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「〜じゃないですかぁ」って言い方あまり良くないですよ。

よく、「〜じゃないですかぁ」って言う人がいます。

例えばですが、「僕っていつも街を歩くときにサングラスしているじゃないですかぁ」とか。
一言で言えば「知らんがな」って感じですよね。本人にその気はないのかもしれませんが受け手としてはあまりいいイメージを受けません。

人に物を伝えるときの手段の一つに”会話”ってのがありますよね。このエントリーみたいに文字で伝えるのではなくて、音声で伝える。

会話って情報量をどれだけ載せるかってのが結構大事だったりするんですよね。情報量が多いと話が長くなりやすいですし、短すぎると伝わらない。

僕は「〜じゃないですかぁ」もその一つだと思っております。
この場合、「〜なんですけれど」に置き換えるだけで伝わり方が全然違ってきます。

先程の例を出すと、
「僕っていつも街を歩くときにサングラスしているんですよ」
みたいな感じ。
そうすると、「なるほどね。ほうほう、それで?」って言う感じで相手に会話が伝わって次の会話に繋がりやすいんですよね。会話の前提が共通認識として作られる訳です。

「〜じゃないですかぁ」って”自分の事をみんなが知っている”という思考になっている人が多いみたいですね。
でも、人ってそんなに他人に興味がないと言うか、初対面の人だとしたら知るわけ無いですしね。

Settai nomi kyabakura

基本的に、会話をするときには、自分の事を知っている”前提”は無いものと考えておくと楽です。

もちろん仕事上の話をするときに業務の言葉や知識として「〜じゃないですかぁ」ってのを使うのは問題ないと思っております。

例1)
「この場合、Aテーブルにデータが格納されるじゃないですかぁ」
「そうだね」
例2)
「あの棚って備品が入ってるじゃないですかぁ」
「そうそう、で?」

これはあくまで”業務上の共通認識”があるから成立するんですよね。

例えば、この人と仕事をしてて普通に「〜じゃないですかぁ」で会話しても(仕事の話なら)成立します。
でもお昼休みとかになって「何食べましょう?」って段階になったとき「僕って中華好きじゃないですかぁ」って言ってしまったら最初の「知らんがな」になってしまうんですよ。

仕事上の共通認識はあっても、プライベートな食事の趣味なんて共有してないですからね。

あ、もちろん長年付き合えばわかりますよ。「お前、酒飲む時は食べないタイプだったよな」とか「酢豚にパイナップルは許す派だったよな」とか…
まぁそこまでの関係ができるまでは安易に「〜じゃないですかぁ」は使わない方が良いですね。

なと、こういう言い方って結構女性に多い気がします。経験上ですが。

やはり、周りを気にするタイプの人は自分の情報(趣味嗜好)が周りの人も知っているだろうと言う前提の上で話すんですよね。だから厄介です。(男性にもこう言うタイプの人もいますよ。念の為)

僕自身、この人ともっと仲良くなりたい!とかそういう思いがあれば、指摘はしますが、興味のない人であれば、そのままスルーするかもしれませんね。

あと、横道にそれますが、”主語”をつけないで会話する人も結構おり、僕は(飲み屋で知り合った年下の友達に)「主語がわからん。主語をつけろ」と言っていました。
まぁ、その人にとっては「ウルセェなぁ」って思っているかもしれませんが、社会に出て色々な人とコミュニケーションをとりたかったらこういう会話のスキルは持っておいた方が良いと思いますよ。

 

会話ってのは実にニュアンスが難しく、苦手な人も多いと思います。
でもうまく理解して使いこなす(?)事ができれば、より豊かにコミュニケーションを取る事ができますよ。

やはり、会話してて自分の伝えたい思いが伝えられないってのはもどかしいですからね。

ただ、どれだけ会話のスキルがあっても、大好きな人に『好き』って伝えるのはもっと難しいです。それはまた別の話で…

では。

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