なんか時間がある時にギターとか時計をネットで調べる癖があります。
超高級なギターとか時計じゃ無くて「ちょいと手を伸ばせば買えそう」な範囲の奴です。
時計もギターも持ってるので”無いと困る”状態では無いのですけれどなんとなく調べちゃいます。
さて、そんな感じで時計を見てたら超高級時計と同じ形をした時計を見つけました(偶然です)
特徴的な形をしてる時計で「かっこいいなぁ」と思ってたんですけどとんでもなく高い時計と同じ形。それでいて値段は約1000分の1の値段です。
「1000分の1?100分の1の間違いじゃ無いの?」と思われるかもしれませんが、高級時計って高級車や下手したら家買えるくらい高い奴があるんですよ。
左:1600万円、右:1万円
さて、その1000分の1の価格の時計を調べてみたんですけど、『オマージュウォッチ』なるカテゴリに属するようです(これは異論があると思います)
簡単に言うと有名高級時計そっくりの時計の事をさすようです。
メーカー(時計のロゴ)は全然違うので、コピー品ではないですが時計ファンとしては褒められる代物では無いっぽいですね(本家のロゴをそのまんまコピーしたものだとコピー品として違法になります)
僕はこういうのは『時計を分かっている人のジョークグッズ』だと捉えるのが良いと思ってます。
本物は機械式の時計なのにオマージュウォッチはクォーツ式だったりと一目見ただけでわかるのが良いです。潔い。
日本で一番有名なオマージュウォッチといえば、“フランク三浦“ではないでしょうか?あの高級時計であるフランクミュラーをオマージュした時計。完全にネタ時計です。
フランクミュラーの本家とフランク三浦の価格差は大体200分の1位です。
やっぱり、価格差が数百倍になるとオマージュウォッチも出てくるのでしょうかね?
個人的に思うのはこう言うオマージュウォッチを「俺、こんな高級時計してるぜ!」って自慢するようにつけるのが一番カッコ悪いと思っております。飲み屋でチラ見せしたり自分から見せるのは異常にカッコ悪いです。
こう言うのは家の中や1人で行動する時(旅行とかじゃなくて散歩レベル)に自分だけ満足するのに使うのが良いと思います。
これって似た感じだと楽器(特にギター)もそうだと思います。
例えばFenderのストラトキャスターってギターがあるのですけれど、それのそっくりのギターって沢山あるんですよ。
それこそ、Fenderのストラトキャスターが30万円だとすると同じ形でも1万円で買えたりします。
左:30万円、右:1万円
もちろん音とかは全然違います。高ければ高い方が良いとは限らないのがギターの世界ですが安いギターは音もそれなりです。でも、『音は鳴る』んです(故障している訳ではないので)
時計も高級時計もオマージュウォッチも『時間はわかる』と言う点では一緒ですね(精確かどうかは別として)
こう言うオマージュウォッチは人に説明するときは『パチモノ』って言い方をするのが良いと思います。一番理解してもらえるパターンです。見事に蔑まれますので覚悟しておきましょう。
さて、パチモノ業界にも明らかなパクリも有れば『これはオマージュです』と言う説明をしているものもあります。
パクリとオマージュ。
これをどう捉えるか?
ここが難しいポイントだと思います。
本当に愛してやまないものや子供の頃からずっと好きだったものを自分なりにアレンジする事がオマージュ、営利目的で特に思い入れはないけれど利用価値が高いものをコピーするのがパクりなのかな?
なんて思ってたりします。
ちなみにギターの場合はパチモノの方が本家よりも高い…なんて場合があるのが面白いです。流石に時計はそう言うの無いと思いますけど…。だからギターは許されて、時計は軽蔑の対象になるのかもしれませんね。