいるのかは不明です)
お酒は好きです。でも、”飲めれば良い”って訳では無いです。飲めるなら美味しいお酒が飲みたい。美味しいお酒は翌日にも残りませんからね。
ただ、今通っているBAR。やはりマスター(男性)一人でやっているってことあり、女性も一人で入りやすい雰囲気になってます。
一人で飲みたい女性もいるでしょう。いろんなお客様やマスターが話し相手になって機能しております。
実は矢向にはそういう女性を受け入れる店がたくさんあります。変な(いやらしい思いを持った)男性はほとんどいません。
川崎から2駅。是非。