はじめに
相変わらずラジオが好きです。週末は散歩とラジオ聴取を兼ねられるので僕にとって最高ですね。巷ではClubhouseなるものが日本上陸したらしいですけれど、僕の耳はまだ”ラジオ”が第一ですね。
さて、テアトルアカデミーがラジオを日常的に聞く全国の20代から40代の男女500人を対象に”ラジオに関する調査”を実施したそうです。
結果、1位は『オードリーのオールナイトニッポン』との事。確かに面白いですものね。TVもラジオもこなすお笑い芸人として理想の形です。
オードリーのオールナイトニッポンは生放送ですが、きちっと作り込まれたフリートークがメインですね。二人でのパート、若林フリートーク、春日フリートーク、コーナーと言うのが2時間の構成です。
生放送にも2種類ある
もちろん、オードリーのオールナイトニッポンは面白いんですけれど、僕が思う深夜ラジオの生放送ってのは”メール職人との掛け合い”ってのが醍醐味だと思うんですよね。
インターネットやスマホの普及、そしてradikoと言う最強のアプリが揃ったことで、かなりの即時性が可能となりました。
昔は、”ハガキ職人”と言う名前の通り、ハガキに書いて郵送していたので、そう言うリスナーとの掛け合いって出来なかったんですよね。
と言うことで、僕が思うに生放送だとしても深夜ラジオには2種類あると思うんです。
フリートークメインで放送中に届いたメールは読まない
これは先ほど書いたオードリーさんのラジオのパターンですね。あとは深夜ラジオの帝王である伊集院光さんも基本的には放送中にメールは受け付けません。
僕が思うにお笑い芸人として、きちんとトークを仕上げ、それを話すって事を大事にしている人は多いと思います。
途中で茶々が入ってしまうと話の腰をおる事になってしまいますからね。プライドって言うとちょっと違うのかもしれませんが、そう言うのも大事だと思います。
ただ、コーナーはあるので職人の出番はちゃんとあるのでご安心を。
テーマメールを発表して生放送で届いたメールを読みながら展開する
例えば、パーソナリティが「これってどう言う意味なんだろ?」とかでリスナーに解答を委ねる場合もある。後は間違いを訂正したりするパターンがありますね。
僕が聞いているラジオでは、
・おぎやはぎのメガネびいき
・バナナマンのバナナムーンゴールド
・アルコアンドピースの沈黙の金曜日
がそのパターンに属します。
このケースの場合ってゆるーく「今日はこんな事を話そうか…」位に考えててフリートークを仕上げてないパターンです。こちらのほうが友達の部屋に集まってワイワイ話している感じがしてて僕は好きですね。
生でメールを扱うには2時間は必要?
ちなみに他に聞いているラジオで、”TBS24時台3兄弟”と呼ばれている時間帯があります。アルコアンドピース、うしろシティ、ハライチがパーソナリティーをしており、TBSラジオで0時〜1時までの1時間で事前録音になっております。
でも、トークもして、リスナーのメールを読んで、コーナーもやって…となると2時間は必要だと思うですよね。今まで聴いてきた感覚では生でリスナーメールを拾いながら進行するには1時間ではトークの時間が無くなって本末転倒になってしまう感じです。
アルピーANNと言う異端児
アルピーことアルコアンドピースさんは一部お笑いマニアからは”ラジオスター”と呼ばれております。そう呼ばれる所以が昔やっていた『アルコアンドピースのオールナイトニッポン』なんですよね。
これが異端児だと思う理由は1つ。「リスナーからのメールがないと成立しない」からなんですよ。
リスナーからのメールがいまいちだと番組自体が跳ねないと言う不思議なラジオでした。毎週冒険ですよね。だからこそ伝説になったのだと思いますし、優秀な職人がたくさん生まれ、放送作家になっている人も何人もいるようです。(当時のラジオネームで言うと、トゥルーマン翔さんとか梯子ダルマさんとかは放送作家になっています)
終わりに
ラジオのギャラって決して高くはないはずです。でも、お笑い芸人の夢の一つとして「ラジオをやりたい!」と言うのが必ずあるはず。それほどラジオってのは芸人にとってのステータスなんですよね。
深夜と言うのは0時〜5時位まで。それを月曜〜日曜。大手のラジオ局だとニッポン放送とTBSラジオ…となると枠は物理的に限られるんですよね。
「聴けば見えてくる」とはTBSラジオのコーポレートメッセージですが、テロップもないし仕草も見えない”声だけの戦場”
フリートークをしっかり仕上げてきても、だらだらと話しながら時折リスナーのメールを読んでも、僕はどっちでも良いです。
聴けば笑顔になれるから。そう言う放送ってのがこれからもずっと続く事を祈るばかりです。