はじめに
新しい”桃鉄”が流行っているそうです(令和版と言えば良いのでしょうか?)。Youtubeのライブとかで”桃鉄”やったり、最近では地上波(TV)でも、”桃鉄”をやる企画がありました。”桃鉄”自体は昔からありますけれど、やっぱり芯がしっかりしているゲームってのは時を超えますね。
正月とかの長期休暇、家で”100年”とかに設定してひたすら桃鉄をやっていた人もいるのではないでしょうか?
ちなみに、”桃太郎電鉄”ってゲーム名、当時桃太郎が鬼退治に行くRPG”桃太郎伝説”をもじった物です。知っている人って今何人くらいいるでしょうかね?
ボードゲームカフェ
さて、数年前から”ボードゲームカフェ”ってのが流行っているそうです。僕はボードゲームは”人生ゲーム”と”モノポリー”くらいしかやった事がないのですけれど、世界には色々なボードゲームがあって知らない人同士(知っている人同士でももちろんOK)が、ボードゲームカフェに行って色々なボードゲームで楽しんだりするそうです。
僕は入社してからはほとんどボードゲームをやってないです。
世界にはたくさんのボードゲームがあるそうなので、時間があってコロナがある程度収束したら行ってみようかなぁなんて思っております。
んで、このボードゲームカフェ。個人で持っているボードゲームの持ち込みも“基本的に”可能らしいです。
“基本的に”とわざわざ書いたのは逆に“持ち込み禁止”のボードゲームがあるって事なんですよね。
今回は持ち込み禁止のボードゲームと、「なぜ持ち込み禁止なのか?」って言う事について書いてみたいと思います。
持ち込み禁止のボードゲーム
1.キャッシュフローゲーム
これが一番有名と言われております。これまた胡散臭い人たちが全員通ってきた啓発本『金持ち父さん貧乏父さん』をベースに作られたゲームです。
このゲーム自体、”キャッシュフロー”と書いてある通りB/S,P/L,C/Fを書く事により勉強にはなるんじゃないかな?と思っております。
でも、これがネットワークビジネス勧誘に使われているらしいです。
そもそもこの『キャッシュフローゲーム』の最終目標は「不労所得で生きていく」って物らしいです。
不労所得ってのは簡単に言うと、マンションを持っていてそこ住む人たちの家賃が自動的に入ってくる。寝てても(働かないで)お金が入ってくる。って奴ですね。憧れる人は多いでしょう。
そう言うゲーム会で主催者は『カモ』を探しマルチやネットワークビジネスに誘うそうです。
特に「初心者歓迎!キャッシュフローゲームをやってみよう」みたいな会で「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで感銘を受けた情弱(あえてそう言う表現をさせてもらいます)を集め、勧誘する…みたいなのがあるそうなので注意が必要です。
2.7つの習慣ボードゲーム
これまた意識高い系の人の愛読書である『7つの習慣』。これもボードゲームになっているそうです。
キャッシュフローゲームが『金持ち父さん貧乏父さん』を読んだ人向けだとすると、これは『7つの習慣』を読んで感銘を受けた人を”カモ”とするパターンですね。
3.アチーバスゲーム
アチーバスゲームと言うと一見「?」かもしれませんが、ナポレオン・ヒルさんの『思考は現実化する』と言う自己啓発本の名前は聞いたことあるのではないでしょうか?
それをモチーフ(実際には「成功を約束する17の法則」みたいです)としたボードゲームの模様。
これも、前2つと変わらず、言わずもがなナポレオン・ヒルに感化された人を「カモ」に…と言う訳です。
ちなみにネットワークビジネスの会社とは?
ここでは詳しくは書かないですし、名誉毀損に当たるかもしれませんので詳細も説明しませんが、世界で”ネットワークビジネス”と呼ばれている会社は下記の通りになります。
- アムウェイ
- ニュースキン
- ナチュラリープラス
- モデーア
- モナビー
アムウェイってのはまぁ有名な会社ですが、上記のリストに載るような会社の名前が出てきたら…ちょっと慎重になった方が良いと思いますよ。
ボードゲーム自体に罪はない
もちろん、これらのボードゲーム達にバイオレンスな表現はありませんし、他人を蹴落とすような人間関係を壊すような物ではありません。まぁ、ボードゲームには勝ち負けがあるので、間接的に人間関係を壊すかもしれませんが、それは”桃鉄”も一緒ですよね。
なので、ボードゲーム自体には罪はありません
この「持ち込み禁止」ゲームの共通点は
・自己啓発本がベースとなっている
と言う物です。
大抵、意識高い系の人は自己啓発本を読みます。世の中をよく知らずにとにかく自己啓発本を沢山読んでいると、
- 人生は一度きり!
- リスクを取らないと大きな成功はない!
- スピード感が大事!
- つまらない人生で定年を迎えるか!?
みたいな思想になっちゃうんですよね。
意識高いはずがマルチにハマっちゃった人の例。キャッシュフローゲームやってますね。
そこで、マルチやネットワークビジネスの勧誘がきたら…まさに「鴨がネギを背負ってきた」状態に見えるのでしょうね。
終わりに
最初にも書いた通り僕はボードゲームは”人生ゲーム”と”モノポリー”くらいしかやったことないのでなんとも言えませんが、とにかく”ボードゲームカフェ”が流行るくらいですから、世の中には面白いボードゲームはもっともっとあると思うんですよね。
でも、それは”純粋に”ゲームを楽しむってのが大前提。
自己啓発とゲームをくっつけちゃいけないんでしょうね。
「たかがゲーム、されどゲーム」
なのかもしれませんが、そのゲームでマルチ商法やネットワークビジネスにハマり若くして人生詰まないようにして欲しいです。
あ、あと若い頃はやり直し効きますから、「あちゃーこれはダメだ。騙された」と思ったら早めに思いっきり方向転換しましょ。それもまた”人生”です。
では。