去年かな？北海道の知人からTwitterのDMが届いた事がありましてね。
「テレビを見てたら新宿の美味しいお店を紹介してたけれど、波秋はその店行ったことある？」的なもの。
そこから、たわいもない会話をしていたら「札幌の自分達の住む街には中華料理店がないから大変」みたいな話になったんですよ。
そこで、「？」ってな感じになったんですよね。
僕が住んでいた街ってーのは大抵「町中華」があったんですよ。ラーメン屋でも無く、定食屋でも無く、まぁ、「中華料理屋」って言うジャンルですね。さすがに”町”なので円卓までは無いんですけれど、”焼き魚定食”は無いけれど、”空芯菜の炒め物”はあるって感じ。これが「町中華」です。
僕が住む矢向にはそう言う「町中華」が沢山ありましてね。僕は大抵中華料理店は醤油ラーメン（これはあんまり信用できないです）とチャーハンで味を判断する（余裕があればタンメンと五目焼きそばを判断基準に追加）んですけれども、その結果、僕の中の矢向の町中華としては、結果的に信頼できる店は1店舗だけになります。
矢向の町中華は房屋と決めてます
その店、ランチもやってるんですよ。リモートワークになって平日でも行けるようになったんですよね。新型コロナの自担要請には従っていると思うんですけれど、ランチだと酒もないんでね。（頼めば出てきますが）
前に、友人とそこに行った時はランチメニューは”生姜焼定食”だったんですよ。でも、これは期待外れ。友人よ、申し訳ない。
でも、”肉野菜炒め定食”の日は最高に美味しくてですね、その店はランチメニューに日替わりで色々と出しているんですけれど、
・肉野菜炒め定食
・中華丼
・麻婆豆腐定食
の日は「よっしゃ！アタリだ！」と思って積極的に食しています。
基本的に中華料理って円卓で何品も頼んでシェアして食べるってイメージがありますが、それよりは街の数人の客向けで美味しい中華を出してくれる店。
そう言う店って大事なんだなぁ、と思いました。
ただ、新型コロナのご時世なかなかそれも難しいですよね、悲しい…
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そこで思い出したのが僕が会社に入ったばかりの頃、横浜の能見台って駅に住んでた時です。
別のエントリーにも書きましたがこの駅には500人以上収容可能なマンモス寮がありましてね、そりゃー同期と飯食ったり先輩と飲んだりしてた訳です。
その能見台駅にも町中華がありました。店の名を「梁山泊」と言います。まぁ、物騒な名前ですがここが美味しかった。基本のチャーハンとラーメンが美味しかったです。「合格！」の店。本当に先輩とも行きましたし同期ともよく行きました。完全にヘビーユーザーでした。
意外かもしれませんが、その店で僕が1番好きなメニュー、それが「コーンスープ」だったんですよね。中華風コーンスープって言うんですかね？卵とコーンのスープ。本当に美味しかったんですよ。
…これから四半世紀、僕らも若いつもりが歳を取りました。んで、ここ数年昔から仲良かった同期と飲んでると必ず「いつか梁山泊で久々に食いたいね！」って話をしておりました。
しかし、2020年、新型コロナの影響で店を閉じてしまった模様。実に悲しいです。
みなさん、住んでる街に町中華ありますか？
「無くなって初めて知る、あった幸せ」
空いてる時間を見て是非町中華に行ってみてはどうでしょうか？
なんて、ふと思ってしまいました。
